通販購入で失敗しない!サイズの測り方とポイント
通販で衣類や下着を買うとき、「サイズが合わなかった……」と後悔した経験のある方は多いのではないでしょうか。お店で衣類や下着を買うときは試着をしたりサイズを測って最適なものを見繕ってもらったりすることができますが、通販だとそうはいきませんよね。通販で買い物をする機会が増えた今、失敗しないために自分で正しいサイズを測れるようにしておきましょう。
▶ブラジャーサイズの測り方についてはこちらをご確認ください
通販で衣類を買うときはサイズの把握が重要
自分のサイズ、本当に知っていますか?
通販は便利ですが、実際に商品を手に取れないというのがデメリットですよね。そのため、いつも通りのサイズのものを買ったのに合わなかったという事態が発生しがちです。こういったトラブルは、「自分の体の正しいサイズをわかっていなかった」という根本的な問題によって起きていることがほとんどです。
また、年齢とともに体型は変わっていくので、思っていたサイズと現在のサイズが異なっていることもあります。そこで通販で服や下着を買うときは、その時々でサイズを正しく測ってみることが大事です。
サイズを調べる3つの方法
1.メジャーを使って測る方法
基本的にはメジャーを使って測るようにしましょう。
・胸囲
女性の場合はバストの一番高いところ(トップバスト)と、バストのふくらみの下部分(アンダーバスト)の二ヶ所を測りましょう。
・ウエスト
腰回りの一番細いところにメジャーを1周させましょう。
・ヒップ
ヒップの最もふくらみが大きいところにメジャーを1周させましょう。
・肩幅
肩の基点(腕の付け根部分)から首の基点(首の骨が出っ張っているところ)までを、肩のラインにそわせて測りましょう。
・袖丈
まず、腕を自然におろした状態で、肩の基点から肘までを測ります。その後、肘につけたメジャーはそのままにして、手首の基点の(手首の骨が出っ張っているところ)までメジャーを伸ばして測ります。
・首周り
のど骨の出っ張っているところにメジャーを1周させて測ります。
・股上
椅子に座って姿勢を伸ばし、ウエストから椅子の座面までを垂直に測ります。
・股下
足を揃えてまっすぐに立ち、股の間に雑誌などを挟みます。雑誌の先端からから床までを垂直に測りましょう。
・太もも周り
まっすぐに立ち、太ももの付け根にメジャーを1周させて測ります。
▶ブラジャーサイズの測り方についてはこちらをご確認ください
自分でできるブラジャーサイズの測り方~ネット通販で失敗しない、ブラジャーの買い方~
2.紐を使ってサイズを調べる方法
- 1.紐や糸を一本用意して図りたい箇所にまく(ひももない時はベルトを使う)
- 2.紐の長さをはかる
3.ウエストや丈を手持ちの服から簡単に測る方法
- 1.手持ちのズボンで最もフィットするものを用意する
- 2.ボタンやチャックを閉めて平置きにしてベルト部分を測る
- 3.ウエストから裾までの長さを測る
【メジャーや物差しがないときの対処方法】
おうちにメジャーがないときは、以下のもので代用することも可能です。紐や糸で長さを調べたあと、下記のもので代用して測ってみましょう。
・メジャーのかわりになるもの
A4用紙・・・横20cmちょうど
1000円札・・・横15cmちょうど
はがき・・・横10cmちょうど
細かいサイズを測る場合は?
→1円・・・2cmちょうど
自分に合ったサイズの選び方
サイト内のサイズ表をチェック
・サイトにサイズ表のページがある場合
サイト内にサイズ表ページがある場合、「どのくらいの体型の人がどのサイズを着られるか」についてメーカーの基準が示されていることがあります。前頁で測ったサイズを表に当てはめて自分のサイズを確認しましょう。
サイズ | S | M | L | LL | 3L | 4L |
---|---|---|---|---|---|---|
胸囲 | 80~88 | 88~96 | 96~104 | 104~112 | 108~116 | 112~120 |
身長 | 155~165 | 165~175 | 175~185 | 175~185 | 175~185 | 175~185 |
ウエスト | 68~76 | 76~84 | 84~94 | 94~104 | 98~108 | 104~114 |
例えば上記の表を見ると、ウエストが80cmだった場合、Mサイズが自分の体型に合ったサイズだとわかります。
ただし、こちらはメーカーが想定したサイズ目安であり、個人の好みやデザイン性は反映されていません。
大きめデザインの場合、サイズ表に沿ったものを購入すると大きく感じたり、フィット感を重視したデザインの場合はきつく感じたりすることがあるかもしれません。そのような失敗を控えるためには、サイズ表を照らし合わせるともに、商品ページに仕上がり寸法があればそちらを参考にしましょう。
・商品ページに商品の仕上がり寸法が記載してある場合
商品ページに実際の商品の置き寸(商品を平置きしたときの寸法)が記載してあることもあります。その場合は、前頁で測ったサイズを目安にして自分に合ったサイズを推測する必要があります。
※例
サイズ | 前丈(cm) | 前股上(cm) | ウエスト(cm) |
---|---|---|---|
S | 26 | 22 | 27 |
M | 28 | 23.5 | 30 |
L | 31 | 26 | 33 |
LL | 33.5 | 28 | 36 |
3L | 35 | 29 | 39 |
※こちらは参考情報となります。生地により多少の誤差がございます。※平台に平置きし、測定した寸法です。
この寸法はあくまでの置き寸なので、着用時の立体性や伸縮性は考慮されていない可能性があります。
例えば、ヌード寸のウエストが80㎝の方がこの置き寸表から「ウエスト39」前後を選ぶと、サイズは「3L」になり、必ずしもそのサイズが合っているとは言えなくなります。
このような失敗を防ぐには、実際に自分の手持ちのものの置き寸と比較すると良いでしょう。
通販でサイズ間違い・サイズ失敗しないためのポイント
「サイズ表を見たのにサイズが合わなかった」という原因として、ヌード寸と仕上がり寸を混同していることが考えられます。
洋服の商品タグには、身長や体重・胸囲が記載されています。これは裸の状態で測ったヌード寸でのサイズです。
一方、前述のとおり、通販サイトの商品ページには、ウエストサイズ・ヒップサイズなどの数字が記載されています。このサイズは、商品の実寸(仕上がり寸)を示している可能性があります。
例えば、「自分のウエストは70cm(=ヌード寸)だから、サイズ表でウエスト70cmのMサイズ(仕上がり寸)にしよう」と選ぶと、実際に着たときにウエストがきつい場合があるのです。
このように、ヌード寸を基準に選んだものの実際は仕上がり寸だった場合、「伸縮性のないアウター類は、想定よりもきつく感じられる」「身体にフィットするように作られた伸縮性インナーは、想定よりもゆとりを感じる」などのサイズ間違いが発生します。
サイズ間違いをしないためには、前提として「サイズ表が何を示したものなのか注意書きから確認する」ことが大切です。そのうえで、以下の3つのポイントを押さえれば、通販でも自分の身丈に合ったサイズを選べるでしょう。
1.購入したいアイテムのサイズ表記・素材を確認する
自分でサイズをきちんと測るのはもちろん、購入したいアイテムのサイズや素材を確認することも大事です。
・サイズが仕上がり寸になってないか確認する
上述したように、ヌード寸と仕上がり寸は必ずしもイコールではありません。サイズ表が何を示したものなのか、注意書きをしっかり読むようにしましょう。
・衣類の生地を確認する
伸縮性が良くフィット感を重視する商品の場合、ヌード寸にあわせてしまうと大きい場合があります。逆に、綿素材など洗濯によって縮むおそれのあるアイテムの場合も、縮みを見越して多少余裕のあるサイズを選ぶことをおすすめします。
乾燥機を使うと縮む生地とその対処法について詳しくしりたい方はコチラの記事もチェックしてください。
2.商品レビューを見る
商品レビューが掲載されている場合は、そちらも見てみましょう。レビューを見ると、大きめか小さめか分かることがあります。身長や体重・体型などご自身と体のサイズの近い人が書いているレビューは特にチェックして参考にすると良いでしょう。
3.着用モデルの身長・体重と比べる
通販サイトでは、着用モデルの身長体重を記載していることが多くあります。自分より大きいモデルさんがLを着ていたら「自分はMかな」などと予想しましょう。