【女性の脇汗対策】ニオイや黄ばみの原因、脇汗を止める方法、おすすめインナーを紹介
季節を問わず、見た目とニオイの両面で気になる脇汗。 「汗ジミが気になって腕をあげられない」「ニオイが心配」といった経験がある方も多いのではないでしょうか?脇は汗腺が多く、汗をかきやすい部分ですが、事前に対策することで汗ジミやニオイ、黄ばみを軽減できます。
そこでこの記事では、脇汗が増える原因、汗ジミ・黄ばみ・ニオイ対策について紹介します。
また、おすすめインナーについてもまとめていますので、脇汗にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
脇汗に関するよくある悩み
脇汗について、このような悩みを抱えたことはありませんか。
・脇の汗ジミや衣服の黄ばみが気になって人前で上着を脱げない
・脇汗のニオイが周囲に漂っていないか気になる
・グレーやカーキの衣服を着たいけど、汗ジミが目立ちそう…
・冬なのに空調の温度が高くて脇汗が出る
腕を大きく上にあげた瞬間、汗ジミを見られたりニオイが気になって、動作がだんだん消極的になってしまいませんか。
脇汗の悩みはデリケートな内容なので周囲に相談しづらく、「自分はほかの人よりも脇汗が多い(かきやすい)のではないか」と思っている人も多いようです。
人が一日にかく脇汗の量
平均的な脇汗の量をご存知でしょうか。
人が一日にかく汗の量はおよそ500~1500ml。脇汗はそのうちの10ml前後(小さじ2杯程度)、割合にして約1%だと言われています。
実際は体質や運動量、気温によって前後しますが、脇汗対策をとることで生活に支障が出ないようであれば、「人よりも脇汗が多い」と気にする必要はありません。
少しの量にもかかわらず、多くの女性を悩ませる脇汗。
一見デメリットしかないように見える脇汗ですが、きちんと役割があるのです。
脇汗の役割とは?
脇汗は体温調整の役割を果たしています。夏などの気温が高いときや運動したとき、風邪をひいたときなどに発汗が起こることで、汗の水分が皮膚の上で蒸発します。
汗が気化することによって、高くなりすぎた体温を下げ、36.5℃前後に保ってくれるのです。人間は体温を常に一定に保っておかないと、身体機能を維持できないので、脇汗をかくことは生命維持に必要不可欠なことなのです。
いくら脇汗に重要な役割があるとはいえ、汗ジミになってしまうのは嫌ですよね。汗を吸収してくれるインナーアイテムを使用して、肌を清潔に保ちながら、汗ジミ対策をするのがおすすめです。
脇汗パッドはどこに付けるのが正解?汗ジミ範囲を徹底検証
脇から出る汗を、全て吸収できれば汗ジミを気にすることなく過ごせますが、そもそも汗取りパッドが汗をキャッチする場所に付いていなければ何の役目も果たせません。
そこで、汗ジミの出る箇所や範囲などを徹底検証しました。
検証結果
この結果から、下記の2点がわかります。
1.脇の位置:脇は身体の前側に存在している。
2.汗の量:量が多いのは腕側ではなく、身体側。(身体側に汗ジミが出やすい。)
結論
身体の前側にある脇をカバーして、汗がしみ出しやすい位置に厚みがある脇汗パッド付きインナーがあれば、脇汗を効果的に吸収して衣服への汗ジミを気にせず、お洒落を楽しめそうです。
【脇汗・汗ジミ対策】インナーを活用する
検証結果からわかったポイントを押さえた、脇汗をしっかりキャッチするおすすめの『汗取りパッド』付きインナーをご紹介します。
この脇汗パッドは、脇がある前側の生地を広めに設計(特許取得済特許-5710181)されており、きちんと脇にフィットして脇汗をしっかり吸収!さらに、汗によるベタつきを軽減できる速乾・抗菌防臭加工が施されています。
電車でつり革や手すりを持つとき、棚から物を取るときなど、ふと腕を上げたときに気になる脇汗に悩まされている方は少なくないでしょう。
夏だけではなく寒い冬でも衣服を着ると体温の熱がこもることで汗をかくことも。次第に汗が冷たくなり身体を冷やしてしまう原因にもなってしまいます。
そのようなときにも活躍する汗取りパッド付きインナーは、何枚あっても重宝すること間違いなしです。
この商品以外にも、タンクトップや半袖、縫い目のない商品などバリエーション豊かな品揃えがあります。
【番外編】脇だけじゃない!隠れ汗かき対策
COOLMAGIC(クールマジック) 【部屋干しクイック】5分丈〈MC9166〉
汗をかくのは脇だけではありません。太ももやお尻に汗をかくことでボトムスに「汗ジミができた」「張り付いて気持ちが悪い」なんてことはないですか?
そのようなときは吸汗速乾機能のあるボトムで太ももの汗によるベタつきを軽減!
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【脇汗対策】制汗剤を使う
脇汗対策としておすすめなのが「制汗剤」です。制汗剤はその名の通り、汗を抑制する効果があるので、お出かけ前にさっと施しておけば、外出時にこまめに汗を拭き取る回数が少なくなります。朝の忙しい時間帯でも手間がかからないのが嬉しいポイントですよね。
また、制汗剤には「スプレータイプ」「ロールタイプ」「シートタイプ」の3種類があります。
スプレータイプ
スプレータイプは吹きかけるだけなので、もっとも手間がかからず脇汗対策ができるアイテムです。スプレーの噴射口が直接脇に触れないので衛生的に使うことができます。
ロールタイプ
肌に直接塗るタイプの制汗剤です。スプレータイプよりも高い制汗作用があるので、嫌な汗ジミやニオイが気になる方は試してみましょう。
シートタイプ
ニオイだけでなく、汗をかいたときのベタつきも拭き取ってくれるのが「シートタイプ」です。サラサラとしたパウダーが付いているものもあり、肌を爽やかに保ってくれます。
【ニオイ対策】デオドラント剤を使う
デオドラント剤は、制汗剤とは異なり汗を抑制するのではなく、ニオイの元となる雑菌の繁殖を抑える働きがあります。
デオドラント剤は制汗剤とは異なるもの
脇汗のニオイが気になる方や汗の量が少ない方は、シーンに合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。
脇汗が増える主な原因
脇汗が増えてしまう原因には、どのようなことが考えられるのでしょうか?
ここでは、脇汗が増えてしまう主な原因について見ていきましょう。
気温の高さなどの気候
私たちの身体は、気温の高さなどにより体温が上がると、体温を適温に保つために、手のひらや足裏を除く全身から汗を分泌します(温熱性発汗)。
温熱性発汗は、全身から汗を分泌させ、気化熱を放熱することにより体温を下げるためのものです。
温熱性発汗で出る汗の量は気温や状況によって変わりますが、非常に暑い日や、激しい運動を行ったときなどは、思った以上に多くの汗をかいていることがあります。
精神的なストレス
緊張状態や驚いたとき、ストレスを感じたときなど、精神的な刺激が原因で汗をかくことを「精神性発汗」といいます。
精神性発汗は、「手に汗握る」といった言葉にもあるように、手のひらから出るケースや、足の裏、脇の下などの限定された場所からベタつきのある汗をかきます。
辛い食べ物の摂取
辛いものを食べたときなどに出る汗を「味覚性発汗」といいます。味覚の刺激から反射的に分泌される汗は、鼻や額などにあらわれ、食べ終わればひいていきます。味覚の刺激が強いほど、汗の出る範囲は広くなります。
また、味覚性発汗は、温熱性発汗とともに生じるのが一般的です。カプサイシンなどの辛味成分が交感神経を刺激して体温を上昇させるため、脇からも発汗しやすくなります。
多汗症やわきがなどの症状
脇汗が大量に出たり、ニオイに特異な刺激臭があったりする場合は、多汗症やわきが(腋臭症)の可能性があります。
多汗症とは、特に暑くもなく快適な状況であっても大量の汗が出てしまう疾患です。頭部や顔、手のひら、脇、足裏などの局所的な部位に大量の発汗がみられます。
またわきがは、アポクリン汗腺をもつ脇や外耳道、まぶたの縁、鼻、乳輪、外陰部から分泌される汗に含まれるタンパク質や脂質などの有機物が、皮膚表面の常在菌により分解されることで特異な刺激臭を放つ疾患です。わきがは、脇汗が多くニオイが強いだけではなく、耳垢が湿る、脇の部分が黄ばむといった特徴もみられます。
【衣服の黄ばみ対策】黄ばみに有効な洗剤を使う
お気に入りの衣服が、脇汗で黄ばんでしまったときは、残念に思いますよね。
黄ばみは、衣服についた汗や皮脂汚れが酸素と結びつき、酸化することで起こります。そのため、一度着た衣類は、放置せず早めに洗濯すると黄ばみが起こりにくくなります。
黄ばみの原因となる汚れは、時間の経過とともに繊維の奥深くまで入り込み、普通の洗濯ではなかなか落とせません。
ここでは、しつこい黄ばみができてしまったときの洗濯方法を2つ紹介します。
重曹を使う洗濯方法
重曹にはタンパク質を分解させる働きがあるため、黄ばみに大変有効だといわれています。お湯に溶かして浸け置きする以外に、ペースト状にして使う方法があります。
●つけ置き洗いの方法
- 1.40℃くらいのお湯500mlに重曹を大さじ1入れ、衣服を1時間程度浸けておきます。しつこい黄ばみは軽く揉み洗いしましょう。
- 2.いつもどおり洗濯をします。
●重曹ペーストを使う方法
- 1.重曹ペーストは、水と重曹を1:2の割合で混ぜて作ります。
- 2.重曹ペーストを直接黄ばみに塗り込み、30分ほど置きます。ポイントは繊維に馴染むようしっかりと揉むことです。
- 3.ペーストをすすいで落としてから洗濯機で洗濯しましょう。
酸素系漂白剤を使う洗濯方法
もう1つの方法は、酸素系漂白剤を使用することです。
酸素系漂白剤はほとんどの色柄ものに使えますが、デリケートな生地を洗うときは事前に必ず洗濯タグを確認しましょう。
●酸素系漂白剤を使う方法
- 1.酸素系漂白剤を使う前に、40℃くらいのお湯で予洗い(よあらい)します。皮脂汚れは冷えると固まってしまうので、予洗いには必ずお湯を使用してください。
- 2.予洗いが終わったら、洗濯用洗剤で黄ばみを揉み洗いし、洗剤をすすぎましょう。
- 3.40℃くらいのお湯に酸素系漂白剤を規定量投入し、衣服を30~60分ほど浸け置きします。
- 4.漂白剤をすすいだら洗濯機で洗濯します。
脇汗が流れ落ちる前に......!対策をはじめましょう
脇汗は、気候だけでなく精神的にストレスを感じたときや、辛味のある食べ物の摂取などによっても増加するため、事前に対策をしておきましょう。
さらに、脇汗によって衣類に黄ばみが生じないよう、一度着用した衣類は早めに洗濯し、もし衣類が黄ばんだら、重曹や酸素系漂白剤を使って黄ばみを落とすことをおすすめします。
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