服の刺激を軽減したい!タグや縫い目がチクチクするときどうしたらいいの?
衣服についているブランドネームタグや洗濯表示タグ・縫い目などが肌に当たって、かゆみやチクチクを感じたことのある方は多いかと思います。かゆみやチクチク感は、一度気になり出すとどんどん強くなっていき、とても不快ですね。そこで今回は、衣服による刺激を軽減するための対策についてご紹介します。敏感肌の方や感覚過敏の方・触覚過敏の方はぜひ参考にしてみてください。
衣服の肌への刺激に悩む人は多い!
衣服が肌への刺激となる原因って?
そもそも、衣服がなぜ肌への刺激となってしまうのでしょうか?
服の素材が肌への刺激になっている
「衣服の表面が毛羽立ってチクチクする」「衣服が肌の摩擦になっている」など、衣服の素材が肌に刺激を与えていることがあります。
新品時は平気だったものの、着用&洗濯の繰り返しで毛羽立ちの増加 や 繊維のやせ細りで生地が硬くなる場合があります。そういった場合は思い切って処分し、買い替えを検討しましょう。
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タグや縫い目など、服についているものが肌に刺激を与えている
衣服には、タグや縫い目など、肌に刺激を与えるものがたくさんついています。
・ブランドネームタグ
首の後ろについているブランドネームタグも、チクチク感やかゆみの原因になります。首回りは皮膚が薄く刺激を感じやすいので、気になる人が多いのではないでしょうか。
・洗濯絵表示タグ
ボディ部分に縫い込んである「洗濯絵表示タグ」も、肌刺激になります。Twitterアンケートでも「洗濯タグが肌に当たってかゆくなる」と答えた方がたくさんいました。
・刺しゅうに当て布が付いていない
刺繍の裏に当て布がされていないと、刺繍糸が肌に当たったり擦れたりして刺激になります。
・縫い目
衣服の縫い目も肌刺激の要因です。特に縫い目が大きく飛び出ていると、チクチク感やかゆみが出やすくなります。
これらが肌にあたって刺激となっている可能性が考えられます。
衣服の刺激によるトラブルとは
衣服の刺激によって起こりうるトラブル
衣服の素材や衣服についているタグ・縫い目などの刺激によって、こんなトラブルが起きるおそれがあります。
・かゆくてかいてしまい、皮膚が赤くなる
肌刺激によって肌がかゆくなり、我慢できずについかいてしまうことがあるかと思います。しかし悪いことに、かゆみには、かけばかくほど余計にかゆくなる可能性があるのです。また、かき続けることで、皮膚が赤くなったり炎症を起こしたりするおそれがあります。
・一日中不快な思いをする
服の刺激による肌のかゆみやムズムズ感は、一度気になり出すと余計に気になってしまうものです。一日中不快な思いで過ごすことになってしまいます。
・首や胸などに小さなイボができる
首や胸など皮膚が薄くて刺激に弱い箇所の場合、皮膚への刺激によって小さなイボができてしまうことがあります。
小さな子どもの場合は大人がよく見てあげることが大事
大人であれば自分で対処ができますが、小さな子どもの場合、自分でかゆみや不快感を上手に伝えられないことがあります。「嫌がって服を着てくれない」「体をかいている」「かきむしって創ができている」「肌が赤くなっている」等の異変に気づいたら、着ている衣服に原因がないか確認し、必要であれば衣服を見直しましょう。
衣服による肌刺激を減らす方法
衣服による刺激を軽減するには、以下の対策をしてみましょう。
1 肌への刺激の少ないインナーを着る
肌に直接触れるインナーは、刺激の少ないタイプを選びましょう。縫い目がフラットで肌への接触が少ないものや、縫い目のないタイプがおすすめです。洗濯タグは、生地にプリントされているタイプだと刺激が軽減されます。また、素材は綿などの天然素材や、レーヨンなどの天然素材由来のものがおすすめです。肌あたりがやさしく汗もよく吸ってくれますので、敏感肌の方や感覚過敏・触覚過敏の方でも安心して着用できるでしょう。
なお、肌刺激の少ないインナーの選び方については、次項で詳しくご紹介します。
2 肌への刺激の少ない服を選ぶ
敏感肌の方や感覚過敏・触覚過敏の方は、洋服を選ぶときに「肌刺激が少ない衣服」という観点で製品をチェックしてみてください。例えば、「刺繍が施してある服なら、裏に当て布があるかどうか」「服の肌ざわりはどうか、チクチクしたりかゆくなったりはしなさそうか」などを確かめて検討しましょう。
3 刺激のもとになりやすいタグを切り取る
首元についているブランドネームタグやボディ部分についている洗濯絵表示タグなどは、肌刺激の原因です。これらがついている場合は、着用前に切り取りましょう。
刺激に敏感な方のインナーの選び方
肌に直接触れるインナーは、肌への刺激になりやすいアイテムです。刺激に敏感な方は、特に慎重に選びたいところです。以下のポイントをチェックしてみてください。
縫い目の状態をしっかりチェックしましょう
インナーは特に縫い目が肌刺激になりやすいので、刺激になりにくいように縫製されているかを確認しましょう。
良い例で挙げているような、縫い目がフラットで肌にあたりにくいタイプがおすすめです。
反対に、悪い例で挙げているような縫い目が大きく飛び出ているタイプは避けた方が良いでしょう。
洗濯絵表示タグの状態をチェック
洗濯絵表示タグが首元や腰まわりについていて、それが肌にあたってかゆみやチクチクの原因になっていることがあります。大きなタグがついていないかをチェックしましょう。
洗濯絵表示タグが生地にプリントされているものなら、タグによる肌刺激がありません。前述したTwitterのアンケートでは「洗濯タグは肌がかゆくなるので、最初に必ず切り取っている、裏返して着ている」という方が大勢いました。今までそのようにしていた方も、プリント式であれば手間が省け、快適に着用できるでしょう。
おすすめインナー
【敏感肌用子ども肌着】アトネス
上記の例として使用したのは、敏感肌用子ども肌着「アトネス」です。刺激の少ない縫製と天然素材にこだわった子ども肌着シリーズです。一般のコットンよりも吸収力・吸湿力の優れたコットンを使用し、汗ムレによるかゆみや刺激を軽減しています。また、袖や襟周りの縫い目を外側にすることで肌あたりを優しくしています。洗濯絵表示も生地にプリントしているので、かゆみやチクチクなどの刺激を軽減してくれます。
【縫い目なしで肌にやさしい肌着】メディキュア
こちらは縫い目がまったくない低刺激インナーです。メンズ・レディース・キッズの展開がありますので、家族みんなで着用できます。
コットンと天然由来のレーヨンを使用しているのでなめらかな着心地で、快適な肌触りを実現しています。
肌あたりが気になる首元や袖・裾などは切りっぱなし加工にしており、縫い目は一切ありません。
また、洗濯絵表示も縫い付けずに転写プリントにしているので、「タグがあたって肌刺激になる」といったことがありません。
インナーを着てもタグが肌にあたってチクチクする場合の対処法
Tシャツやトレーナーといった衣服の、首元についているタグがチクチクするという方もいるかと思います。中にインナーを着ていても気になる場合は、次のような対策をしてみてください。
タグを取る
【キレイに取る方法】
タグとる際は、服を切ってしまわないようにハサミではなくリッパー(手芸用の縫い目を切る道具)を使いましょう。
縫い付けてある糸にリッパーを通して、衣類を傷つけないように慎重に糸を切ってきます。
細かい縫い目の場合もリッパーなら、上手に切る事ができます。
一つずつ丁寧に糸を切っていくと、衣類に縫い糸が残るのでそれは手で取ります。衣類に手で簡単に取れない場合は裏側を確認し、しっかり縫い付けられていたらその糸もリッパーで切り取ります。
反対側も同じようにやってキレイに取れました。
アイロンをかけると、縫い付けてあった場所がわからないくらいにキレイになります。
まとめ
インナーや衣服の刺激によって肌がチクチクしたりかゆくなったりするのは、とても不快なものですね。敏感肌の方や感覚過敏の方・触覚過敏の方は、ぜひ今回ご紹介したインナーの選び方・衣服の選び方を参考にしてみてください。