2023.07.27

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ストッキングがまだらになった!?原因と対策は?

脚もとをキレイに見せてくれるストッキングやタイツですが、はいた時に、「まだらになってしまった・・・」なんて経験はありませんか?

今回は、ストッキングやタイツがまだらになる原因や対処法をご紹介します。

ストッキングやタイツはどうしてまだらになるの?

ストッキングやタイツはどうしてまだらになるの?

ストッキングやタイツがまだらになるのは、以下の3つの原因が考えられます。

【まだらになる3つの原因】

1.着用ムラ(色ムラ)
2.脆化(ぜいか)
3.虫除けスプレー

それぞれについて、以下で詳しくご説明します。

原因1.着用ムラ(色ムラ)

着用ムラ(色ムラ)

着用ムラ(色ムラ)とは?

着用ムラとは、着用時に生じる部分的な色ムラのことを指します。編み目が開いたところの生地が薄く白っぽく見え、生地に色差ができることで発生します。ストッキングやタイツがまだらになる原因のほとんどが、この「着用ムラ」です。

着用ムラによるまだら

着用ムラ(色ムラ)の原因

着用ムラは、ストッキングをはくときに、強く指が当たったり、強く引っ張ったりすることで発生します。レッグ部をサポート糸(伸縮性の優れた糸)で編み上げた、濃色のストッキングは、特に着用ムラ(色ムラ)が起きやすいとされています。濃色の商品は、縦にも横にも伸縮性が良く、滑らかでたるみにくいというメリットがありますが、その反面、伸縮性や着圧の影響で着用ムラ(色ムラ)が発生しやすいため注意しましょう。

着用ムラ(色ムラ)を防ぐには

・正しいはき方をすれば着用ムラ(色ムラ)を起こしにくくなる!

着用時、ストッキングを引き上げる際に生地を均等に引き上げれば、着用ムラ(色ムラ)が起きにくくなります。一箇所を強くひっぱらないように気をつけましょう。
なお、正しいストッキング・タイツのはき方について知りたい方は、コチラの記事もチェックしてください。

▶めざせ!美脚!はじめてのストッキング講座

・はく前にウエストとつま先部分を持って思いっきり伸ばす

ストッキングをはく前に、ウエスト部分とつま先部分を持ってしっかりと伸ばしましょう。あらかじめ生地の目を広げることではきやすくなり、ムラの軽減に繋がります。

・ムラになりにくいストッキング・タイツを選ぶ

ムラになりにくい仕様のストッキングやタイツを選ぶことも大切です。以下の商品がおすすめです。

LANVIN en Bleu(ランバンオンブルー)カラータイツ(40デニール) <LE333>

LANVIN en Bleu(ランバンオンブルー)カラータイツ(40デニール)<LE333>

はいた瞬間均一で美しい透け感を実現する、はきムラになりにくいシアータイツ。
程良い透け感の40デニールなので、脚を上品に美しく演出します。

着用ムラ(色ムラ)ができてしまったストッキング・タイツはどうしたら良い?

ストッキングやタイツをたくし上げる際に指の痕がついて編み目が部分的に大きくなったり、小さくなったりしている場合は、一度洗濯してから、乾いた後、縦方向にストッキングの生地を引き伸ばしましょう。そうすることで編み目が均一になるのでムラが軽減されます。

原因2.脆化(ぜいか)

脆化(ぜいか)によるまだら

脆化(ぜいか)とは?

ストッキングは、ポリウレタンにナイロンを巻き付けた糸でできています。ポリウレタンが硬化してもろくなると、その部分の糸が切れてムラ状になることがあります。このムラ状になる現象を脆化と言います。さらに、ナイロン糸だけになった部分は生地の伸縮性もなくなるため、ポリウレタンが劣化しボロボロになる恐れもあります。脆化はストッキングやタイツがまだらになる原因のひとつですが、実際は非常に稀な現象です。

経年劣化による脆化

脆化の原因

脆化が起こる原因は、以下の5つです。

①高温、高湿度による影響
②紫外線:日光や照明(蛍光灯)による影響
③空気中の窒素酸化物(NoX)による影響
④汗などの塩分による影響
⑤加水分解(化合物が水と反応して起こす分解反応)による影響

保管状況にもよりますが、未開封の新品であっても長期間保管していると、脆化する(もろくなる)ことがあります。

脆化を防ぐには

脆化を防ぐには、ストッキングの保管方法に注意する必要があります。ストッキングを保管する際は、高温・高多湿・直射日光が当たる環境を避けてください。蛍光灯の照明でも脆化が起こるので、棚や押し入れなど、照明が当たらないところに保管することも大切です。

また、汗に含まれる塩分が脆化の原因になるため、使用後は必ず洗濯しましょう。

ストッキングやタイツの洗濯方法を知りたい方はコチラの記事もチェックしてください。
「ストッキング・タイツは洗濯機で回せるのか?伝線や毛玉を起こりにくくするお手入れ方法」

原因3.虫除けスプレー

虫除けスプレーによるまだら

虫除けスプレーをストッキングにかけるとまだらになる恐れがある!

虫除けスプレーがストッキングにかかるとまだらになることがあります。

これは、虫除けスプレーに含まれる特定の有機溶剤・油剤・界面活性剤などの成分によるものです。これらの成分によって、サポート糸の芯糸となるポリウレタン糸が部分的に脆化し、ナイロン糸だけの状態になってしまいます。

虫除けスプレーによる脆化

虫除けスプレーの種類によっては、「ストッキングなどの上に直接噴霧しないでください。(生地が傷む可能性があります)」と書かれているので、使用する前に確認しましょう。

ストッキング着用時は、なるべく虫除けスプレーの使用を避けて

ストッキングの上から虫除けスプレーを直接吹きかけるのは避けましょう。なお、虫除けスプレー以外にも、香水などでも同様の現象が現れることがあります。これらもストッキングに直接吹き付けるのは控えたほうが良いでしょう。

使えなくなったストッキングの再利用方法

ストッキング イメージ

まだらになって、はけなくなったストッキングは、再利用してみてはいかがでしょうか。ストッキングの素材を生かして、靴磨きに使ったり、台所の排水溝ネットにしたり、アクリルたわしとして掃除に使用したり、さまざまな使い道があります。

再利用の方法を確認したい方は、コチラの記事もチェックしてください。
『「もう使えないかも・・・」な下着・靴下はどうしたらいいの?修理・再利用方法15選!』

まとめ

ストッキングやタイツのまだらに悩まされているという方は、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。

対策をしていても、ストッキングやタイツがまだらになってしまった場合は、買い替えを検討しましょう。
買い替えのタイミングを詳しく知りたい方は、コチラの記事もチェックしてください。
肌着や下着はいつまで使うべき?おすすめの買い替え時を紹介!

ストッキングがまだらになった!?原因と対策は?

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