2021.10.12

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乳がんの早期発見にはセルフチェックの習慣化が大切!方法とチェックポイント

昨今、ニュースなどで若い女性が乳がんで亡くなった話を耳にすることがよくあります。乳がんは女性なら誰でもかかりうる怖い病気です。しかし、乳がんは、早期発見と適切な治療によっては治る見込みも高いと言われています。早期発見のためには定期検診とあわせてセルフチェックを習慣化することが大切です。
今回は乳がんのセルフチェックの方法やチェックポイントをご紹介します。

乳がんのセルフチェックはなぜ必要?

乳がんのセルフチェックはなぜ必要?

乳がんは他人事ではない

乳がんというと、どこか他人事のように感じてしまう方が多いかもしれません。しかし、日本で乳がんと診断される女性の数は、年間約9万人にのぼると言われています。また、国立がん研究センターの報告によると、2017年の女性の罹患者数が最も多いがんは乳がんです。特に若い世代では、乳がん患者の割合が高くなっています。

乳がんの完治には早期発見が鍵!

乳がんは、できるだけ早い段階で適切な治療を受ければ治ることも多い病気です。乳がんは、体の表面に近いところにできるため、他のがんと違って自分の手で触ってチェックすることが可能です。そして、それが早期発見につながります。

日本乳がん学会の「全国乳がん患者登録調査報告」(2014年)によると、登録された78,897症例のうち、セルフチェックをきっかけに発見されたものが4万3225症例と54.8%にものぼることがわかっています。これは、検診での発見率33.4%をはるかに超える数字です。

乳がんの早期発見のために、定期的な検診に加えてセルフチェックを習慣化しましょう。

乳がんのセルフチェックの方法とチェックすべきポイント

乳がんのセルフチェックの方法とチェックすべきポイント

それではさっそく、乳がんのセルフチェックの方法をご紹介します。

鏡の前で乳房の形をチェック

【腕を下ろした状態でチェック】

【腕を下ろした状態でチェック】

①上半身の服を脱ぎ、鏡の前に立ちます。
②両腕の力を抜いて自然に下げたまま、以下のポイントをチェックしましょう。

★チェックするポイント
・左右の乳房の形や大きさに変化がないかどうかを確認しましょう。
・乳首に皮膚のへこみ・ひきつれなどが起きていないかどうかを確認しましょう。
・乳首がへこんでいないかどうかを確認しましょう。
・乳首にただれができていないかどうかを確認しましょう。

【腕を上げた状態でチェック】

【腕を上げた状態でチェック】

①今度は両腕を上げた状態で、以下のポイントをチェックしましょう。

★チェックするポイント
・左右の乳房の形や大きさに変化がないかどうかを確認しましょう。
・乳首に皮膚のへこみ・ひきつれなどが起きていないかどうかを確認しましょう。
・乳首がへこんでいないかどうかを確認しましょう。
・乳首にただれができていないかどうかを確認しましょう。

仰向けでしこりの有無をチェック

【しこりとは?】

しこりと言ってもさまざまな種類があります。
触ったときに以下のような感触があった際には乳がんに罹っている可能性があります。

・しこりの触感
1.パチンコ玉・ビー玉・石ころのように固く、こりこり、ごりっとした感触がある
2.マシュマロのように柔らかいが、中心部に硬い芯があり、こりこりとした感触がある

上記に該当しない柔らかめのしこりがある場合は、良性腫瘍である「乳線維腺腫」や分泌液が袋状に溜まった「乳腺嚢胞」の疑いがあります。乳がんではありませんが、できるかぎり早めに発見することで悪化を抑えられるため、違和感を覚えた際には医師に相談したほうが良いでしょう。

・しこりの形状
また、しこりの形状は平滑でデコボコのない状態と、ザラザラと不規則になっている状態の2種類があります。

いずれにしても、触診で違和感を覚えた際には早めに医師に相談しましょう。

【乳房の内側をチェック】

【乳房の内側をチェック】

①仰向けに寝転び、タオルまたは低めの枕を背中の下に入れます。
②左手を上に上げ、頭の下に入れます。
③右手の指をそろえて伸ばして、左乳房の内側に乗せます。
④右手の指の腹を乳房の中央部に向かって滑らせるように動かし、しこりの有無をまんべんなくチェックしましょう。

【乳房の外側をチェック】

【乳房の外側をチェック】

①同じ姿勢のまま、今度は乳房の外側から内側に向かって指を滑らせるように動かし、しこりの有無をチェックしましょう。

※右乳房も同様に調べます。

脇の下のリンパ節をチェック

脇の下のリンパ節をチェック

①立ち姿勢になり、右手の指をそろえて伸ばし、左の脇の下に入れます。
②脇のリンパ節周辺にしこりがないかどうかチェックしましょう。

※同様に右のワキも調べます。

乳頭をチェック

乳頭をチェック

①右手で左の乳頭を軽くつまみ、乳房をしぼるようにして、乳首から血液の混じった分泌物が出ないかどうかチェックしましょう。

※右の乳房も同様に調べます。

セルフチェックはいつするのがいい?

乳がんのセルフチェックは、生理が終わった後4~5日が適切です。月に一回チェックする習慣をつけましょう。生理前や生理中は乳房が張っていてわかりにくいので避けた方が良いでしょう。
なお、チェックのタイミングは朝でも夜でもOKです。ゆっくりとチェックできる時間に行うのが大切なので、入浴後や就寝前が良いかもしれません。

まとめ

乳がんの完治のためには、早期発見と適切な治療が非常に大切です。セルフチェックは、早期発見のための有効な方法と言えます。ぜひ月に一度のセルフチェックを習慣化しましょう。

ただし、セルフチェックですべての乳がんが発見できるわけではありません。セルフチェックとあわせて、市町村で定期的に開催している乳がん検診を受けることも大事です。

また、セルフチェックでしこりを見つけたり、何か気になることがあれば、すぐに婦人科や乳腺外来などを受診しましょう。

なお、乳がんの手術後などの下着の選び方が知りたい方はコチラの記事もチェックしてください。

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乳がんの早期発見にはセルフチェックの習慣化が大切!方法とチェックポイント

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