2021.10.12

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【医師監修】肩が痛い!これって四十肩・五十肩?注意した方が良いことは?

「肩が痛くて腕があげられない」「安静時や寝ているときに、肩に鋭い痛みが走る」そんな症状がある方は、四十肩や五十肩を発症しているのかもしれません。四十肩・五十肩は普通の肩こりとは別物です。症状を長引かせないためには、医療機関での早めの治療・指導が勧められます。今回は、四十肩・五十肩の症状や注意点・セルフケアのポイントなどについてご紹介します。

【監修者】いづち医院 院長 井土昇

【監修者】いづち医院 院長 井土昇
関西医科大学医学部卒業後、昭和外科病院、京都桂病院などを経て、現職に。現在は福知山医師会長を務める。日本整形外科学会認定医、日本医師会認定産業医、日本医師会認定スポーツドクター。

四十肩・五十肩ってどんなもの?

四十肩・五十肩ってどんなもの?

四十肩・五十肩とは

四十肩・五十肩とは、肩関節まわりの筋肉や靭帯が炎症を起こしている状態を指します。専門的には「肩関節周囲炎」と言います。痛みや不快感、あるいは肩の動きが悪くなるなどの症状が出ます。

四十肩と五十肩は違うもの?

四十肩と五十肩は同じものです。昔は50代の人に多かったため五十肩と呼ばれていましたが、40代で発症する人も多いことから四十肩とも呼ばれるようになりました。

医師コメント

肩関節周囲炎は50代を中心とする40代〜60代の中年の方々に起きる、いわゆる五十肩のことで、この年代の2%くらいの方が肩関節周囲炎になると言われています。はっきりとした男女差はありません。

四十肩・五十肩の症状とは

四十肩・五十肩の症状とは

四十肩・五十肩の症状には以下のような特徴があります。

  • ・突然肩に激痛が走り、腕がまったく上がらなくなる
  • ・眠れないほどの痛みがある
  • ・肩を動かすとピリッと指すような痛みがある
  • ・何もしていなくても肩が痛い
  • ・肩だけでなく腕まで痛い

これらの症状ゆえに、日常のちょっとした動作に支障をきたしやすくなります。洗濯物を干すのがつらくなったり、肩が痛くてブラジャーのつけ外しや服の脱着がしづらくなったりすることがあります。

医師コメント

強い痛みを感じたとき・肩を動かしてもいないのに痛むとき・肩に熱感があるときは、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。

普通の肩こりとは違う?見分け方は?

普通の肩こりとは違う?見分け方は?

普通の肩こりの原因は、筋肉疲労や筋肉への過度な負荷、血行不良などですが、四十肩・五十肩の原因は、加齢による肩関節の炎症にあります。

普通の肩こりと四十肩・五十肩を見極めるポイントは、「肩を動かせるかどうか」です。また、普通の肩こりの痛みは鈍痛ですが、四十肩・五十肩の場合は鋭い痛みが走ります。

医師コメント

肩の痛みが起きる原因は、肩こりや四十肩・五十肩だけはありません。化膿性関節炎や悪性腫瘍など緊急に対応が必要な疾患が関連していることもあります。肩に痛みを感じたら、まずは自分の症状をよく観察し、早めに整形外科などを受診してみてください。

四十肩・五十肩の発症から回復までの段階

急性期 慢性期 回復期
期間 数週間~数カ月程度 6カ月前後
症状 安静時の痛み:あり
肩中心に腕全体が痛む。特に、家事や洋服の脱着時など腕を大きく動かすシーンで激しい痛みを伴う。
夜間に痛みが増し、眠れなくなるなど日常生活にも支障がでる。
安静時の痛み:和らぐ
急性期の激しい炎症が原因で、筋肉が引きつれ硬くなり、肩関節の可動域が狭くなる。
「腕が上がらない」苦痛を感じやすい。
症状が徐々に改善
動かせる範囲が拡大する。
動かしても痛みが出なくなる。
動き 安静が最優先。
無理に動かすと悪化する。
無理のない範囲で肩を動かす事ができる。 痛み強く出ない範囲で、運動やストレッチができる。

急性期(数週間~数カ月程度)

腕を上げたり肩を回したりといった動作を行うとき・安静時・睡眠時などに、肩周辺に違和感や鋭い痛みが生じます。

慢性期(6カ月程度)

安静時や睡眠時の疼痛は軽減するものの、肩関節が硬くなり、可動域に制限が残りやすくなります。また、過度に肩を動かすと、強いつっぱり感が出ることもあります。

回復期

痛みや違和感が徐々に改善し、可動域の制限も回復していきます。

四十肩・五十肩でやってはいけないこと・注意点

四十肩・五十肩でやってはいけないこと・注意点

痛いと感じる動作は絶対にしないで

「痛い」と感じる動作は絶対にしてはいけません。無理に腕や肩を動かそうとしたり、自己流のマッサージやストレッチをしたりするのはやめましょう。うっかり肩を動かす動作にも注意が必要です。

医師コメント

ストレッチなどのセルフケアは、急性期には刺激の少ないゆっくりした動作から始め、回復期になるにつれやや強い動作を加えたものにしていってください。痛みが和らいできたからといってうっかり強い動きをすると、炎症が再発する恐れがあります。このストレッチに関しても、医師の指導の下に行うようにして下さい。

着替え動作がきついなら、下着やインナーを前開きのものに

四十肩・五十肩になると、下着の脱着がつらくなってくることがあります。そういった場合は、前開きタイプのブラジャーや下着を検討してみましょう。

SELFEAR(セルフェア) 前開き ラクブラ <CI4055>

SELFEAR(セルフェア) 前開き ラクブラ <CI4055>

セルフケア発想で体をいたわるインナーシリーズ、「SELFEAR(セルフェア)」。こちらは、肩が痛いときでも着脱しやすい、前開きスナップタイプのブラジャーです。ストレッチ素材で腕も通しやすくなっているので、小さな動作で着脱できます。脇の縫い目がないので肌あたりもやさしく、快適に着用できるのも魅力です。

MediCure(メディキュア) 前あきカップ付き2分丈インナー <NP0038>

MediCure(メディキュア) 前あきカップ付き2分丈インナー <NP0038>

こちらは、「腕を動かすのがつらい」という患者さんの声から生まれた、前あきタイプのカップ付きインナーです。腕の上げ下げを最小限で脱ぎ着できるので、四十肩・五十肩の症状がつらいときにぴったりです。カップ付きなので、これ一枚でインナーとして着られるのも嬉しいですね。

▶前あきブラジャー一覧

▶前あきインナー一覧

夜間痛の緩和方法

夜間痛の緩和方法

四十肩・五十肩で夜間痛が出る場合の寝方は、まず仰向けが基本になります。仰向けの状態で、痛みが出ているほうの肩を少しだけ浮かせるようにしてください。そして、浮かせた部分の肩の下にタオルなど、やわらかいものをはさみます。こうすることで肩関節が固定されて痛みが軽くなります。ちょうどよいタオルの厚さは人によって違いますので、微調整が必要です。横向きに寝る場合は痛い方の肩を上にして、抱き枕を抱えて寝ると夜間痛が軽減します。

医師コメント

四十肩・五十肩では、寝返りを打つときに激痛が走ったり、痛みで眠れなかったりすることがあります。寝返りや寝相によって炎症が悪化するおそれもあります。寝るときに適切なケアをすることで、睡眠時の痛みを抑え、悪化を予防できます。

まとめ

肩や腕というのは、日常生活のあらゆる動作で動かす部位です。痛みや違和感を放置していると、症状が悪化してしまう恐れがあります。四十肩・五十肩の疑いがある方は、早めに整形外科で見てもらい、適切なケアを行いましょう。あわせて、前開きのインナーや下着を選ぶ・就寝時に安定ケアを取り入れるなど、できるだけ肩まわりに負担をかけない生活を心がけてください。

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