2021.11.09

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【医師監修】冬の汗の方がにおいやすいってほんと?冬の汗のニオイ対策5選

夏場は汗のニオイ対策や汗対策をしているものの、冬は特に何もしていない人は多いかもしれません。しかし、「外は寒いから厚着したけど、電車内や室内は暖房が効いていて汗をかいてしまった」という経験がある方は多いのではないでしょうか。思わぬ場面で汗をかいてニオイが気になるのは、自分自身でもとても不快なものですね。そこで今回は、冬場の汗のニオイ対策についてご紹介します。

【監修者】いづち医院 院長 井土昇

【監修者】いのうえ皮フ科クリニック 院長 井上和之
京都府立医科大学卒業後、国立病院機構舞鶴医療センターを経て、現職に。日本皮膚科学会認定専門医、日本皮膚科学会正会員、日本皮膚外科学会正会員。

寒い季節なのにどうして汗をかくの?!?

寒い季節なのにどうして汗をかくの?

冬に汗をかく原因

電車やオフィスなどの室内は暖房が効いているので、外気温にあわせた服装では暑くて汗をかいてしまうのは当然です。このような外と中との寒暖差の他にも、冬に汗をかく原因はあります。

・冬は代謝が高くなっているから

気温が低い冬は、体温を維持するために基礎代謝が高まるとされています。そのため、階段の登り降りや歩行などのちょっとした動作や運動でも、汗をかきやすくなることがあります。

・体温調節機能の低下

体温調節機能が何らかの理由で低下していると、汗をかきやすくなることがあります。

・ストレスや睡眠不足

ストレスや睡眠不足が慢性化していると、自律神経に異常が起きて過剰に汗をかくことがあります。

・ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れによっても汗をかきやすくなることがあります。例えば更年期女性では、女性ホルモンの急激な減少によって汗をかきやすくなる人もいます。

・皮下脂肪や内臓脂肪が多い

皮下脂肪や内臓脂肪の多い、いわゆる太っている人は汗をかきやすい傾向があります。

・運動不足

運動不足で普段から汗をかく習慣の少ない方は、汗腺の濾過機能が衰えやすくなっているため、濃度の濃い、ベタベタしていてニオイの強い汗が出やすくなります。

医師コメント

このほか、汗の量が尋常ではない場合や一部だけにかく場合などは、多汗症などの病気が潜んでいる可能性もあります。日常生活に支障がでるようなら医療機関の受診することをおすすめします。

実は夏よりにおう!?冬の汗のニオイの原因

冬の汗のニオイの原因

「冬の方が汗臭くなりやすい」と感じたことはありませんか?冬の汗がくさくなりやすいのには理由があります。

冬は汗が蒸発しにくい服装だから

冬は保温性に優れた服を重ね着することが多くなります。保温性が高い=通気性が悪くなりがちなので、汗が蒸発せず、残った汗に雑菌が繁殖し、嫌なニオイを発しやすくなります。

洗わず何度も着る服も多いから

冬物衣類にはニットやセーター・コートなど毎日洗えないものが多く、汗のついた服を放置することで雑菌が繁殖してニオイが発生しやすくなります。

夏よりも汗の濃度が高くなるから

夏は体温が高くなった時に出る「温熱性発汗」が多いですが、冬は脇などに発生する「ストレス性の部分汗」が多くなる(=精神性発汗)といわれています。この精神性発汗は、アポクリン腺の多い脇から急激に出るため、血液成分を再吸収させる余裕がなく、濃度が高くニオイの強い汗になります。

冬場は汗腺の機能が低下しやすいから

汗を分泌する汗腺は、血管のすぐ近くに存在しています。そして、体温が上がりすぎないように血液中から血漿(けっしょう)という成分を取り出して汗を作り、汗腺から分泌しているのです。

この血漿は、ほとんどが水分ですが、カリウムやマグネシウムなどのミネラルも含んでいます。実は汗のニオイの原因となるのが、このミネラル分なのです。本来、これらミネラルは汗腺の濾過機能によって除去され、出てきた汗は限りなく水に近いものになります。しかし、汗腺の機能が低下していると、濾過機能も衰え、ミネラル分が汗と一緒に出てしまいます。そして、ミネラルが皮膚の常在菌と結合し、嫌なニオイを発するのです。

気温の低い冬場は、体温が上がりすぎる機会が少ないため、汗腺の機能も低下しやすくなります。そのため、ニオイの強い汗をかきやすくなるのです。

脇汗は特にくさくなる?その理由

脇汗は特にくさくなる?その理由

汗の中でも、特に脇から出る汗はニオイがきつくなります。この理由は以下です。

汗を分泌する汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺のふたつがあります。エクリン腺は全身にあり、そこから出る汗のほとんどは水分です。サラサラしていてニオイもさほどありません。一方、アポクリン腺は主に脇にあり、水分だけでなくタンパク質や脂質などを含んでいます。そのため、脇汗はベタベタしていて独特なニオイを放つのです。

冬にもおすすめの汗対策5選

冬にもおすすめの汗対策5選

冬の汗対策として以下のポイントに留意してみましょう。

1.インナーを見直す

寒さ対策のために冬はヒートインナー(発熱系のインナー)一択の方も多いのではないでしょうか。しかし、発熱系のインナーは吸湿発熱のものが多く、汗をかくと汗の水分が熱エネルギーに変換されて発熱するため、暑くなり過ぎる事があります。暑くなり過ぎるとさらに汗をかき、その汗が冷えてしまって寒くなる悪循環に陥ってしまう事もあります。冬場の汗が気になる方はインナーを見直すのも良いかもしれません。

・おすすめインナー

「theGUNZE」

「theGUNZE」

冬場の汗対策としておすすめなのが、こちらのインナーシリーズです。一般の綿に比べて吸湿性が高いので、ムレにくく、さわやかな着心地を実現しています。また、高い消臭効果も自慢です。汗臭さの原因となるアンモニアなどのニオイ成分を90%カットするほか、すっぱい汗のニオイの原因となる酢酸にも消臭効果を発揮します。

また、夏用の吸汗速乾インナーで汗のムレを逃がすのもおすすめです。寒さが気になる方は、保温インナーを重ね着すると良いでしょう。

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2.汗をかく習慣をつける

冬場も汗腺の働きを低下させないように、日頃から汗をかく習慣を取り入れましょう。筋トレや有酸素運動がおすすめです。運動が苦手な方は汗をたっぷりかける半身浴も効果的です。

3.夏同様、制汗剤やデオドラント製品で対策

毎日電車に乗る方や、職場で暖房が効いていて暑くなりやすい環境にある方は、あらかじめ制汗剤やデオドラントで汗対策をしておきましょう。

4.体温調節できる衣類を着る

一枚であたたかいボリューム系衣類ではなく、暑くなったらすぐに脱げるよう薄手の衣類を何枚か重ね着をするようにしましょう。

5.食生活を見直す

汗のニオイを抑えるには、食生活の見直しも重要です。

医師コメント

肉類や動物性タンパク質・動物性脂肪をとりすぎると、アンモニアなどのニオイの原因物質が産生されて、汗がにおいやすくなるといわれています。また、ニンニクも、含有成分アリシンが体内で血中に取り込まれ、皮膚から汗といっしょに排出されてニオイの原因になります。こういった食品の取りすぎに気をつけましょう。

汗のニオイ対策のためには、肉類メインの食生活から、野菜や海藻類・豆類・きのこ類などを主体としたメニューに切り替えてみましょう。

まとめ

「寒い日に厚着で電車に乗ったら暖房で汗をかいてしまい、汗臭くなっているんじゃないかと気が気ではなくなった」そんな経験がある方はぜひ、冬場の汗対策をしましょう。今回ご紹介したインナーの見直しやデオドラントの使用・食生活の見直しを実践してみてくださいね。

【医師監修】冬の汗の方がにおいやすいってほんと?冬の汗のニオイ対策5選

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