2024.01.30

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寝る時の靴下着用はOK?NG?睡眠メカニズムから考える、靴下のメリット・デメリット

寒くなってくると、寝るときに靴下を履いて寝るか脱いで寝るか迷いませんか?ちまたには「靴下を履いて寝るのは良くない」という説もありますが、「とはいっても、足が冷えてつらいから靴下を履いて寝たい……」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、寝る際に靴下を履くデメリットとメリット、就寝時の靴下の選び方をご紹介します。寒さが厳しくなるこの季節、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【アンケート】寒い日、寝るときに靴下を履く?履かない?

グンゼは、寒い日の就寝時に靴下を履くか履かないか、アンケートを実施しました。

*寒い日の就寝時に「靴下」を履く事がありますか?

n=457

履く 履かない
男女計 54% 46%

※男性 (n=232)

履く 履かない
男性計 49% 51%
20~34歳 59% 41%
35~49歳 46% 54%
50歳以上 42% 58%

※女性 (n=225)

履く 履かない
女性計 58% 42%
20~34歳 64% 36%
35~49歳 56% 44%
50歳以上 54% 46%

(2020年 自社によるインターネット調査)

こちらのアンケート結果から、「寒い日の就寝時に靴下を履く」と答えた方は「履かない」と答えた方よりも「若干高い」という結果になりました。
詳細を見ると、女性のほうが男性よりも履く割合が高く、男女ともに年齢が下がるほど靴下を履いて寝る傾向が高いことがわかりました。

寝るときに靴下を履くのは良い?悪い?

寝るときに靴下を履くか・履かないかについては、世の中にさまざまな言説があります。「寝るときは靴下を履かないほうが良いと、子どもの頃から言われてきた」という方もいるかもしれません。反対に、「足が冷えると入眠しづらくなるから、寒いなら靴下を履いたほうがいい」と考える方もいるでしょう。
そこで次項からは、寝るときに靴下を履くデメリットとメリットを解説します。

【靴下を履いて寝るデメリット】蒸れたり、睡眠の質が下がったりする!?

睡眠中の靴下着用はOK?NG?睡眠メカニズムから考える、靴下のメリット・デメリットの記事内画像3

靴下を履いて寝ると、こんなデメリットが考えられます。

足が蒸れて不快に感じ、睡眠の妨げになる

布団に入る前は足元が寒くても、布団の中の暖かい環境で靴下を履いたままでいると、暑くなってしまう可能性があります。すると、汗をかいてしまい蒸れの原因になります。蒸れに不快感を覚えてしまうこともあるでしょう。

血液循環が悪化する

睡眠時に靴下を履くと、足指が自由に動かせなくなります。すると、毛細血管が締めつけられて血液循環が悪くなってしまいます。血液循環が滞ることで、より冷えやすくなったり、むくみが生じたりするおそれがあります。

足先に熱がこもるので深部体温が下がらなくなり、睡眠の質が下がる

近年の睡眠に関する研究によると、睡眠に入る前の人の体は、皮膚の血流が増加して熱放散が活発化します。それによって体の内部体温が低下し、睡眠が誘発されるとのこと。簡単に説明すると、以下のイラストのような流れになります。

睡眠中の靴下着用はOK?NG?睡眠メカニズムから考える、靴下のメリット・デメリットの記事内画像2

なかでも、睡眠に先行して皮膚体温の上昇が顕著に起きるのは、手の甲や足の甲です。つまり、手足の血流が増加して皮膚体温が上がると、体は眠りにつきやすい状態になるというわけです。

皆さんの中にも「足が冷えているとなかなか寝付けない」と経験的に知っている方は多いかと思いますが、これはこの睡眠のメカニズムから見ても正しい見解だと言えます。そのため、入眠時には足が冷えないようにすることが大事なのです。

しかし、だからといって靴下を履いたまま寝ると、靴下の中に熱が閉じ込められ、かえって足からの熱放出が妨げられるおそれがあります。そうなると、深部体温が十分に下がらないため、良い睡眠が得られなくなってしまいます。

【靴下を履いて寝るメリット】足の皮膚温度を上げて入眠を促す効果が期待できる!?

睡眠中の靴下着用はOK?NG?睡眠メカニズムから考える、靴下のメリット・デメリットの記事内画像1

靴下を履いて寝るメリットは、足を温めることで眠りにつきやすくなるという点にあります。
前項で説明したように、手足の皮膚温度を上げて熱を放出しないと、手足はもちろん、体全体の深部体温も下がらないので、寝つきが悪くなります。部屋の温度が低かったり布団が寒かったりして手足が冷えている・慢性的な冷えで手足が冷えているといったときになかなか寝つけないのには、こういった理由があったのです。

このことから、眠りにつきやすくするためには手足を温めて温度を上げることが大事だと考えることができます。そのために就寝前に温かいお風呂に浸かる・お風呂に浸かれない場合は足浴をする・足のマッサージをするといった方法がおすすめです。また、温めた足を冷やさないために、保温性のある靴下を履くのも効果的だといえます。

ただし、靴下で足を温めるのは、スムーズな入眠においてのみ効果的な方法です。デメリットの項目でも取り上げたように、靴下を履いたまま寝ると熱がこもって足からの熱放出が妨げられ、良い睡眠が得られなくなることがあります。

【靴下を履いて寝るメリット】足の皮膚温度を上げて入眠を促す効果が期待できる!?

冷えがひどくて寝つけない方へ。就寝時の靴下の選び方

ご紹介したように、睡眠時に靴下を履くと足の血流や表面温度が上がり、眠りにつきやすくなるというメリットが得られます。しかし一方で、足が温まりすぎると蒸れたり、熱放出が多くなりすぎてかえって体が冷えたりしてしまうデメリットも。

どうしても足が冷えて寝付けない場合は、足先までカバーしないレッグウォーマータイプがおすすめです。

「指先が冷えるので入眠時だけでも靴下タイプを履きたい」という方は、脱ぎやすいものを選びましょう。
これから紹介するおやすみソックスは、くちゴムがないので睡眠中でも楽に脱げます。また、足先のみ脱ぐ事も可能、レッグウォーマーとしても使用できる、就寝時に最適な靴下です。

おやすみソックス <AUQ861>

おやすみソックス<AUQ861>

就寝までの冷え対策と、睡眠中に靴下を履いていることのデメリットも考慮した、寝る時用の靴下です。
ポイントは3つあります。
1. くちゴムが無くておやすみ中に脱ぎやすい作り
就寝中に無意識に脱いでしまえるような作りになっています。
2. 2WAYに使える ソックスとレッグウォーマーが合体した形
寝る直前までソックスとして利用して、寝る際は足元のカバーを外してレッグウォーマーとして利用しても◎。おやすみ中に足先を解放することで、蒸れにくく熱くなり過ぎない使い方ができます。

おやすみソックス

3.足底は綿パイル生地使用で温めながらも蒸れ対策。
 汗を吸収して爽やかな履き心地です。

おやすみソックス

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ふくらはぎ全体を温めたい方や、ソックスが脱げやすくてお困りの方には、ロングタイプもあります。

       おやすみソックスロングタイプ         

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薄手のものをお探しの方はこちらのレッグウォーマーもおすすめ。

レッグウォーマー レディース(絹あわせ) <SQM852>

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こちらは、冷えやすい足元をしっかり包み込んでくれるレッグウォーマーです。外側は温綿、内側は絹100%で肌にやさしい二重編み構造になっています。

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就寝時まで足元を冷やさないことも大切

睡眠のメカニズムからも分かるとおり、スムーズな入眠のためには就寝前に足を冷やさないことが大事です。入浴時間~就寝の時間が空いている方は、お風呂などで温まった体や足を寝るまで足元を冷やさないよう、入浴後まだ足が温かいうちに靴下やルームシューズを履いて保温しておくことをおすすめします。寝るまでに足が冷えてしまった場合は、寝る前に足湯などで足を温めるのも効果的です。

ウチコレ 【裏ボア】足首あったかルームシューズ(履きくちリブタイプ)<AUS551>

ウチコレ ルームシューズ(ブーツタイプ) <AUS551>

足首までしっかり暖かくなるよう、足首部分はニットリブ素材に切り替えて、足元の寒さを逃さない設計しています。中綿、裏ボアで寒い季節も暖かく、室内だけでなく、体育館や会議室など底冷えする場所やアウトドアやキャンプの際のテントシューズとしてもオススメです。

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まとめ

日に日に寒さが増していき、寝るときの足の冷えが気になり出す人もいるのではないでしょうか。寝る前にお風呂に浸かって足を温める・マッサージをする・靴下を履くなどの対策で、スムーズに入眠できる状態をつくりましょう。また、布団に入ってから「暑いな」と感じたら、すぐに靴下を脱ぐことも大事です。足が冷たくなく、また暑くもない状態が、良質な睡眠にとってベストです。

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