更年期に起こりやすい眠気はなぜ?心地よい下着選びについて
更年期に差し掛かってから、「眠りが浅くなった」「なかなか寝付けない」といった睡眠に関する悩みを訴える女性は少なくありません。
この原因は、ホルモンバランスの急激な変化による、体調不良や精神的ストレスが原因だといわれています。
そこでこの記事では、更年期に起こりやすい眠気の原因とおすすめの商品についてご紹介します。
■約半数の更年期女性が眠気を感じている
閉経前後に訪れる「更年期」で、つらい症状に悩まされることがあります。更年期の症状にはさまざまなものがありますが、中でも更年期女性の約半数が悩んでいるのが睡眠に関する内容です。
厚生労働省が2017年3月に公表した「国民健康・栄養調査」によると、睡眠の質に不満を抱えている女性はとても多く、「日中に眠気を感じる」「睡眠時間が足りない」「睡眠の質が落ちている」などの悩みを持っていることがわかっています。
■更年期になるとなぜ眠気を感じやすいのか?
・ホルモンバランスの急激な変化
更年期に起きる眠気の原因のひとつは、女性ホルモン「エストロゲン」の低下に伴うホルモンバランスの急激な変化といわれています。この変化により、眠気だけでなく、ほてりやのぼせ・発汗・冷え・めまい・動悸・頭痛や肩こりといった身体症状や、イライラや気分の落ち込みといった心的症状も起こります。
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・更年期障害の症状が原因で眠れなくなることも
前述した更年期の症状によって、眠りが浅くなったり寝付けなくなったりすることもあります。特に、漠然とした不安感に襲われる」「理由もなく悲しい気持ちになってしまう」などといった心的症状は、眠気に大きく影響します。
・年齢ともに睡眠の質・長さは変わる
このほか、年齢も睡眠の質や長さに影響を与えます。健康な状態の人でも、年齢とともにだんだん睡眠は浅く・短くなるとされています。
■眠気を感じやすい人におすすめの方法とは?
・今一度、生活習慣の見直しを
夜の眠りが浅くなったり十分に眠れなくなったりすると、起床時間が遅くなり生活リズムが狂いがちです。起床時間を一定に保つ・朝起きたら朝日を浴びて体と脳をしっかり目覚めさせるなど、体内時計を整える工夫をしましょう。
・寝る前のリラックスタイムを大切に
スムーズな入眠には、心身ともにリラックス状態を作ることが大切です。寝る前にストレッチをする・ゆったり入浴する・音楽を聞くなど、ご自身がリラックスできる方法を試してみましょう。
・寝る前、スマホなど強い光を見るのは避けて
寝る前に強い光を見ると、脳が覚醒状態になって眠りづらくなってしまうこともあります。寝る1時間前程度からはスマホやテレビを見るのは控えましょう。
・サプリや漢方薬を試すのも手
ホルモンバランスを整える漢方薬やサプリメントを利用するのもひとつの手です。どんな成分・種類が効くかは人によっても異なるので、まずはかかりつけのお医者さんや、更年期障害を扱う婦人科・更年期外来などで相談してみると良いでしょう。
・更年期の眠気が深刻な場合は、婦人科へ
眠気はもちろん更年期の症状がひどく、生活に支障をきたしている場合は、我慢せずに女性外来や婦人科外来を受診することをおすすめします。低下した女性ホルモンを補填する治療や女性ホルモンのバランスを整える薬剤の処方などで、つらい症状の改善が期待できます。
■眠気以外にも……更年期に発症するさまざまな不調
・更年期障害の代表的な症状
更年期に差し掛かると、眠気の他にもさまざまな体調の変化が訪れやすくなります。以下のような症状が代表的です。
ほてり
ほてりは、女性の6割程度が経験するといわれる、更年期に多い症状です。ほてりや発汗が顔面から始まり、頭部・胸部に広がります。持続時間は約2~4分です。顔面のほてりや発汗のみの場合もあります。
汗をかきやすくなる
ほてりと合わせて、更年期の代表的な症状のひとつです。「寒いのに発汗する」「目を覚ますとパジャマやシーツが汗で濡れている」「夜中に大量の汗をかいて目が覚める」などの症状があります。睡眠障害につながりやすい症状ともいわれています。
息切れや動悸
激しく体を動かしたわけでもないのに、息切れを起こしたり、胸がどきどきするなどの症状があります。
場所やシーンを問わずに発生し、睡眠中に発生するケースもあります。
イライラする
以前は気にならなかったような些細なことやちょっとしたことが気になり、感情のコントロールがしづらくなります。更年期に差し掛かり、怒りっぽくなった、常にイライラするという方は更年期障害による影響が考えられます。
頭痛
更年期に差し掛かると、頭の片側がズキズキと痛む「片頭痛」や頭全体が締め付けられるように痛む「緊張型頭痛」の2種類の頭痛が起こりやすくなります。
めまい
めまいも更年期に起こりやすい症状です。「身体がふらふらする」「床が揺れているように感じてまっすぐに歩けない」「天井がぐるぐる回っている感じがする」など、人によってさまざまな症状が現れます。
この他、「不安感」「肩や腰のこり」「身体の冷え」など、更年期には心と身体にさまざまな症状が現れます。全く出ない人もいれば、中には生活に支障をきたすほど辛い症状が現れる人もいます。
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■更年期かな?と感じたら、下着を見直してみませんか
更年期に差し掛かり、眠気などの不調が気になり始めた…という方は、できるだけ心身ともにリラックスして過ごせる環境を整えることが大切です。
そんなリラックスタイムをより充実させるために、下着やインナーの見直しをしてみてはいかがでしょうか。
毎日長い時間身に付けている下着やインナー。着ごこちの良いものを選ぶことで、素敵なリラックスタイムにしましょう。
・KIREILABO(キレイラボ)
下着の締め付けは、とっても不快ですよね。そこでおすすめなのが、KIREILABO(キレイラボ)のシリーズです。
こちらで紹介するアイテムは、幅広の生地で肌を包み込むブラジャーやガードルなので、締め付けを感じにくく、心地よく着用いただけます。
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洗濯タグも縫い目もなくしました。あるのは肌へのやさしさです
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■まとめ
更年期はホルモンバランスの急激な変化によって、眠気をはじめ心身にさまざまな不調があらわれやすいといわれています。今回ご紹介した対策の他、できるかぎりリラックスして日常を過ごせるように、着ごこちの良い下着を選んでみてください。