ブラジャーが上がってくる理由とは?正しいつけ方を解説
体を動かしたり、高い場所にあるものを取ろうと腕を上げたりしたときに、ブラジャーが上がってくることはありませんか?
日常生活の中で度々ブラジャーが上がってくると、不快でストレスを感じてしまいますよね。
そこでこの記事では、ブラジャーが上がってくる理由、そして正しいつけ方を紹介します。
ブラジャーが上がったままの状態で着用し続けると、バストに悪影響を及ぼすおそれもあるため、きれいなバストをキープするためにも、ぜひ最後までお読みください。
ブラジャーが上がってくる3つの理由
では早速、ブラジャーが上がってくる理由についてみていきましょう。具体的には主に、以下の3つがあげられます。
複数の理由が重なってブラジャーが上がっている可能性もあるため、一つずつ確認してみてください。
理由1.ブラジャーのサイズがあっていない
ブラジャーが上がってくる理由として特に多いのが、ブラジャーのサイズがあっていないことです。
例えば、カップサイズがあっているのにブラジャーが上がってしまう場合は、アンダーのサイズが大き過ぎることが考えられます。
また、カップやアンダーサイズだけでなく、バストの輪郭線やストラップがフィットしているかどうかも確認してください。
なお、バストの輪郭線とは、胸とお腹の境目のことです。このラインにブラジャーが沿っていると、バストがきちんとおさまり、ブラジャーが上がりにくくなります。
加えて、ストラップがきつ過ぎると、腕を上げたときにブラジャーが上に引っ張られてしまうため、心当たりがある方は今一度見直してみてください。
理由2.バストの形や体型の変化
バストの形や体型が変化すると、ブラジャーと体がフィットしなくなるため、ブラジャーが上がってくる原因となります。
個人差はありますが、バストは加齢によって徐々に下垂していくものです。
特に、妊娠や出産、授乳を経験したあとのバストは脂肪が柔らかくなるため、バストが横や後ろに流れやすくなります。その結果、ブラジャーのカップに隙間ができ、上にずれてきてしままうのです。
また、バストの形が変化する原因として、姿勢の悪さもあげられます。姿勢が悪い状態で過ごしていると、バストのトップの位置が下がり、形やサイズが変化する場合があります。
ブラジャーのサイズは背筋を伸ばした状態で測るため、姿勢が悪いとブラジャーがフィットせず、上がってきてしまうのです。
理由3.ブラジャーの劣化
ブラジャーは、使用回数とともに劣化していきます。
着用方法、洗濯の仕方、着用頻度によって変わってきますが、グンゼでは1年程度をブラジャーの買い替え時と考えています。
また、前述のとおり体型変化もあるため、着用2年目からはブラジャーのサイズが体にあっているかを含め、継続的に着用すべきか確認することをおすすめします。
なお、使っているブラジャーのワイヤーが変形していたり、アンダーベルトが伸びてゆるくなっていたりする場合は劣化しているサインといえます。
さらに、ブラジャーは正しい方法で洗濯することも重要です。正しく洗濯をしないと型くずれしやすくなり、劣化を早める原因となります。
ブラジャーを洗濯する際は、必ず取り扱い表示記号(洗濯表示)を確認するようにしてください。
ブラジャーの正しいつけ方
ブラジャーは、正しくつけないとバストが変形したり、老けた印象に見えたりと悪影響を及ぼします。
また、バストサイズを測り新しいブラジャーをつけているにもかかわらず上がってくる場合は、つけ方が間違っている可能性があるため、正しい方法を確認しましょう。
次項で、ホックがあるブラジャーと、ホックのないブラジャーそれぞれの手順を解説します。
ホックのあるブラジャーのつけ方
- 1.ストラップを肩にかける
- 2.カップの下側を持って少し前かがみになる
- 3.前かがみのままバストをカップにあわせてフックをとめる
- 4.ストラップを少し浮かせてバスト全体を手で包む
- 5.バストを脇から中央に寄せてカップにおさめる
- 6.体を起こしてカップとストラップを調整する
ホックのないブラジャーのつけ方
- 1.ブラジャーに足を入れて下からはいてつける
- 2.少し前かがみになりバスト全体を手で包む
- 3.バストを脇から中央に寄せてカップにおさめる
- 4.体を起こしてカップとストラップを調整する
ホックがあるブラジャーもないブラジャーも、アンダー部分が水平になっていれば正しくつけられています。
ブラジャー着用後のチェックポイント
ブラジャー着用後は、ブラが正しくつけられているか、まずは以下5つのチェックポイントを確認しましょう。
次に、フィッティング確認運動をしてみてください。
- 1.腕を上下に上げ下げする
- 2.体を左右にひねる
妊娠中などで体を左右にひねることができない場合は、肩を回してみましょう。
フィッティング確認運動をすれば、体を動かしたときにカップが浮いたり脇肉がはみ出たりしないかを確かめられます。
ブラジャーのストラップやホックは定期的に調整しよう
ストラップの長さは、人差し指が1本入るぐらいのフィット感になるよう調節します。
ストラップがゆる過ぎると、ブラジャーがずれ上がるだけでなく、バストが垂れ下がる要因にもなります。
反対に、きつ過ぎてもブラジャーが外れやすくなるほか、肩こりにもつながるため注意しましょう。
また、ブラジャーのホックは、真ん中でとめるのが理想です。真ん中のホックでとめて、ちょうど良いフィット感のあるブラジャーを選んでください。
自分にあったブラジャーの見つけ方
ブラジャーによる不快感やストレスを解消するためには、自分にあったブラジャーを見つけることが大切です。
ここからは、ブラジャーに関する4つの悩み別におすすめのアイテムを紹介します。
ワイヤーが苦手・締め付けたくない人におすすめのブラジャー
多くのブラジャーには、バストを支えるためにワイヤーが入っています。ワイヤーがあることでバストをホールドし、きれいなバストラインをつくります。
しかし、長時間つけていると締め付けられる感じや、痛みを生じることもあるでしょう。そのようなときは、ノンワイヤーのブラジャーを選んでみてください。
ノンワイヤーのブラジャーは、ワイヤー入りのものに比べてホールド力が劣るものの、最近ではバストをホールドしながら、形をきれいにキープできるアイテムが増えてきています。
軽量のメッシュフレームがワイヤーの役割を果たし、脇に流れやすいバストをしっかりと支えます。
着用圧が低く、肌への負担を軽減するほか、環境にやさしいオーガニックコットンを使用している点も特徴です。
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胸を小さく見せたい人におすすめのブラジャー
胸が大きく見える理由は「横に広がって見える」「高さやボリュームがある」ことなどが考えられます。
そのため、胸を小さく見せたい方には、以下のような特徴を持つブラジャーがおすすめです。
胸の大きさが目立たなくなればシルエットもすっきりするので、着やせ効果も期待できます。
「胸を小さく見せるブラ」は、バストのボリュームと高さを抑え、大きな胸を小さく見せます。
ノンワイヤーのため締め付けが少なく、脇のアンダーを高めに設計したことで食い込みを軽減できる点もポイントの一つです。
バストをボリュームアップして見せたい人におすすめのブラジャー
ボリュームアップするためのブラジャーは、ぴったりのサイズで目的に沿ったものを選びましょう。
例えば、谷間をつくりたいのであれば、厚めのパッドがあり、バストを覆うカップが3/4のタイプのものがおすすめです。
また、サイドベルトの幅が広く、脇や背中に流れたバストを寄せ集められるブラジャーも役立ちます。
カップの下部にある特盛パッドが、バストのボリュームをグイっと底上げしてくれるノンワイヤーブラジャーです。
肩紐の位置を内側に設計することで、カップを浮きにくくしているほか、つるっとした素材のため、Tシャツやニットを着てもひびきません。
ノンワイヤーなのに、ふわふわマシュマロのような厚みのあるカップでバストをキレイにボリュームアップします。
ゴージャスなレースがおしゃれな一枚です。
脇肉をカバーしたい人におすすめのブラジャー
脇肉をカバーしたときは、サイドベルトの幅が広めの脇高タイプを選びましょう。脇高タイプのブラジャーは、はみ出た脇肉をバストに戻しながらキープします。
また、脇肉だけでなく、背中の脂肪を寄せやすいのも嬉しいポイントといえます。
脇高でゴムがない「脇肉シェイプブラレット」は、はみ出る脇肉をバストに戻しながら隠します。
ゴムやホックがないためバストを締め付け過ぎず、カットオフレースのおかげでブラジャーによる凹凸も目立ちません。
ブラジャーが上がってくるときはサイズとつけ方をチェックしましょう
ブラジャーが上がってくるのを防ぐには、バストサイズを確認し、自分にあったブラジャーを身につけることが大切です。
また、この記事で紹介したブラジャーの正しいつけ方と、着用後のチェックポイントを参考に、着用方法についても見直してみてください。
バストの形や体型の変化、あるいはブラジャーの劣化が原因でブラジャーが上がってくる場合は、新しいものへの買い替えを検討しましょう。