2023.06.26

メンズ
身だしなみ

靴下が紳士を完成させる スーツに合わせる靴下「ロングホーズ」とは

スーツを着るとき、どのような靴下を合わせていますか? 靴下には、さまざまな種類がありますが、スーツに合った丈や素材を選ぶことで、より素敵な紳士へと近づけます。

そこでこの記事では、スーツ着用時のNGソックスをはじめ、靴下を履く際のポイントや注意点を解説します。

また、「ロングホース」に関するメリット・デメリットもまとめていますので、スーツに合う靴下をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

   

すね毛を見せていませんか?

「どうせ足元はスラックスで見えないし……」と、見えない部分だからといって手を抜いていませんか?

実際に男性のスーツの足元で、派手な靴下やスニーカー用の靴下を履いていたりすね毛が見えていたりとアレ?っと思った経験がないか。

アンケートをとってみました。

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アンケートではこれだけの方が男性の足元に違和感を覚えたことがあると分かりました。

電車や会社などで座っていると、自分が思っている以上にスラックスの裾が上がって足が直接見えてしまいます。

大事な商談の時にうっかり足元の素肌やすね毛が見られてしまったら、「本当にこの人と取引して大丈夫かな……?」と商談相手に不快な思いをさせてしまうかもしれません。

「足元を見る」という言葉そのままに靴と靴下を見られて技量を判断されてしまう可能性もあります。

   

スーツ着用時のNGソックス

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ここでは、ビジネスの場にふさわしくない靴下について具体的に解説します。

1.足首が見える短いくるぶしソックス

昨今のズボン丈は、短めのものが主流ですので、座ったり歩いたりすると足首やすね毛が見えてしまいがちです。

しかし、スーツスタイルの基本は、「相手に不快な思いをさせないこと」というのが大前提にあります。

そのため、足首やすね毛が見える短いくるぶし丈の靴下を履いていると、相手にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。

2.色の合わない靴下

スーツに、色の合わない靴下を合わせるのもNGです。

中には、学生時代のように白い靴下を合わせる方がいますが、スーツに白い靴下を合わせるのはマナー違反とされています。

また、赤色などの派手な靴下も、ビジネスシーンではNGとなることが多いです。

色選びに迷うときは、スラックスの色に近いダーク系の色を選ぶようにしてみてください。

3.へたれた靴下

消耗品である靴下は、適度に買い替えることが大切です。

へたれた靴下になっていないか確認する場所は、「つま先」「足裏」「かかと」「穿き口」の4つです。

擦り切れて薄くなっていたり、ゴムが伸びてずり落ちやすくなっていたりするものは、スーツにふさわしくないため買い替えましょう。

4.分厚い靴下

寒い時期に、「足が冷えないように……」と、つい分厚い靴下を選んでいませんか? しかし、そのような靴下は、スーツに合わせるにはカジュアル過ぎてしまいます。

そのため、スーツには素肌が透けないくらいの厚みの靴下を合わせましょう。

5.ずり落ちた靴下

靴下は、歩いているうちにずり落ちてしまうことがありますが、スーツスタイルでずり下がった靴下が見えてしまうと、だらしない印象を受けてしまいます。

そのため、スーツには長めの靴下や正しいサイズのものを合わせるのがおすすめです。

6.ニオう靴下

靴下は、見た目だけでなくニオイもエチケットの一つです。

特に、湿度の高い梅雨や夏の時期は、通気性の悪い革靴の中が不衛生になってしまい、これがニオイの原因になります。

ニオイが気になるときは、消臭スプレーや抗菌作用のあるスプレーを使ったり、靴下を履き替えたりするなどして対策をしましょう。

   

スーツスタイルで靴下を履く際のポイントと注意点

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ここからは、スーツスタイルで靴下を履くときのポイントと注意点を紹介します。

ニオイ対策として替えの靴下を用意しておく

ビジネスシーンに限らず、あらゆるシーンでニオう靴下はNGです。

そのため、革靴を脱ぐ機会が多い方は、ニオイ対策として替えの靴下を用意しておきましょう。

座敷に上がる前や靴を脱ぐ場面の前に、お手洗いなどで靴下を新しいものに履き替えることで、ニオイを軽減できます。

洗濯するときは裏返しにしてネットに入れる

靴下を洗濯ネットに入れずそのまま洗うと、靴下が伸びたりへたれたりして見た目が悪くなるほか、靴下の寿命も短くなってしまいます。

そのため、洗濯するときは靴下を裏返しにし、ネットに入れてから洗濯機に入れましょう。

他の衣類との絡まりを防ぐことで、靴下が伸びたり毛玉ができたりするのを軽減できます。

干すときは履き口を上にして陰干しする

洗濯を終えて靴下を干すときには、「つま先」側ではなく、「履き口」を上にして陰干しをするように心がけましょう。

靴下のゴム部分は水や洗剤に弱いため、つま先側を上にして干すと、履き口がなかなか乾かず、ゴムの劣化につながってしまいます。

また、陰干しをすることで靴下の色褪せを防止でき、キレイな状態を保ちやすくなります。

古くなったら新しいものに買い替える

ゴムの部分が伸びている靴下や、へたれてしまった靴下は、できるだけ新しいものに買い替えましょう。

古くなった靴下は、洗濯をして清潔に保っていても、汚く見えてしまう場合があります。

相手にだらしない印象を与えないためにも、古くなってしまった靴下は、買い替えることをおすすめします。

   

おしゃれにも手を抜かない!できる男に見せるロングホーズ

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スーツに合わせる靴下として最もふさわしいのが「ロングホーズ」という種類の靴下です。

ロングホーズとは、膝下まで長さのある靴下のことで、日本でいうハイソックスにあたります。

欧米では、スーツを着用する際、ロングホーズを合わせるのが常識として普及していますが、日本ではあまり普及していないのが現実です。

紳士用のハイソックスは価格帯が高いものが多く、あまり流通していないことがその理由の一つとしてあげられます。

また、紳士用の靴下として日本で最も多く見かけるクルー丈の靴下は、ふくらはぎにかかる程度の長さなので、すね毛を完全にカバーできず、活発に動き回っているとずり下がってしまうことがあります。

   

ロングホーズの3つのメリット

1.素肌が見えない

ロングホーズの丈であれば、スラックスが上がってしまっても、裾から素肌が見えないです。

スーツの本場である欧米では、スーツを着ているときに素肌が見えてしまうのは失礼に値すると考えられています。

日本でも前述したアンケート結果から分かるように、「素肌が見えるのはあまり良い印象ではない」とされるため、スーツを着るときは靴下の丈にも気を配りましょう。

 

2.ずり落ちにくい

ロングホーズは、他の靴下に比べて丈が長いので、歩き回ってもふくらはぎで引っかかり、ずり落ちにくくなっています。

靴下をたくし上げる手間を軽減できる点も、ロングホーズのメリットといえます。

3.スラックスの劣化防止

スラックスが直接肌に触れると、汗がそのままスラックスに吸収されてしまい繊維が傷んでしまう原因になります。

特に、ウール素材はデリケートなので痛みやすい傾向にありますが、肌に触れる面積を少なくできるロングホーズであれば、スラックスの劣化防止にもつながります。

   

ロングホーズのデメリット

ロングホーズにはメリットが多い半面、デメリットもあります。

スラックスに引っかかる

一般的なロングホーズを履いた場合、立ち上がったときにスラックスとロングホーズが引っかかって、スラックスの裾がずり上がり、残念な姿に見えてしまうことがあります。

その度にスラックスの裾を引っ張って、もとの位置に直すのは非常に手間です。

しかしながら、正統派のスーツに合わせるならやはり、素肌を見せないロングホーズが良いといえます。

次項では、ロングホーズのデメリットをカバーできるおすすめの靴下を紹介します。

   

グンゼの「SEEK」ロングホーズ

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ここでは、グンゼがおすすめする「SEEK」ロングホーズの3つの魅力を紹介します。

ソックス上部にキュプラ混素材を使用しているためスラックスに引っかからない

キュプラは、ドレープ感や滑らかさ、そして美しい光沢があるのが特徴です。

吸湿・放湿性にも優れています。

ムレやすい夏場や梅雨の時期でも快適に過ごしやすく、冬場の静電気も起きにくいので、年中使える靴下です。

滑りの良いキュプラ素材は、スラックスと靴下が引っ付く心配も軽減できます。

オーガニックコットンの中でも最高級の繊維長を持つ「アルティメイトピマ」を使用

アルティメイトピマは、アメリカでオーガニック栽培されている綿花の一種です。

手間暇をかけて育てられた綿花は、超長綿の中でもトップクラスの繊維長と繊維強度を持っています。

SEEKのロングホーズのデザイン性

SEEKのロングホーズは、杢(もく)カラーを中心にしたカラーバリエーションで、スーツと合わせやすいです。

天然の綿蝋成分による自然な光沢はスーツとの相性が非常に良く、美しい光沢が持続します。

また、足首から履き口にかけて少しずつ広くなるように編むことで、ほかにはないフィット感を実現し、ずり落ちにくく心地よい履き心地に仕上がっています。

▶SEEKロングホーズ一覧
メンズ ロングホーズ

さまざまなシーンで活躍

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SEEKのロングホーズは、ビジネスシーンだけでなく、結婚式や就職活動のときにも重宝します。

就職活動をしている学生の多くは、「靴下までこだわれない」と思うかもしれませんが、ロングホーズを着用することによって、足元にも気を使える人という印象をアピールでできるかもしれません。

   

身だしなみは足元から気をつけましょう

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「身だしなみは足元から」といわれるように、相手に良い印象を与えためには靴下も大切なポイントです。

足元は、ふとした瞬間に意外と見られていることが多いため、靴下にまで気を配ることで、清潔感のある魅力的な紳士に近づけるでしょう。

スーツに合わせる靴下をお探しの方は、この機会に一度、グンゼのロングホーズを試してみてはいかがでしょうか。

靴下が紳士を完成させる スーツに合わせる靴下「ロングホーズ」とは

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