2022.10.31

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【医師監修】肌がピリピリ・チクチクするのは更年期のサイン?更年期の意外な肌変化と肌着の選び方

なんだか最近調子が悪いな…と思っている女性はもしかしたら更年期かもしれません。更年期って聞くとなんだかマイナスな印象を受けてしまいますよね。しかし更年期のことをよく知ることで、今不調に感じていることが解消できるかもしれません。特に更年期は肌が変化しやすく、今まで体に合っていたインナーが急に合わなくなることもあります。今回は更年期に起こる肌の変化と肌着の選び方についてご紹介します。

■何も刺さってないのにピリピリ・チクチクする症状が出る原因は?

何も刺さってないのにピリピリ・チクチクする症状が出る原因は?

「何か刺さっているわけでもないのに皮膚がピリピリ・チクチクする」という症状が出ることがあります。この症状の原因としては、以下が考えられます。

・神経障害性疼痛(シンケイショウガイセイトウツウ)

・帯状疱疹(タイジョウホウシン)

・コリン性蕁麻疹(コリンセイジンマシン)

・更年期症状

この記事では、更年期が原因の皮膚のピリピリ・チクチクについてご紹介します。

■そもそも更年期とは

●閉経前後5年間(40代前半から50歳後半)の時期のこと

女性の体は10代頃からエストロゲンという女性ホルモンの分泌が始まり、大人の女性へと変化していきます。この女性ホルモンの分泌量は20~30代頃にピークを迎え、安定した量が分泌されるようになりますが、早い人で40代前半から、遅い人で50代後半になると急激に量が減ってしまいます。そして平均50歳で閉経(月経が1年以上来なくなること)を迎えます。この閉経前後期間のことを更年期と呼び、女性ホルモンの量が急激に変化することにより心身の状態が変わってしまうのです。

閉経前後5年間(40代前半から50歳後半)の時期のこと

●代表的な更年期症状

下記のように、様々な症状が起こり得ます。

・ホットフラッシュ(急に上半身がのぼせたり、火照ったりして発汗が起こること)
・のぼせ
・めまい
・動悸
・頭痛や肩こり・腰痛
・関節の痛み
・冷え
・倦怠感
・気分の低下
・肌の質や感じ方の変化

●不調が起きる理由

上記のような不調は、女性ホルモンの低下により起こります。女性ホルモンは脳から命令を受け、卵巣で作られます。しかし加齢により生殖機能が低下した卵巣では十分な量の女性ホルモンが作られません。女性ホルモンが不足すると「体温調整」「消化機能の調整」「精神活動」などがコントロールできなくなってしまうので、体全体に不調をきたしてしまうのです。

■更年期に起こりやすい肌の変化をチェック!

更年期に起こりやすい肌の変化をチェック!

●更年期の肌変化とは

更年期にあたる40代・50代の肌には様々な変化が起こっています。更年期には女性ホルモンのエストロゲンが減少することで肌のコラーゲンが低下し、肌の弾力やハリが失われがちになります。また皮膚粘膜が弱くなるため、皮膚の乾燥やかゆみが起き、顔はターンオーバーが下がることで肌のくすみやシミを招き、肌がザラつきやすくなります。

特に体ではウエスト部分や、脇部分の肌トラブルが多くなります。ウエスト部分や脇は衣服での摩擦が起きやすく、肌もあまり分厚い場所ではないので肌荒れが起きやすいようです。そのため、今まで使っていた化粧品が肌に合わなくなったり、ブラジャーや肌着がチクチクするようになったりしてしまいます。

●更年期に起こりやすい肌変化チェックシート

その変化は更年期のサインかもしれません。以下のチェックシートで確認してみてください。

更年期に起こりやすい肌変化チェックシート

皮膚の表面がピリピリする・かゆみやチクチク・かさかさなどの肌トラブルも更年期が関係している可能性があります。今まで体に合っていた肌着なのに、最近かゆくなる…というような方は、更年期が原因かもしれません。

●更年期のピリピリ・チクチクが出やすい部位は?

・顔

更年期の皮膚のチクチク感・ピリピリ感は、顔に出ることがあります。

・体(手足など)

顔以外にも、手足を中心に体全体に現れることもあります。

【医師からの一言コメント】

なお、手足にしびれを感じる場合は、更年期症状以外の可能性も考えられます。例えば、慢性関節リウマチでも、手足にしびれ・こわばりが現れます。症状がひどい場合や症状が悪化していく場合は、一度医療機関で診察を受けましょう。

■更年期の肌の不調は意外に知られていない

更年期の肌の不調は意外に知られていない

●認知度が低い“更年期の肌トラブル”

更年期になると、肌の水分蒸発を防ぐための角質機能が低下し、乾燥などの刺激に肌が敏感になったり、角質層から入った雑菌が肌トラブルを起こしやすくなったりします。そのため、目には見えないような肌の奥でもかゆみを感じやすくなってしまうのです。

グンゼが2022年に実施した「更年期の症状についての認知調査(更年期に現れる症状として知っている事にチェックをいれてください)」を見てみると、女性ホルモンの分泌が減るということを知っている方は多いようですが、他の症状(肌の不調、記憶力低下など)に女性ホルモンが影響しているということはまだまだ知られていないようです。

認知度が低い“更年期の肌トラブル”

一方、更年期症状を既に感じている方と感じていない方それぞれに、「以前より肌が敏感になり刺激を感じやすくなったと感じますか?」と質問したところ、下の図のようになりました。更年期を迎えた女性は更年期を迎えていない女性と比較して、肌トラブルに悩まされがちだということが分かります。

肌トラブルが更年期の症状と認識していないまま、肌トラブルに悩まされている方が一定数いるという事ですね。

認知度が低い“更年期の肌トラブル”

■窮屈なブラジャーがイライラなど不調の助長へつながる

窮屈なブラジャーがイライラなど不調の助長へつながる

肌に合わないのに「まだ捨てるのはもったいないから…」と、しめつけの強いブラジャーを使い続けていませんか?

目につきやすい顔の手入れはしっかりしているのに、体への配慮はおろそかになっている方は多いのではないでしょうか。更年期の肌はとても敏感です。顔だけではなく、全身をいたわることが大切ですよ!

●体はブラジャーの高着圧でストレスを感じている

年齢と共に体のラインが変化するのは自然なことです。それをできるだけ若い頃のまま美しくキープしよう!と思う女性は多いでしょうが、強いしめつけ感のある下着は体にとってストレスになってしまいます。

グンゼでは実際に低着圧(しめつけが少ない)のブラジャーと、高着圧(しめつけが強い)のブラジャーの2つを用意し、女性の体にどのような影響があるのかを実験しました。

体はブラジャーの高着圧でストレスを感じている

自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあり、脳の視床下部によりコントロールされています。一般的に、交感神経は緊張や興奮状態にあるとき優位になり、副交感神経はリラックスした状態で優位になるとされています。※1999年,N=3,ブラジャーを半日着用したECG電極による心電図測定(グンゼ調べ)

その結果、高着圧のブラジャーは緊張・興奮状態になりやすく、リラックスしにくい状態になることが判明しました。

更年期は女性ホルモンの変化にともない、心身がとてもデリケートになっています。できるだけストレスを感じないよう、下着選びは慎重に行いましょう。

■肌のピリピリ・チクチクの対処法

肌のピリピリ・チクチクの対処法

肌にピリピリやチクチクを感じるときは、以下の方法で対処をしてみてください。

・冷やす

ピリピリ・チクチクが気になるときは、凍らせた保冷剤をタオルで包むなどして患部を冷やしてみましょう。冷たさでピリピリ・チクチクが和らぎやすくなります。ただし冷やしすぎると凍傷のおそれがあるので注意してくださいね。

・保湿剤を塗る

皮膚のチクチク感・ヒリヒリ感に皮膚の乾燥が関係していそうな場合は、市販の保湿剤を塗ると良いでしょう。尿素やヘパリン類似物質・ヒアルロン酸といった保湿成分が配合されているものがおすすめです。

・鎮痛剤を服用する

皮膚の痛みが強いときは、市販の鎮痛剤を使用することもできます。ただし、数日間継続しても痛みが改善しない場合は、服用をやめて皮膚科に相談してください。

・栄養バランスのとれた食事を

栄養バランスのとれた食事を意識することも大切です。更年期は皮膚のチクチク・ヒリヒリのみならずさまざまな体調不良が現れやすい時期です。しっかり栄養をとって体を元気に保つことが大事です。皮膚を健やかな状態に保つために、タンパク質やビタミンA、ビタミンB群(B2,B6)、ビタミンC、ビタミンE、良質な脂質などの栄養素が含まれた食品をバランスよくとりましょう。

・タンパク質:魚、大豆、卵、乳製品
・ビタミンA:レバーや緑黄色野菜
・ビタミンC:キウイ、ピーマン、ブロッコリー
・ビタミンB群:レバー、卵、イワシ
・ビタミンE:アーモンド、アボカド、ブロッコリー

・入浴はぬるめのお湯で

熱すぎるお湯は過剰に皮脂を流してしまい、肌の乾燥を招きます。入浴は熱すぎないお湯で、お湯の温度は38℃程度を目安に設定しましょう。

【医師からの一言コメント】

皮膚のピリピリ・チクチク感は、上記のような処置で鎮まりやすくなります。しかし症状が長引く・悪化していく場合は早めに医師に相談することをおすすめします。

■更年期の肌着・ブラジャーの選び方

更年期の肌着・ブラジャーの選び方

更年期に皮膚のピリピリ・チクチクが気になる場合、ブラジャーや肌着による肌刺激も気になるものですね。では、どのような基準でブラジャーや肌着を選べばいいのでしょうか?

●40代後半女性が注目すべき「下着のつけ心地」とは

特に気を付けたいポイントを4つご紹介します。

1.低刺激であること

肌着は柔らかさや肌ざわりの良いものを使用しましょう。縫い目やタグなどが多いものは肌へのストレスが大きくなりますので、縫い目が少なく、タグもできればついていないようなものがいいでしょう。

2.定着圧であること

しめつけの強いものは避けて、優しく体にフィットするようなものを選びましょう。着用したままでもリラックスできるようなものがおすすめです。着用した時に体に段差ができてしまうような肌着は避けましょう。

3.蒸れにくいこと

更年期の特徴に体温調整機能の衰えがあります。よって、体温調整をサポートしてくれるような肌着を選ぶことが大切です。ここで注意したいのが、更年期の方にはホットフラッシュのように体が火照ったり、のぼせるような症状があるという点です。そのため冬でも暖かさだけを重視するのではなく、放湿性が高いものや、汗をかいても大丈夫なように綿素材などの吸水性がある肌着がおすすめです。

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4.動きやすいこと

動きづらい、窮屈に感じる、そんな肌着はストレスになるばかりでなく、イライラや不安感を覚える原因になります。加齢に伴う体や骨の変化などをしっかり考えてデザインされた動きやすいものを選べば、余計なストレスを回避できます。

無理して若く見られることよりも、自分にあった快適なブラジャーや肌着を選んで、年齢にふさわしい美しさを目指しましょう!

■更年期の方におすすめ!「KIREILABO(キレイラボ)」のご紹介

上記の4つのポイントを満たし、肌へのやさしさを追及したのが、「KIREILABO(キレイラボ)」シリーズです。

・KIREILABOが目指すもの

KIREILABOは全ての商品を「下着」ではなく「肌着」として考え、作られています。
「肌がよろこぶスキンウェア」をコンセプトに、体型を美しく整えるだけではなく、肌を健やかに守るということにもこだわりを持っています。
ただ美しくあるためではなく、大切な肌も守りたい…KIREILABOの肌着を身につけることで、肌の快適さを実現できるよう、日々研究を重ねています。

ブランドサイトはこちら

●KIREILABO商品紹介

【ブラファンデ】ノンワイヤーブラジャー(レディース) <KB1655>

【ブラファンデ】ノンワイヤーブラジャー(レディース) <KB1655>

縫い目も、タグの縫い付けもない、チクチクするストレスを極限まで減らしたノンワイヤーブラジャーです。
レース調の生地はエレガントさを兼ね備えながらも、肌あたりが柔らかな素材なのでレース特有の凹凸勘がなく、フラットな着心地です。

ノンワイヤーなのに、立体取り外しパッドをつけることで、バストを潰すことなく高さのある美しいラインに整え、安心して家でも外でもお使いいただけます。

ユーザーレビュー ★★★★★

・肌触りもフィット感も、好きです。色違いでまた購入したいです。良いお品をありがとうございました♪
・リピ買いです。バストを包むようにフィットして、とてもつけ心地が良いです。これ以外はもう使えないぐらい
気に入ってます。
・胸の安定感があり、締め付け感もなく着心地が良いです。私にはあっていたので、また購入します。

※グンゼストアレビューより抜粋 あくまで個人の感想です。

【Fitte)ノンワイヤーブラジャー(レディース)<KB3055K>

【Fitte)ノンワイヤーブラジャー(レディース)<KB3055K>

オーガニックコットン混の柔らかいストレッチ素材が、体にやさしくフィットします。アンダーゴムがなく締め付け感が少ないのに、立体のモールドカップがバストを美しく整えます。

ユーザーレビュー ★★★★★

・肌に当たる縫い目も感じることなく、優しく胸を包んでくれる所が気に入っています。
・何よりアンダーの締め付けがないのが嬉しいです。

※グンゼストアレビューより抜粋 あくまで個人の感想です。

【Fitte(コンフィメイクブラ)】ノンワイヤーブラジャー(レディース)<KB6092>

【Fitte(コンフィメイクブラ)】ノンワイヤーブラジャー(レディース)<KB6092>

オーガニックコットン混の、優しいブラジャーです。オリジナルの軽量メッシュフレーム内蔵で、ノンワイヤーでもバストをしっかりメイクします。着用圧も低く、肌への負担も軽減します。洗濯タグも転写プリントにすることで、肌への刺激を軽減しました。

ユーザーレビュー ★★★★★

・いくつかのメーカーのワイヤレスブラを試しましたが、この商品のつけ心地、ホールド感が最高でした。締め付けられる感じはないけれど、安心感があります。色違いも購入決定。

・暑い時期は汗かぶれが出来やすいので、肌にあたる生地は全てオーガニックコットンのこちらの商品を買いました。お陰様で汗をかいてもかぶれることはなくつけ心地がとても良いです。

・肌に優しいつくりながら、ボリュームバストでもきちんと支えてくれる安心感がありました。とにかく[痒くならない]ことが一番嬉しい。

※グンゼストアレビューより抜粋 あくまで個人の感想です。

【Fitte(完全無縫製)】タンクトップ(パッド付)(レディース)<KB2058N>

【Fitte(完全無縫製)】タンクトップ(パッド付)(レディース)<KB2058N>

縫い目と洗濯タグがないので、肌にチクチクとストレスを感じにくく、オーガニックコットン混で1年中着用できる素材のインナーです。

カットオフなのでどのような衣服にも合わせやすく、すっきり着こなすことができます。

生地の柔らかな風合いが長持ちする加工がされているので肌触り良い状態が続きます。

完全無縫製8分袖ウォーマー <KL9846N>

完全無縫製8分袖ウォーマー <KL9846N>

生地は薄いのに暖かい、着ぶくれしにくいインナーです。

縫い目をなくし、洗濯タグをプリントにすることで、肌への刺激を軽減し、チクチクやかゆみが起こりにくい仕様です。 寒さからしっかりお肌を守ってくれる、非常に高機能なウォーマーは一枚あれば大活躍してくれることでしょう。

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■おまけ

●更年期症状以外で皮膚がピリピリする原因 

・神経障害性疼痛

神経障害性疼痛とは、なんらかの原因によって神経に障害が起きて痛みが発生することを指します。見た目には傷や炎症がないのに、痛みが生じるのが特徴です。40代以上の人に多く見られる傾向があります。

・帯状疱疹

帯状疱疹とは、帯状疱疹ウイルスに感染することで皮膚の痛みや発疹が起きる病気です。体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みが現れ、皮膚に赤い斑点や小さな水膨れが生じます。帯状疱疹も50歳以上の人に多く発症する病気です。

帯状疱疹ウイルスは、実は水疱瘡と同じウイルスです。そのため、初めて感染したときは水疱瘡として発症するのですが、治癒した後もウイルスは体内に残っていて、体の免疫力が低下したときなどに再び活動し、帯状疱疹を発症します。

・コリン性蕁麻疹

コリン性蕁麻疹とは、運動時や入浴時など汗をかいたときに出る蕁麻疹です。かゆみよりも、皮膚にチクチクした痛みを感じることが多いという特徴があります。また、小さな発疹が皮膚に現れますが、通常は数分で消えます。コリン性蕁麻疹は、50代以上の人にのみ現れる症状ではありませんが、汗をかいたタイミングで皮膚にチクチクを感じる場合は、この疾患の可能性が考えられます。

●外傷がないのに皮膚がピリピリするときはどうすればいい?

目に見える傷や炎症がないのに皮膚がピリピリ・チクチクする場合は、上記に解説した神経障害性疼痛や帯状疱疹・コリン性蕁麻疹などの可能性が考えられます。症状が続く場合は、皮膚科に相談した方が良いでしょう。

■まとめ

更年期の肌トラブルを抱えている方はぜひ一度、肌着を見直してみてください。ボディラインの美しい女性はステキですが、自分の体をしっかりといたわれる女性も非常にステキです。自分の体に合った肌着を身に着けましょう。

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【この記事の監修者】

アヴァンセレディースクリニック 院長 ヴァルクス公美子

島根医科大学卒業後、慶應義塾大学産婦人科学教室入局。済生会宇都宮病院・杉山産婦人科丸の内などに勤務。

日本産婦人科学会専門医、日本産婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医、日本卵子学会胚細胞培養士。

URL: https://avance-clinic.jp/

【医師監修】肌がピリピリ・チクチクするのは更年期のサイン?更年期の意外な肌変化と肌着の選び方

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