2024.03.14

レディース
知恵 季節

【静電気対策】スカートがタイツにまとわりつくのを防ぐには?

寒い冬でもおしゃれを楽しみたい!そんな女性の心強い味方がタイツです。タイツは色や柄、デニールや質感で様々なおしゃれを楽しむことができます。しかしタイツを着用すると不快なパチパチとした静電気も発生しますよね。せっかくタイツにかわいいスカートを合わせても、静電気のせいでスカートが足にくっついてしまっては台無しです。
今回は静電気が発生する仕組みと対策、おしゃれな冬タイツをご紹介したいと思います!

静電気はなぜ冬におこりやすい?

最初に静電気が冬に起こりやすい原因についてご説明します。

静電気とは

物質の表面に溜まっている電気のことを静電気と言います。全ての物質は原子という非常に小さな集合体ですが、その原子は周囲に電子を持っています。この電子のバランスが崩れることで静電気が発生します。

静電気が発生する条件

静電気が発生しやすい条件は「摩擦」「乾燥」です。冬は空気が乾燥しやすく、防寒対策で重ね着をする人が多いので、タイツとスカートがこすれたときに静電気が起こりやすくなります。

静電気の強さは、素材の「帯電列」によって決まる

素材は、摩擦によってそれぞれマイナス極かプラス極の電気を溜め込む(帯電する)性質があります。
異なる極の素材が近づくと、衣類はくっつきます。
磁石のような性質と覚えるといいですね。
この帯電列が離れていれば離れているほど強い静電気が起こります。

素材の帯電列の図

例えば、サラサラと気持ち良い素材のポリエステルがスカートの裏地に使われていたら、一般的なナイロンのストッキングやタイツはまとわりつきやすくなってしまいます。まとわりついたスカートは気持ち悪い上、人前では直しにくいので気を付けたいですね。

静電気の予防や発生した時の対策

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では静電気の発生を予防するにはどのような方法があるのでしょうか?ここで静電気の発生を予防する方法や対策法をご紹介します。静電気に悩まされているという方はぜひ参考にしてくださいね。

予防編

まずは予防方法についてご紹介します。予防のポイントは5つあります。

「静電気防止スプレー」
最近では衣類用の静電気防止スプレーが売られています。このスプレーを使えば、静電気が発生しやすい素材同士でもスカートが足にくっつくことがなくなります。ドラッグストアやコスメストアで簡単に入手できますし、使い方も簡単なので、チェックしてみてください。スプレーする際はスカートの内側だけではなく、裏地などもしっかりスプレーして予防しましょう。

「肌を保湿する」
冬になると乾燥肌が気になるという方はもしかしたら静電気が発生しやすい状態になっているかもしれません。顔や乾燥が気になる場所だけでなく、できるだけ全身の保湿をするように日頃から心がけましょう。小さめのハンドクリームなどをバッグに入れておくと、こまめに乾燥予防できます。ハンドクリームを手で薄く伸ばしてタイツの上から足に塗るというのも効果的です。
※タイツやストッキングは、虫よけスプレーや香水などを使用すると色ムラにつながることがあります。同様にハンドクリームの成分によってはムラになる可能性がありますので、事前に目立たない所で色ムラにならないかテストをしておく事をおすすめします。
参考記事 ▶ストッキングがまだらになった!?原因と対策は?

「部屋の湿度を上げる」
静電気は、水分や湿気があると逃げやすい性質を持っています。反対に、乾燥している環境では発生しやすくなります。衣類に静電気をためさせないためには、部屋の湿度が下がりすぎないように気をつけましょう。特に冬は乾燥しやすい季節です。必要であれば加湿器をつけるなどして、常に湿度を50%〜60%程度に保つようにしましょう。

「柔軟剤を使う」
最近の柔軟剤は香りだけではなく、静電気を改善してくれるものもあります。お気に入りの服だけど静電気でパチパチしてしまう…という場合はこの柔軟剤を使うというのもおすすめです。表面の滑りが良くなるので静電気予防だけでなく、毛玉の発生も抑制してくます。

「素材選びに気をつける」
「静電気は磁石のような性質がある」と先述しました。
そのため、同じ極に帯電する性質がある素材同士を組み合わせるのが、生地同士が反発しあい、まとわりつき防止には効果的です。

たとえば、マイナスに帯電する素材同士(ポリエステル×アクリル)の組み合わせや、プラス帯電と帯電しにくい素材(ウール×綿)の組み合わせだとまとわりつきにくいです(図上段)。
反対に、プラス帯電とマイナス帯電を合わせてしまうとスカートがタイツにまとわりついてしまいます(図下段)。

素材によるスカートのまとわりにくさのイメージ

おすすめのタイツはこちらをチェックしてください

・ポリエステル素材のスカートにおすすめ:ポリエステル素材(マイナス帯電)のタイツ一覧
・どの素材のスカートにもおすすめ:綿混(帯電しにくい素材)のタイツ一覧
・シルクやウール素材のスカートにおすすめ:ナイロン(プラス帯電の素材)のタイツ一覧

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レーヨン素材(プラス帯電)のタイツ一覧

対策編

対策のポイントは2つあります。難しい内容ではないので、パチパチしたと感じたらすぐに実行してみましょう!

「水気を与える」
外出先で静電気が気になる場合は、タイツに少しだけ水を染み込ませます。そうすると、濡れた場所から放電されるので静電気が収まります。しかしこれはあくまでも一時的な効果しかありません。水が乾燥するとまた静電気が発生しやすくなるので、応急処置のようなものだと思ってください。

また、「タイツに水を染み込ませるのは寒くてイヤ」という場合は、濡らしたハンカチでスカートをなでるだけでも効果的です。

「放電する」
体に溜まった電気を放出するには他の物質に触れて放電するという方法があります。例えばスカートの裾を何度か握ってみたり、近くに壁がある場合は壁に触れたりすると放電されることがあります。素材によっては必ずしもうまくいくとは言えませんので、これも緊急時の対策だと思ってください。

簡単な静電気対策はない?

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スカート×タイツは秋冬シーズンの定番コーデですが、静電気が気になりますよね。前述のスカート×タイツのまとわりつき具合を示した例を見て、「お気に入りのコーディネートができない」「コーディネートが限られてしまう」「もっと自由におしゃれが楽しみたい!」と思った方もいるのではないでしょうか?

そんな方には、静電気防止加工付きのタイツもおすすめです。

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SABRINA(サブリナ)【Warm・厚手】80デニールタイツ

丈夫で暖かい二重構造のタイツで、なめらかな肌触り&毛玉ができにくいはき心地の良いタイツです。

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【番外編】パンツと重ねるなら ペチコート+レギンス【ぺチレギ】

タイツと重ねるのはスカートだけじゃなくパンツの日もありますよね。
パンツとタイツを重ねると、すべりが悪くゴワついたり、ワイドパンツを合わせたりするとスカート以上に静電気が気になったりしませんか?
そんな時はパンツ専用の「ぺチレギ」がおすすめです。帯電しにくい素材なのでパンツが脚にまとわりつきにくく、すべりが良いので摩擦で引っかかってずり上がるにくい設計になっています。

ぺチレギ

靴下やパンツのコーディネートに合わせて選べる4種類(5分丈・7分丈・9分丈・タイツ)の展開があるのも嬉しいポイント。
パンツ派の方は是非お試しください。

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また、パンツ派の方はこちらのパンツも是非確認してみてくださいね。
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まとめ

スカートが静電気でタイツにまとわりつくと歩きにくくおしゃれも台無しになってしまいます。
予防の為に取り入れやすいものから取り入れてみてくださいね。
静電気防止加工のタイツは合わせるスカートを選ばないので重宝すること間違いなしです。
冬のおしゃれを是非楽しんで下さいね。

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