2023.11.02

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知恵 季節

エアコンの電気代を節約したい!夏と冬それぞれの具体策を紹介

夏場や冬場には、どうしてもつけっぱなしにしてしまうエアコン。つい使い過ぎてしまい、高額の電気代に驚いたという経験はありませんか?

経済産業省資源エネルギー庁の調査によると、夏季および冬季に家庭の中の電力消費量でもっとも多い割合を占めているのが「エアコン」でした。

エアコン代を節約すれば電気代も減らせるとはわかっていても「どうすればエアコン代を節約できるのかわからない」という方も多いのではないでしょうか?

この記事では、エアコンを賢く使用して電気代を節約する方法や、夏や冬を快適に過ごすためのポイントをご紹介します。

   

エアコンは消費電力全体の半分を占める!

夏の日中(14時ごろ)の消費電力(全世帯平均)のグラフ

※出典:経済産業省 資源エネルギー庁

資源エネルギー庁のグラフを見ると、家庭における電気消費の3割以上をエアコンが占めていることがわかります。

これはつまり、夏場の電気代の多くをエアコンが占めているということです。エアコンの使用方法を工夫することで、夏場の電気代の節約が可能かもしれません。

では、エアコンの節約にはどのような方法が考えられるのでしょうか?以下で紹介します。

【夏】エアコンの節約につながる5つの方法

【夏】エアコンの節約につながる5つの方法

エアコンの電力使用量を抑え、電気代を節約するには以下の方法が有効です。

1.冷房の温度設定は28℃に

冷房の温度設定は28℃を目安にしましょう。設定温度を1℃上げると、約10%程度の消費電力を削減できると言われています。

「28℃は暑い……」という方は、合わせて暑さ対策を取り入れてみましょう。暑さを和らげる対策については後ほど詳しくご紹介します。

2.運転モードは、弱運転ではなく「自動運転」に

運転モードは弱運転よりも自動運転がおすすめです。

自動運転とは、最初に素早く部屋を冷やして、設定温度になった後は微弱で稼働するモードのことです。弱運転モードよりも自動運転モードの方が節約になる可能性があります。

3.こまめな電源のオンオフは避ける

節電のために、こまめにエアコンをオンオフしている方は多いかもしれません。しかし、それがかえって消費電力を大きくしているおそれがあります。

というのも、エアコンは起動時に大きな電力を消費するからです。30分程度の外出であれば、つけっぱなしの方が電気代を抑えられると言われています。

4.フィルター掃除をする

エアコンのフィルターがホコリや汚れなどで目詰まりしていると、冷房効果が低下し、無駄な電気を使うことになってしまいます。2週間に1度を目安にフィルター掃除をしましょう。

5.室外機のまわりはきれいにしておく

室外機の吹き出し口周辺に物が置かれていると、熱がこもって冷房効率が下がってしまいます。室外機の周辺は定期的に掃除をしてきれいにしておきましょう。

また、室外機に直射日光が当たるのも熱がこもる原因になります。日よけを設置して室外機に直射日光が当たらないように工夫しましょう。

【夏】エアコンをさらに快適にするには

【夏】エアコンをさらに快適にするには

夏場の室内で快適に過ごすには、前項でご紹介したエアコンの使い方を試すとともに、以下のような対策もおすすめです。

1.扇風機を使う

エアコンと扇風機を併用

エアコンと扇風機を併用すると、部屋を効率的に冷やすことができます。扇風機をエアコンの風下に置き、エアコンと向かい合う方に向け、頭は天井側に向けて扇風機を回しましょう。

エアコンから出る風と扇風機の風が合わさり、涼しい風が部屋をぐるぐる回るようになります。こうすることで、部屋の温度が均整化され、涼しくなります。

2.カーテンで直射日光を遮る

室内の温度が上がる原因のひとつは、太陽光です。昼間でもカーテンを閉めるようにしましょう。

太陽光によって室内温度が上がるのを防ぐだけでなく、カーテンによって冷気が逃げるのも防いでくれます。

3.エアコンをつける前に窓を開けて換気する

室内にこもった熱を外に追い出すことで、部屋の温度を下げることができます。家に帰ったらまず窓を開けて換気してからエアコンを入れましょう。

4.保冷剤をタオルでくるみ、首や脇・太ももに当てる

首や脇・太ももなど太い血管が通っている部分を冷やすと体温が下がります。

暑さを感じるときは、保冷剤をタオルにくるんで当てみてください。お風呂上がりなどで一時的な暑さを感じるときに効果的です。

5.首・手首・足首を露出する服装をする

首・手首・足首は「3つの首」と呼ばれており、これらを冷やすと体温が下がるといわれています。

室内で暑さを感じるときは、襟ぐりの広い服や半袖・半ズボンなど手首と足首が出る格好がおすすめです。

6.接触冷感素材の衣類を着用する

家で着る衣類も見直してみましょう。おすすめなのは、接触冷感素材の衣類です。

接触冷感素材とは、触ると冷たく感じる生地のことで、夏場にぴったりな素材といえます。

着るだけでひんやりとした涼しさを感じられるので、暑さ対策としてぜひ取り入れてみてください。

▶レディース接触冷感衣類一覧(下着・靴下・パジャマなど)

レディース [接触冷感]

▶メンズ接触冷感衣類一覧(下着・靴下・パジャマなど)

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【冬】エアコンの節約につながる5つの方法

【冬】エアコンの節約につながる5つの方法

夏場のエアコンの節約術に続いて、ここでは、冬場のエアコンの節約術をみていきましょう。

1.暖房の設定温度の目安は20℃に

暖房の温度設定は、20℃を目安にしましょう。

20℃は、環境省が暖房時の室温の目安として推奨している温度です。暖房は設定温度を1℃下げると、約10%の消費電力を削減できるといわれています。

通常、室温とエアコンの設定温度の差が大きいほど、設定温度になるまで時間がかかり、より多くの電力を消費します。

夏よりも冬のほうが室温と設定温度の差は大きいため、エアコンの電気代は高くなります。

そのため、冬場の電気代を節約するためには、エアコンの設定温度を20℃程度に抑え、室温を上げ過ぎないことが大切です。

「20℃では肌寒い…」と感じる方は、後述する寒さを和らげる対策を併用してみてください。

2.運転モードは暖房でも「自動運転」でつけっぱなしに

エアコンの運転モードは、冷房と同じく暖房も自動運転にするのがおすすめです。

自動運転は、最初に素早く部屋を暖め、設定温度になったあとは微弱で稼働します。室温が設定温度に最短で達するよう、効率的に風量を調節してくれるため、無駄な電力を使いません。

弱運転モードは、設定温度に達するまでに時間がかかり、電気代が高くなるおそれがあります。電気代を少しでも節約したいのであれば、暖房でも運転モードは自動運転にしましょう。

また、冷房時と同様、こまめにオンオフを繰り返すと、逆に消費電力が大きくなる可能性があるため、短時間の外出であればつけっぱなしにしておくのがおすすめです。

3.風向きは下向きに設定する(センサー搭載の高級機種を除く)

エアコンの風向きは、下向きに設定しましょう。

暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へと流れる性質があります。この性質は、エアコンの温風や冷風も同様です。

エアコンの風向きを上向きや水平にしていると、温風は室内の高い位置に留まってしまい、低い位置まで温風がなかなか届かず部屋が暖まりません。

ただし、人を感知して自動で風向きが変わるセンサーが搭載されているエアコンは、風向きを下向きにするよりも、自動コントロールモードが最適です。

また、室温を効率的に上げるためには、風向きだけではなく、風速も重要となります。

風速が弱いと、温風が床に届くまでに舞い上がってしまい、温風が床を伝って部屋全体に広がりません。そのため、風速は強めに設定するようにしましょう。

4.暖房時もこまめにフィルター掃除をする

2週間に1度を目安にフィルター掃除をしましょう。冷房と同様に、暖房もエアコンのフィルターがホコリや汚れなどで目詰まりしていると、エアコンの効きが悪くなります。

目詰まりによって空気が通りにくくなると、暖房の効率が落ちて余計な電気を消費してしまうのです。

環境省によると、目詰まりしているフィルターに比べて、掃除したフィルターは、「冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になる」とあります。

5.暖房時も室外機のまわりはきれいにしておく

室外機の吹き出し口周辺に物が置かれていると、暖房効率が下がります。そのため、室外機は風通しのよいところに置き、室外機の周辺は定期的に掃除してきれいにしておきましょう。

また、エアコンの仕組み上、室外機に雪や霜が吸い込まれると暖房機能が低下します。

寒い地方にお住まいの方は、室外機に簡易な屋根をつけたり、防雪フードや防雪ネットを活用したりして、雪や霜の対策をしておくと安心です。

【冬】エアコンをさらに快適にするには

【冬】エアコンをさらに快適にするには

冬場にエアコン代を節約しながら快適に過ごすには、どのような対策が有効なのでしょうか?

ここでは、エアコンをさらに快適に使うための対策を紹介します。

1.厚着や重ね着をする

厚着や重ね着をすると、エアコンの設定温度を低くしても、寒さを感じにくくなります。

一般社団法人省エネルギーセンターによると、カーディガンを着ることで2.2℃、ひざ掛けをかけると2.5℃、体感温度が上がるとされています。

ただし、度を過ぎる厚着や重ね着は、締め付けによって血流が滞ったり、衣類の重さで肩などが疲れる場合があるため、締め付けが少なく軽い衣類を着込みましょう。

2.エアコン以外にも暖房器具を併用する

暖をとる方法は、エアコン以外にもあります。電気代の安いこたつや電気ひざ掛け、電気カーペットなどの暖房器具を併用してみましょう。

暖房器具には、暖め方にそれぞれ特長があります。

「部屋を暖める暖房器具(エアコンやファンヒーターなど)」と「部分的に体を暖める暖房器具(こたつや電気ひざ掛けなど)」を併用することで、快適に過ごしながらも電気代を抑えられます。

3.サーキュレーターを使用する

エアコンの暖房効率を上げるために、サーキュレーターを使用するのもよいでしょう。空気を循環させることで、設定温度が変わらなくても暖かく感じます。

暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ行くため、天井付近には暖気だまりができやすくなり、床付近には冷気だまりができやすくなります。

サーキュレーターによって室内の空気をかき混ぜると、継続的に冷気だまりを防ぐことができ、温度ムラがなくなって室内全体が暖まるでしょう。

ただし、サーキュレーターの風が体に直接あたると寒さを感じるため、サーキュレーターは上向きに運転するのがおすすめです。

4.厚手のカーテンや断熱フィルムで窓の断熱をする

エアコンで室温を上げても、建物が熱を保ちにくいと暖房の効きが悪くなります。建物のうち、窓は熱が一番出入りしやすい場所です。

そのため、厚手のカーテンをつけたり、断熱フィルムを窓に貼ったりして対策しましょう。窓の断熱を行うことで、電気代を節約しながら快適に過ごしやすくなります。

5.湿度ケアや加湿をする

人の体感温度は、湿度によって変わります。

湿度が高くなると汗が蒸発しにくく、体温が下がりづらくなるため、冬場は意識的に加湿して体感温度を上げれば、快適に過ごしやすくなります。

なお、湿度の目安は40%から60%です。

適度な湿度を保てば、設定温度が変わらなくても暖かく感じるほか、ウイルスが活性化しにくくなる効果も見込めます(湿度40%以上の場合)。

ただし、過度な加湿はカビの発生につながるため注意が必要です。

また、効率よく体を温めるには、保温性のあるインナーの活用も効果的といえます。発熱・保温機能によって、薄着でも暖かく感じられるメリットがあります。

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電気代を節約したいなら!夏も冬もエアコンを賢く使いましょう

適切な室温を保てるエアコンは、夏や冬には欠かせない家電です。

そして、エアコンの電気代は、適切な温度設定と冷暖房の効率を上げる工夫により節約できます。

お伝えしたポイントと快適に過ごすための対策を取り入れながら、賢くエアコンを使いましょう。

ただし、節約のためにエアコンの利用自体を控えると、快適に過ごせないだけでなく、熱中症や低体温症などを引き起こすリスクも高まります。

ひどい暑さや寒さを感じるときには、我慢をせずエアコンを使用することをおすすめします。

エアコンの電気代を節約したい!夏と冬それぞれの具体策を紹介

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