2024.01.19

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「もう使えないかも……」な下着・靴下はどうしたらいいの?修理・再利用方法15選!

最近よく「サスティナブル」という言葉を聞きませんか?
サスティナブルとは、直訳すると「持続可能な」という意味。限りある地球の資源を有効活用し、環境に配慮した生き方をしようという取り組みです。主にアパレル業界などで盛んに行われていますが私たち一人ひとりが参加できる取り組みでもあります。

例えば穴があいた靴下やヨレヨレになったインナー・伝線したストッキングを捨てている方は多いかもしれません。でも、簡単な修繕で靴下の穴をふさいでまだまだ着用できることも。また、下着を雑巾代わりに便利なお掃除グッズとしても再利用できます。
そこで今回は、簡単にできる靴下やインナーなどの修繕方法や再利用方法をご紹介します。

   

未来のために環境に配慮したアクションを。私たちができる「5R」って?

靴下イメージ

5Rとは

「5R」とは、「Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Repair(リペア)、Refuse(リフューズ)、Recycle(リサイクル)」。ゴミの発生をおさえ、資源を有効利用するための取り組みのことを指します。

① Reduce(リデュース):ゴミになるものを減らす
② Reuse(リユース):使い捨てを減らし、何度も使う
③ Repair(リペア):修理や修繕をしながら大切に使う
④ Refuse(リフューズ):レジ袋やショップ袋など不要なものはもらわない
⑤ Recycle(リサイクル):原材料として再生して使う

最近では、アパレル業界でサスティナブルを意識した動きが目立ってきており、その中で5Rという考え方が浸透しつつあります。また、2020年7月からはスーパーやコンビニなどでもレジ袋有料化の取組みが始まっており、これも5Rの一環だと言えるでしょう。

下着や靴下にも5Rの精神を取り入れよう

靴下やインナー類・Tシャツなどの消耗品でも、5Rの考え方を取り入れることが可能です。
次項では、個人ができる具体的な方法をご紹介します。

長く着るためには取扱い表示通りに洗濯

ゴミを減らすためにできることは衣類を長く着ることです。長く着るための一番のコツは取扱い表示記号(洗濯表示)通りの洗濯です。
取扱い表示記号(洗濯表示)とは、インナーやパジャマなど衣類のタグやプリントで記載されている取扱い方法のマークのことです。衣類にダメージを与えにくい取扱い方の限度が表示されています。表示より強く洗ってしまったり、高い温度で乾燥させてしまったりすると衣類にダメージを与えてしまう可能性があります。

ブラジャーやストッキング・タイツの詳しい洗濯方法が知りたい方はコチラの記事もチェックしてください。
ブラジャーは洗濯機で洗っていいの?正しい【洗い方・干し方・収納方法】で長持ち&きれい!
ストッキング・タイツは洗濯機で回せるのか?伝線や毛玉を起こりにくくするお手入れ方法

穴あき靴下やヨレヨレの下着は修繕しよう

修繕のイメージ

靴下やインナー類などは、日々の着用と洗濯を繰り返していればどうしても劣化していきます。しかし、穴があいた靴下や首元がヨレヨレになったインナーも、簡単な修繕でまだ使えることがあります。

穴のあいた靴下の修繕方法

① 靴下の色と近い糸で縫う
靴下の色と近い糸を選んで、穴があいている部分を縫い合わせましょう。

② 補修シートを使って穴をふさぐ
手芸店や100円ショップ・ホームセンターなどに、靴下用の補修シートが売られています。こういったものを利用すれば、簡単に修繕できます。

なお、靴下の穴があくのは靴との摩擦が主な原因です。そこで、穴があきにくい磨耗に強い靴下を選ぶのもひとつのアイデア。

Tuché (トゥシェ) フットカバー(深履き)<TQM609>

Tuché (トゥシェ) フットカバー(深履き)<TQM609>

つま先部分をナイロンテープで補強し、靴と爪との摩擦による生地の破れを軽減する、丈夫な設計です。

BODY WILD(ボディワイルド) ソックス<BDP022>

BODY WILD(ボディワイルド) ソックス

BODY WILD(ボディワイルド)シリーズの靴下は、爪先やかかとを特殊糸で補強しており摩擦に強く穴あきや破れに強くなっています。
BODYWILDシリーズ靴下一覧

首周りのゴムがヨレたインナーやTシャツの修繕方法

首周りのゴムがヨレてしまったTシャツでも次の方法で戻せるかもしれません。試してみてはいかがでしょうか。

スチームアイロンを当てる

1.アイロンをスチームモードにして、一番高い温度に設定します。

2.ヨレてしまった首まわりの生地をつまみ、縦に伸ばします。

3.温まったアイロンを縦方向に動かします。

スチームアイロンイメージ

このほか、「ハンガーを入れるときやはずすときは首元に負荷がかからないよう下から」「洗濯するときは洗濯ネットにいれる」なども、ヨレ防止対策に有効です。できるだけ長く使えるように日頃からこういった工夫をするのも良いでしょう。

捨ててしまう前に別の使いみちを考えよう

履けなくなった靴下イメージ

補修できないほど大きな穴があいていたり全体的に生地が薄くなったりしている靴下や、上記の方法でもヨレが戻らないインナーは、別の形で再利用しましょう。もう使えなくなった靴下やインナーも様々な使い道があります。また、一度伝線したり破れたりすると着用が難しいストッキングにも、生地の特性を生かした再利用方法があります。

インナーの再利用方法

インナーイメージ

①油汚れも吸収しやすい綿素材のインナーは雑巾に
使い古した綿素材の生地は油分を含んだ汚れの吸収性に優れています。そこで、適度な大きさにカットして雑巾として活用しましょう。キッチンまわりの油を含んだベトベトの汚れに最適です。キッチンペーパーの節約にもなりますね。

油汚れ 雑巾に

②食器やフライパン・鍋などの油汚れのふきとり用にも
油の吸収に優れた綿素材なら、食器やフライパン・鍋などの油汚れの拭き取りにも向いています。食器洗いの前に油汚れを拭き取っておけば、汚れ落ちがスムーズになります。油を含んだ水を流さずに済むので環境にやさしいのも嬉しいところですね。

③細かく切って水周りの掃除用に
インナーやTシャツを細かくカットしてキッチンや洗面台・トイレなど水回りの掃除用にするのもおすすめです。ちょっとした汚れであれば専用の汚れ取りシートを使わなくても済みます。あらかじめカットして瓶やケースに入れておけばすぐに使えて便利です。
なお、切っても繊維クズが出にくいカットオフ®インナーを選ぶのもおすすめです。

KIREILABO(キレイラボ) 【Fitte(完全無縫製)】タンクトップ<KB2054N>

KIREILABO(キレイラボ) タンクトップ

縫い糸のない接着仕様で、縫い目のチクチク感を軽減させたインナーです。
グンゼオリジナルのスキンタッチ加工を施し、肌をやさしく保湿します。

YG(ワイジー)【きりっぱなし】VネックTシャツ<YN1515>

YG(ワイジー)【きりっぱなし】VネックTシャツ

カットオフ®仕様でごろつきにくい肌あたりでインナー着用時のストレスを軽減させたインナーです。抗菌防臭加工が施され気になる汗のニオイの発生を抑制します。
繊維くずが出にくいカットオフインナー一覧はこちら

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④静電気を溜めやすいフリース素材は、ホコリ取りにぴったり
フリース素材は静電気が起きやすいため、ホコリを絡めとるのに向いています。ハサミでカットしてもほつれにくいので、扱いやすいのもポイントです。テレビの上や棚の細部など、ホコリが溜まりやすい場所の掃除に活用しましょう。長袖のものなら、ミトン状にして手に被せて使うこともできます。

⑤合成繊維のヒートインナーは水周りの掃除用具に最適!
冬に活躍するヒートインナーには、ポリエステルやアクリル・ナイロンなどの合成繊維が含まれているものが多くあります。これらの素材には極細繊維が含まれていることが多く、水回り掃除に適しています。例えば、キッチンや洗面所の蛇口を擦れば、水垢や手垢がとれてピカピカになります。

靴下の再利用方法

①手にかぶせて雑巾にする
靴下の適度な厚みと筒状の形状は、窓のサッシや引き戸のレール掃除に向いています。手にすっぽり被せて使えば、ピンポイントで汚れを取りやすいのでとても便利です。

手にかぶせて雑巾にするイメージ

②子どものレッグウォーマーにする
大人用のハイソックスは、足首より下の部分をカットして切り口を縫い、子ども用のレッグウォーマーに。太さが合わない場合はゴムを入れるとサイズ調節が可能です。

子どものレッグウォーマーにするイメージ

③椅子の脚カバーにする
袋縫いした靴下を椅子の脚カバーとして利用してみましょう。フローリングの傷防止に効果的です。特に小さな子どもの靴下だとサイズが合わせやすいのでGOOD。なお、あまり厚手の靴下だと安定しにくいこともあるので、薄手から普通の厚さの靴下が向いています。

椅子の脚カバーにするイメージ

④スマホのアームバンドにする
ちょっと変わった再利用としては、スマホ用のアームバンドを作ることもできます。足首より下をカットしたハイソックスを腕にはめ、下側を折り返してスマホを挟みます。ランニングやジムでの運動時に役立ちそうですね。

⑤ポプリを入れて消臭剤にする
ゴムが伸びてしまった靴下は、中にポプリなどを入れて消臭剤に。そのまま靴に入れれば嫌な匂いを防止するのに効果的です。なお、穴があいている靴下は中身が漏れてしまうので避けましょう。

ストッキング再利用方法

①靴磨きに使う
伝線したり破れたりしたストッキングは靴磨きに利用しましょう。ストッキングのナイロン素材は繊維がきめ細かくすべりが良いので、ワックスを塗りこみやすく、すばやく靴にツヤを出しやすいです。

靴磨きイメージ

②台所のゴミ袋・排水溝ネットにする
繊維が細かいストッキングは、台所の排水溝ネットにぴったり。細かなゴミもキャッチしてくれます。作り方も簡単。穴があいたり伝線していないストッキングの脚部分を3~4等分に切ってそれぞれ片側をきゅっと結び、排水溝に設置するだけです。

③雑誌や新聞を束ねる紐代わりにする
ストッキングの伸縮性を利用して、雑誌や新聞を束ねる紐として利用しましょう。脚の付け根部分でカットした両足分を結んで1本の紐状にします。ストッキングは強度が高く伸縮性があるので結ぶときに緩むこともなく、重ねた雑誌や新聞をしっかり縛ることができます。

④湯船のゴミ取りネットにする
目の細かいストッキングは、湯船に浮かんだ髪の毛や細かなゴミ・湯垢などをすくい取るネットとしても使えます。

⑤アクリルたわしの代用品として浴槽や洗面台の汚れ落としに使う
洗剤を使わなくても汚れが落ちると人気のアクリルたわし。アクリルは繊維が細かいので汚れを掻き出す作用が高く、洗剤がなくてもお風呂や洗面台がきれいになるとされています。ナイロン製のストッキングも繊維が細かいので、同様の効果が期待できます。ストッキングをボール状に丸めて、汚れが気になるところを擦ってみましょう。

まとめ

「地球環境に配慮した取り組み」というと壮大な話のように感じるかもしれませんが、今回ご紹介したような靴下やインナー類の修繕やリユースは個人ができる取り組みのひとつ。地球環境にやさしいだけでなく、節約にもつながります。ヨレヨレになってしまったインナーや、サイズが合わなくなったり穴があいたり破れたりした靴下やストッキングがある方はぜひやってみてくださいね。
お住まいの地域毎の正しい分別とゴミ廃棄を忘れずに、5Rを推進しましょう。

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