2022.07.29

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【医師監修】男性の「尿もれ」のお悩み。原因と対策をご紹介。

40代以降の男性のお悩みとして、意外と多いのが尿もれです。下着だけでなくズボンに染みてしまうこともあり、深刻に悩んでいる方も多いようです。女性の尿もれほど認知されていないこともあり、「妻にも言えない」「自分だけなのでは」と思っている方もいるようです。そこで今回は、男性の尿もれについて、原因や対策をご紹介します。

【監修医】さいとう内科・循環器クリニック院長 齋藤幹

【監修医】さいとう内科・循環器クリニック院長 齋藤幹
北海道大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院、公立昭和病院などを経て、「さいとう内科・循環器クリニック」を開業。医学博士、内科認定医、総合内科専門医、循環器専門医・指導医、臨床研修指導医。

■ 男性の尿もれのお悩み

男性の尿もれのお悩み

実際に尿もれに悩んでいる男性に、どんなシーンでどんなことに困っているのか聞いてみました。

・トイレで尿を出し切った後に、ぽたぽたと数滴尿が垂れて来る。
・トイレの後に尿もれがあり、下着だけでなくズボンまで染みていないか不安になる。
・急に尿意が来て、トイレに行っても間に合わない。
・キリの良いところまで仕事をしようと尿意を我慢すると、ちょいモレが起こりやすい。
・くしゃみや咳をしたときにうっかり漏れてしまうことがある。

上記のように、予期せぬ尿もれ・トイレの後の尿もれがあり、日常の行動の中において起きているようです。

尿もれに対する捉え方については以下のような意見がありました。

・妻に対しても自分からは言いにくい。
・見栄や男の面子(メンツ)・プライドみたいなものがあったため恥ずかしかった。
・娘がいるので汚れた下着を洗う場合も妻には言えなかった。
・老化現象なので、仕方がないと諦めている。
・病気(前立腺肥大)だから仕方がなく、年だから普通じゃないかと思う。

仕方ないと捉えている方もいれば、男性としての威厳を失うという意見もあり、身近な家族にさえ打ち明けられないという深刻な方もいました。
一因として女性程尿もれパッド等がポピュラーではないという事もあり、「自分だけ情けない」と悩む方もいるようです。2022年には、サニタリーボックスを男性トイレにも設置するなどの動きも出てきていますが、尿もれパッドを捨てるゴミ箱が男性トイレの個室に設置されていない事も、顕在化しにくかった男性特有のお悩みでした。

■ 男性に多い尿もれの特徴と原因

男性に多い尿漏れの特徴と原因

・男性の尿もれの特徴とは

男性は女性よりも尿道が長いため、尿もれはしにくいと考えられています。しかし、40代以降になると男性でも尿もれに悩む人が多くなっていきます。男性の尿もれでは以下のような症状が見られます。

・排尿前

尿意切迫感が強い / 頻尿

・排尿中

排尿切迫感が強かったにも関わらず、尿が勢いよく出ない

・排尿後

残尿感がある / 排尿後に数滴尿が垂れる(追っかけモレ)

なかでも、排尿後の「追っかけモレ」は男性特有の症状です。

・追っかけモレとは

追っかけモレとは、トイレでしっかり尿を出し切った後に数滴の尿がポタポタと漏れてしまう状態のことです。専門用語では「排尿後尿滴下」といいます。下着を汚してしまったり、量が多いとズボンにまで染みてしまったりと、日常生活に不便や支障をきたすこともあります。

・男性の尿もれの原因とは

男性の尿もれが起きる原因として、以下の項目が考えられます。

・筋肉や神経の衰え

加齢とともに尿道の開閉をコントロールしている尿道周辺の筋肉や神経が衰えてきます。その結果、尿道の中に尿が残り、追っかけモレが起こりやすくなります。

・前立腺肥大と過活動膀胱

前立腺肥大が原因で過活動膀胱を引き起こし、それが尿もれの原因となっていることがあります。前立腺肥大が起きると、尿道や膀胱が圧迫されて尿が出づらくなり、膀胱が尿を出そうと無理をするようになります。すると膀胱が過剰に収縮する過活動膀胱という状態になるのです。その結果、急に強い尿意を催す切迫性失禁という症状や放尿後にも尿がチョロチョロと漏れ出す症状が出るようになってしまいます。

・内臓脂肪型肥満

40代以降の男性に多い内臓脂肪型肥満の方は、内臓についた脂肪によって膀胱が圧迫された状態になります。すると、その圧力によって膀胱から尿道に尿が漏れ出てしまうことがあります。

・その他の病気

糖尿病や腰椎椎間板ヘルニア・腰椎脊柱管狭窄症といった病気がある方は、病気が原因で排尿のコントロールがうまくいかなくなり、尿もれを起こしやすくなります。これらは40代以降の方に多い病気です。

【医師からの一言コメント】

尿もれに悩んでいる場合は、一度泌尿器科を受診して相談してみましょう。なお、ただの尿もれだと思っていたら、実はその背後に膀胱炎や膀胱がん・前立腺がんといった早急な治療を必要とする病気が隠れていることもあります。そういった病気の早期発見のためにも、一度検査を受けることをおすすめします。

■ ズボンへの尿じみを防ぐには

ズボンへの尿じみを防ぐには

尿もれで困ることの一つが、ズボンに尿じみがついてしまうことです。ズボンの尿じみを防ぐためのアイテムとしては、尿じみ対応用のパンツや尿もれパッド・薄型の紙パンツなどがあります。

とはいえ、はじめから紙パンツを着用するのはハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。そういった場合は、尿じみ対応パンツ尿もれパッドを使用するのがおすすめです。

ただし、尿もれパッドを普通のボクサーパンツに装着すると、「動いたらズレてしまう」「動いているうちに粘着力が無くなってしまう」「ゴワゴワして違和感がある」といったデメリットもあります。尿もれパットを使用するときは、パッド対応のパンツを着用したほうが快適に過ごせるでしょう。

■ 男性の尿じみ対策、おすすめの商品

・ 尿もれの頻度が少なく、排尿後の軽い尿じみ対策をしたい方に

【尿じみ対応】ボクサーパンツ(前あき)(メンズ)<NE1280>

【尿じみ対応】ボクサーパンツ(前あき)(メンズ)<NE1280>

こちらは、アウターへの尿ジミやニオイが気になる方におすすめの一枚で快適に穿けるボクサーパンツです。抗菌防臭加工により、イヤなニオイの元となる菌の増殖を抑制します。また、撥水布が内蔵されており、ズボンへのシミをブロックしてくれます。

・ 尿もれパッドを使ってしっかり尿じみ対策したい方に

ボクサーパンツ(前あき)(メンズ)<NE1180>

ボクサーパンツ(前あき)(メンズ)<NE1180>

こちらは、市販の尿もれパッド商品を快適に使えるボクサーパンツです。防水布パッドにズレにくい特殊素材を使用しています。
また、抗菌防臭加工により、イヤなニオイの元となる菌の増殖を抑制します。さらに、防水布を水分が溜まりやすい下部に施しています。

■ ズボンに尿がついてしまったら

ズボンに尿がついてしまったら

ズボンに尿じみがついてしまった場合は、以下の方法をお試しください。ただし、ズボンの素材によっては自分でシミ抜きや洗濯をすると衣類を傷つけるものもあります。洗濯絵表示を確認してから、行うようにしてくださいね。

▶洗濯絵表示の確認方法はこちらから

▶自宅で洗濯できるズボンをお探しの方はこちらから

・応急処置

尿によるシミは一日で出来るものではなく、何日か繰り返し付着する事によって落ちにくくなってしまいます。

尿がついてしまってすぐなら、水洗いでシミを防ぐ事ができます。
すぐに水洗いが出来ない場合は以下の方法で応急処置をしてください。

① お湯か水でしぼったタオルを準備します。
② 汚れた部分をタオルで挟み込みます。
③ 挟んだタオルを手でパンパンと叩きます。
④ 風通しのよいところで乾かします。

完全に落とすことはできませんが、シミの濃度を薄めておくと後でシミ抜きをするときに落としやすくなります。

・ シミ抜き方法

時間が経過して黄ばみへと変化した場合は、水洗いだけでは落としにくくなります。
そんな時に便利なシミ抜き剤をご紹介します。
※使用する際は目立たない場所で色落ちが無いか必ず確認してから使用しましょう。

【用意するもの】
液体タイプの酸素系漂白剤(小さじ3)/重曹(小さじ1)/食器用洗剤(3滴)

【やり方】
① 材料をすべて混ぜ合わせ、軽く5回程度かき混ぜます(作って3時間以内に使用するようにしてください)。
② 歯ブラシを使用し、ポンポンとたたくように汚れた部分に①を塗ります。
③ 水ですすいでから洗濯機で丸洗いします。

【注意】漂白剤は必ず「酸素系」を使用してください。

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まとめ

40代以降の男性に起こりやすい尿もれ。今回ご紹介したように、尿もれが起きる原因は様々ですが、加齢にともなう体の変化に伴う事柄が多いようですね。尿もれを気にしている方は、尿もれがズボンに染みにくくしてくれるボクサーパンツを着用したり尿もれパットを活用したりすると、日々の生活を楽に快適に過ごせるようになります。また、深刻な尿もれ症状にお悩みであれば、泌尿器科などの受診をおすすめします。

▶尿じみ対応パンツ一覧

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