肌が弱い子どもには肌着を着せよう【敏感肌やかゆみでお悩みの方へ】
大人よりも皮膚が薄くてやわらかい子どもは、少しの刺激でも敏感に反応してしまうことがあります。衣服によって肌トラブルを起こしてしまうことも少なくありません。
子どものデリケートなお肌を守るためにも、肌着の着用はおすすめです。
今回は子どもの肌に起こりがちなトラブルと、おすすめの子ども肌着をご紹介いたします。
子どもの肌はとってもデリケート!
まずは子どもの肌に起こりがちな肌のお悩みをご紹介いたします。
敏感肌の子どもが抱える肌悩み
かゆみ | お風呂や直射日光に当たることで体があたたまったり、衣類の洗濯表示タグや縫い目が擦れたり、肌が乾燥したりすることで発生しやすい。 |
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乾燥 | 冬場は空気が乾燥しているため、肌の水分が失われがち。乾燥によってかゆみが起こることもある。 |
あせも | 汗を拭きとらずにそのまま放置していると汗腺が詰まってしまい、周囲の皮膚が刺激され炎症を起こしてしまう。 |
その他の皮膚疾患 | 症状によって対処法が異なりますので、原因が分からない場合は、医療機関を受診してください。 |
あせもについてさらに詳しく知りたい方はコチラの記事もチェックしてください。
かゆみ対策ご紹介
子どもが肌を掻き続けている姿や赤くなった皮膚を見ると「すぐに何とかしてあげたい!」と思いますよね。
そこで、自宅ですぐできるかゆみ対策をご紹介します。
保湿する | 乾燥はかゆみを引き起こす原因になりやすいといわれているので、保湿することがとても重要。 お風呂の温度をぬるめに設定する、部屋を加湿する、保湿剤を湯上り5分以内に塗る、保湿剤をこまめに塗りなおすなどの対策を心がける。 |
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汗はこまめに拭く | あせもができる原因の汗はこまめに拭く。たくさんの汗をかいたらシャワーを浴びるのも◎。 |
爪を短く切る | 長い爪で掻かないようにすることで、肌を傷めにくい。 |
水や保冷剤で冷やす | かゆみを感じる場所の温度を下げる事で、ヒスタミン(かゆみの原因物質)の分泌を抑える。 |
衣服や布団などは清潔にする | ダニ・カビなどのアレルゲンを放置しないために、丸洗いできる布団や、日光に当てて干すことが大切。 |
衣類の下に肌着を着る | 肌着を着ることで、衣類のタグや、衣類の繊維などが直接肌に当たらないので、肌ダメージを抑えかゆみを軽減させる。 また、汗を吸収し、肌を清潔に保つことができる。 |
ここでは、自宅でできる簡単なかゆみ対策を挙げましたが、治まらない場合は医療機関を受診してください。
敏感肌の子どもには肌着を着せよう
敏感肌の子どもは、衣類が少し擦れたなどの刺激だけでもかゆみを感じることがあります。
子どものデリケートな肌を守るには、肌にやさしい肌着を選んであげることが大切です。
肌着で衣服の刺激を軽減できる
衣類のタグが当たったり、セーターの繊維がチクチクしたりという刺激は、大人でも気になりますよね。敏感肌の子どもは、タグなどの物理的な刺激によってかゆみを感じやすいようです。そのような物理的な刺激によるかゆみには、肌着を着ることで衣服からの刺激を軽減させることができます。
肌着を着ることで、冬のセーターなど直接着るとチクチクする衣類は、刺激が肌に直接伝わらないのでかゆみなどを抑えることができます。衣類のタグも直接肌に当たらないので、不快感を軽減できます。
綿Tシャツの場合 肌着は不要?
綿のTシャツだと肌着を中に着なくてもいいと思われがちですが、綿のTシャツの場合でも、中に肌着を着たほうがいいってご存知でしょうか?
タグなどの刺激から肌を守るのはもちろん、真夏でも、Tシャツだけ着るよりも肌着を着ることで汗をより吸収し、肌を清潔に保ってくれます。
あせも予防のためにも汗を肌に残さないことが大切です。汗をかいたらこまめに拭いたり、肌着を着替えたりすることも忘れないようにしましょう。
Tシャツと肌着の違いについての詳しい情報についてはコチラの記事もチェックしてください。
「Tシャツと肌着って何が違うの?今すぐ知ってほしい、子どもの為の肌着の役割」
敏感肌の子どもの肌着の選び方
最も近くで肌に触れている肌着の刺激を少なくすることで、肌への負担をもっと軽減することも可能です。
そのためには、肌にやさしい肌着を選ぶことが重要です。
次に、肌着選びに重要なポイント3点を挙げました。
1.汗をよく吸うこと(吸湿性があること)
化学繊維は速乾性に優れていますが、水分を吸収しません。その点、綿などの天然繊維は汗などの水分をよく吸収し、肌に汗を残しません。汗をかいたらできるだけ早く着替えましょう。汗をそのままにしないことが大切です。
2.刺激が少なく、肌触りが良いこと
タグや縫い目の刺激がなく、肌触りが良いものを選ぶことで肌への刺激を抑えることができます。
綿は、綿花を原料とした天然繊維で、繊維の一本一本に「撚(よ)り」がかかっているため空気を含んでふっくらと柔らかい性質を持っています。そのため、綿の肌着は肌触りがやさしく、肌が敏感な子どもにも安心してお使いいただけます。
3.残留洗剤が残りにくいこと
洗濯物に残されたわずかな洗剤に肌が反応し、かゆみが出ることがあります。洗濯時のすすぎをしっかりする等の工夫の他、水洗いでも皮脂や汚れが落ちやすい素材のものを選ぶと良いでしょう。
敏感肌の子どもには「the GUNZE」がおすすめ!
「敏感肌の子どもにも安心して着せられる肌着が欲しい」そんなお母さんのお悩みにおすすめなのが「日本アトピー協会」推薦の「the GUNZE」です。
the GUNZEは綿100%の天然素材でできており、一般の綿よりも吸湿力に優れ、ムレにくいだけでなく、縫い目が外側にあり、取扱い表示記号(洗濯表示)も外側にプリントしているので、肌への物理的な負担も少なくなっています。
水洗いでも皮脂汚れが落ちやすく、残留洗剤も残りにくいので、より清潔に、より低刺激な状態でお使いいただけます。
まとめ
敏感肌の子ども肌着は選ぶのが難しいですが、ポイントを抑えることで大切な子どもが安心して使うことができる肌着を選んであげたいですね。