2024.09.02

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ブラのワイヤーや肩紐が痛い…。痛くならない選び方とおすすめブラジャー

バストの揺れを抑えたり、年齢による垂れを防いでくれたりするブラジャーは女性にとって欠かせない存在です。

ところが、多くの女性からは「つけているうちにワイヤーや肩紐が食い込んで痛くなってしまう」という声も。ちょっとした痛みであれば我慢できますが、学校生活や仕事、家事に支障をきたしてしまうほどの痛みは困りものですよね。
そこでこの記事ではGUNZE(グンゼ)株式会社が、ブラジャーと痛みの関係を紐解きながら、痛みを感じにくいブラジャーの選び方についてご紹介します。

目次
   

■Q ブラジャーをつけていて痛いと感じた経験がありますか?

「ブラジャーをつけていて痛いと感じた経験」について、独自にアンケートを実施しました。 アンケート結果は以下の通りです。

Q ブラジャーをつけていて痛いと感じた経験がありますか?

<グンゼ調べ>200名回答

アンケートの結果、全体の約6割の女性が「ブラジャーをつけていて痛いと感じた経験がある」と回答。毎日身につけるブラジャーの痛みに、多くの女性が悩んでいる様子が伺えます。

   

■Q ワイヤーブラが痛いと感じたことはありますか?

さらに、「ブラジャーをつけていて痛いと感じた経験がある」と回答した方を対象に、「ワイヤーブラが痛いと感じた経験」についてアンケートを実施しました。

Q ワイヤーブラが痛いと感じたことはありますか?

<グンゼ調べ>114名回答

「ワイヤーブラが痛いと感じた経験がある」の設問に対し「よくある」「たまにある」と答えた人は全体の67%。ブラジャーの痛みに悩む女性の半数以上がワイヤーブラに対しても何らかの痛みを感じている頻度が高いということが明らかになりました。

   

■Q ワイヤーブラで痛いと感じる箇所はどこですか?

女性の半数以上が痛みを感じているワイヤーブラ。特に「痛い」と感じる箇所はどこなのでしょうか?

Q ワイヤーブラで痛いと感じる箇所はどこですか?

<グンゼ調べ>133名回答

「ワイヤーブラで痛いと感じる箇所はどこですか?」という設問においては、ブラのアンダー周辺に当たる「肋骨」が45%と最も多く、続いて「脇の下」が25%、みぞおち周辺の「胸骨」が21%、「背中」が8%という結果になりました。

ここからは、「ワイヤーの痛み」「ブラ紐の痛み」それぞれの原因と対策について詳しく説明いたします。

ワイヤーによる痛みの原因と対策 ブラ紐による痛みの原因と対策
   

■ブラのワイヤーが当たって痛い!痛くなる主な原因と対策

ブラのワイヤーが当たって痛い!痛くなる主な原因と対策

バストラインを整え、くっきりとした谷間を演出してくれるワイヤーブラですが、やはり長時間つけているとワイヤー部分が肌に食い込み、痛みを感じやすくなるようです。では、「ワイヤーブラが痛い」と感じてしまう原因は一体どこにあるのでしょうか?

・1.ワイヤーが劣化・変形している

洗濯機でブラジャーを洗っていると、ワイヤー部分が劣化したり変形したりする原因になります。ワイヤーが変形したままブラジャーをつけてしまうと、バストの輪郭に合わず体を傷つけてしまうことも珍しくありません。

「ワイヤーブラが痛い」と感じている方は、一度お手持ちのブラジャーの状態をチェックしてみてください。もしも、ワイヤーが生地から飛び出していたり、くたびれたりしているようなら注意が必要です。買い換えどきのサインと捉え、早めに新しいものと交換しましょう。

毎回手洗いするのは大変ですが、最近はつけ置きするだけで汚れを落としてくれる専用洗剤も多く登場しているので、活用してみると良いかもしれません。「忙しくて手洗いなんてできない」という方は、洗濯ネットに入れて洗うだけでもワイヤーの変形を軽減できます。ぜひ試してみてください。

ただ、どれだけ丁寧に扱っていても、毎日お洗濯を繰り返していると、傷んでしまうのは仕方ない面もあります。カップやワイヤーの形が崩れたものは定期的に新しいものと交換したり、複数枚ストックして1着当たりの使用頻度を減らしたりしながら、いつでも状態の良いブラジャーを身につけられるように工夫しましょう。

・2.ワイヤーの素材が硬い

ワイヤー部分にこれといった劣化や変形が見られない場合は、ワイヤーの素材が硬く肌を圧迫している可能性も考えられます。

一般的なワイヤーブラは、スチールやステンレスなどの金属に樹脂をコーティングしたもので作られています。金属というと、いかにも痛そうなイメージがありますが、最近のワイヤーブラは痛みや圧迫感を抑えた楽なつけ心地のものが主流になっています。

肌当たりのやさしい薄くて軽いワイヤーを使用した商品も販売されていますので、「ワイヤーが当たって痛い」とお悩みの方は、一度ワイヤーブラの素材を見直してみてください。

   

■ワイヤーブラが「痛い」とお悩みの方に!おすすめのノンワイヤーブラの選び方

ワイヤーブラが「痛い」とお悩みの方に!おすすめのノンワイヤーブラの選び方

ワイヤーブラの痛みは、正しいお手入れや素材選びである程度改善できることがわかりました。とはいえ、「できることなら、初めから痛くないブラジャーに出会いたい」というのが多くの女性の本音であるはず。

アンケートによると、普段からノンワイヤーブラ(ノンワイヤーブラ・一体型モールドカップ)を身につけている人は、全体の50%という結果に。一昔前まではブラジャーといえば、ワイヤーブラが主流でしたが、少しずつノンワイヤー派の女性が増えているようです。

・Q.あなたが週4~5日程度、着ているブラジャーの種類は何ですか?

Q.あなたが週4~5日程度、着ているブラジャーの種類は何ですか?

※1 カップのサイドが幅広に設計されているブラ

※2 カップ部分に縫い目のないブラジャー

<グンゼ調べ>200名回答

そうはいっても「ノンワイヤーブラをつけていると胸が垂れてしまう気がする」「バストメイク効果が欲しい」など、さまざまな理由でワイヤーブラを手放せない女性は少なくないでしょう。

でも、ご安心を。実は「ノンワイヤー」=「胸が垂れる」は昔の話。最近では、つけ心地が楽なのにバストメイクが叶う高機能なノンワイヤーが数多く登場しているのです。

ここからは、痛みの解放とバストメイクを叶える最新のノンワイヤーブラ事情についてご紹介します。ワイヤーブラ派のあなたも、この先を読めばきっとノンワイヤーブラに挑戦したくなるはずですよ。

・一体型モールドカップブラを選ぶ

一体型モールドカップブラを選ぶ

1枚の生地を加工しカップの立体部分を作る一体型モールドカップブラは、カップの裏側に肌への刺激の原因となる縫い目がないのが特徴的です。体にピッタリとフィットするニットや薄手のトップスとあわせても、ブラジャーのラインが響いたり透けたりすることなく、安心しておしゃれを楽しめます。

・バストメイク効果の高いノンワイヤーブラを選ぶ

「ノンワイヤーブラ」=「谷間が作れない」というイメージをお持ちの女性も多いかもしれませんが、実は最近のノンワイヤーは、カップにさまざまな工夫が施されています。カップ部分に厚みをもたせたり、ワイヤーの代わりにパネルを内蔵し、バストが横に広がるのを抑えたりしたものなど、そのバストメイク効果はワイヤーブラに引けを取りません。ワイヤーの変形を気にすることなく、洗濯機でサッと洗える手軽さもノンワイヤーブラの魅力です。

・1枚で着られるブラトップを選ぶ

「アンダーバストが痛い」「もっと楽に快適に過ごしたい」という方には、ブラジャーとキャミソールが一体になったブラトップがおすすめです。

カップに縫い目のない一体型モールドカップを採用したものや、洋服感覚で着られるリブ素材で作られたものなど、ご自身の体型や好み・用途などにあわせて選んでみてください。カップ部分の形状を長持ちさせるためにも、洗濯ネットの使用がおすすめです。

痛くなりにくい、おすすめブラジャーはこちら
   

■なぜブラ紐(ストラップ)が痛くなるの?ブラ紐が痛くなる4つの原因と対策

なぜブラ紐(ストラップ)が痛くなるの?ブラ紐が痛くなる4つの原因と対策

ワイヤーブラによる痛みの原因は、ワイヤー本体によるものだけではないようです。グンゼが実施したアンケートからは、多くの女性が「ブラ紐(ストラップ)による不快感」を感じていることがわかりました。

・Q5.あなたは肩紐(ストラップ)が「痛い」と感じたことはありますか。

Q5.あなたは肩紐(ストラップ)が「痛い」と感じたことはありますか。

<グンゼ調べ>114名回答

「肩紐(ストラップ)が痛いと感じたことはありますか?」という設問においては、「よくある」「たまにある」と答えた人が56%にのぼり、女性の約2人に1人がブラ紐の痛みに悩まされていることが明らかになりました。

ブラ肩紐が痛くなるのには、紐の長さや太さ・素材・サイズ・つけ方など、さまざまな原因が考えられます。ここではまず、ブラ紐が痛くなる原因を探っていきましょう。

・1.紐の長さや太さがあっていない

ブラ紐で肩が痛くなる原因として、ブラ紐の長さや太さが合っていないことが考えられます。痛くなりやすいのは、「短すぎるブラ紐」や「細すぎるブラ紐」です。ブラ紐が肩から落ちないようにするためや、バストを寄せるために、紐を短くしすぎている方は意外と多いものです。

短すぎるブラ紐は、肩に食い込んで時間が経つとともに痛くなってしまいます。ブラ紐の長さは、指1本くらい余裕があるのがベストです。また、ブラ紐が細くて痛くなっていることも考えられます。紐が太めのブラジャーを選ぶようにしましょう。

・2.素材が合わない

ブラ紐の素材によって肌に負担がかかり、痛みが生じていることもあります。ブラジャーの紐は化学繊維やゴムでできているものが多いので、敏感肌の人は肌荒れを起こしてしまうことがあるのです。ブラジャー本体部分だけでなく、ブラ紐部分にも肌にやさしい綿素材が使われているものを選びましょう。

・3.ブラジャーのサイズが合っていない

合わないサイズのブラジャーの着用も痛みの原因になります。合わないサイズのブラジャーを着用すると、カップで胸全体を支えるのではなく、ブラ紐で胸をつっている状態に近くなります。

このような状態ではブラ紐にテンションがかかるため、肩が痛くなってしまいます。心当たりがある方は、正しいサイズのブラジャーをつけましょう。ブラジャーのサイズをしばらく測っていない方も、年齢とともにサイズが変化していることがあるので定期的な計測をおすすめします。

【ブラジャーのサイズの測り方】

1.バストの一番高いところ(乳頭)を測る。
2.アンダーバスト(バストのふくらみのすぐ下)を測る
3.トップバストとアンダーバストの差をもとに、カップサイズを参照します。

【一般的なブラジャーのサイズ表の見方】

カップ
(トップとアンダーの差)
アンダーバストの範囲
(cm)
Aカップ
(約10cm)
Bカップ
(約12.5cm)
Cカップ
(約15cm)
Dカップ
(約17.5cm)
63〜67 A65 B65 C65 D65
68〜72 A70 B70 C70 D70
73〜77 A75 B75 C75 D75
78〜82 A80 B80 C80 D80
83〜87 A85 B85 C85 D85

ノンワイヤーブラジャーの場合は一般的なブラジャーとは異なり、「M・L・LL」などと表記されることが多くなっています。サイズ表の見方は以下を参考にしてください。

【ノンワイヤーブラジャーのサイズ表の見方】

サイズ M
(約10cm)
L
(約12.5cm)
LL
(約15cm)
3L
(約17.5cm)
バスト
(cm)
79〜87 86〜94 93〜101 100〜108
アンダーバスト
(cm)
70〜75 75〜80 80〜85 85〜90
参考カップサイズ A70/A75/B70/C70 A80/B75/B80/C75 B85/C80/C85 B90/C90/D85

サイズを測るときは、薄いパッドのブラをつけてから測りましょう。測るときはまっすぐ立って、メジャーが床と水平になっていることを確認しながら測りましょう。

・4.ブラジャーのつけ方が間違っている

ブラジャーのつけ方が間違っていると、肩の部分の締め付けが強くなり、痛みが生じることがあります。ブラジャーを正しくつけることが大切です。

【ブラジャーの正しいつけ方】

1.ストラップを肩にかけ、カップの下側を持って前屈みになり、バストをカップにあわせる
2.1の姿勢のままフックを留める
3.そのままブラ紐の付け根部分を少し浮かせてバスト全体を手で包み、脇から真ん中に向かってバストを寄せてカップに収める
4.体を起こしてカップを整え、ストラップを調整する

【ホックが付いていないブラジャーの正しいつけ方】

1.ブラジャーを両手で持ち、両足から体に通す
2.ウエストまでブラジャーを引き上げる
3.バストのアンダーまでブラジャーを引き上げ、前中心をあわせる
4.肩紐を通して、アンダーバストが安定するように調整する

   

■肩が痛くなりにくいブラジャーの選び方

肩が痛くなりにくいブラジャーの選び方

ブラ紐による肩の痛みを軽減するには、ブラジャーの選び方にもポイントがあります。

・紐の長さを調節できるものを選ぶ

ブラジャーによっては紐の長さを自分で調整できないタイプもあります。こういったタイプは長さが合わず痛みを起こすことがあるので避けた方が良いでしょう。自分で紐の長さを調節できるものを選びましょう。

・紐が太いものを選ぶ

紐が細すぎると、肩に食い込みやすくなり痛みが出ることがあります。紐が太めのタイプなら食い込みが軽減でき、痛くなりにくいといえます。

・綿素材のものを選ぶ

紐部分が化繊やゴムだと、肌への刺激で痛みやかゆみを起こすことがあります。肌にやさしい綿素材のものを選びましょう。

   

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■ブラの痛みを卒業!グンゼおすすめのブラジャー

「ブラ選びが大切なのはわかったけれど、一体どんなノンワイヤーを選んだらいいの?」とお悩みの方へ、ここからはGUNZE(グンゼ)株式会社がプロデュースする肌がよろこぶスキンウェアブランド「KIREILABO(キレイラボ)」で実際に売れている人気のノンワイヤーブラをご紹介します。

・Fitte(フィッテ)

KIREILABO(キレイラボ)のFitte(フィッテ)は、オーガニックコットンを使用した環境にも人にもやさしいインナーシリーズです。

【Fitte】ノンワイヤーブラジャー

一体型のモールドカップがシルエットを美しくつくる

オーガニックコットン混の柔らかいストレッチ素材が、体にやさしくフィット。さらにアンダーゴムを無くし、背中からバストにかけての締め付けを軽減。

【Fitte(肌側綿100%)】ノンワイヤーブラジャー

肌に触れるのはオーガニックコットン

肌に触れる部分は全て綿100%(縫い糸・金具・転写除く)のノンワイヤーブラジャー。

・ブラファンデ

縫い目がない完全無縫製により、肌への刺激を軽減したKIREILABO(キレイラボ)の「ブラファンデ」シリーズです。生地を立体的に加工することでバストの丸みをつぶさず、しっかり支え、きれいなバストラインを作ります。

【ブラファンデ】ノンワイヤーブラジャー

バスト補整。脇すっきり

柔らかくて低刺激の完全無縫製タイプのブラジャー。脇のラインを締め付けず、ボディラインをやさしく補整します。

   

■進化を続けるノンワイヤーブラでワイヤーや肩紐の「痛み」から解放されよう

進化を続けるノンワイヤーブラでワイヤーや肩紐の「痛み」から解放されよう

長時間着用するブラジャーだからこそ、ストレスのないアイテムを選びたいものですよね。「ブラジャーが痛い」と感じたら、無理は禁物。大切な体を傷つけないためにも、自分に合ったブラジャーの新調を検討してみてください。

KIREILABO(キレイラボ)では、「肌がよろこぶスキンウェア」をコンセプトに肌にやさしく心地良い肌着を豊富に取り揃えております。

体型を美しく整えるだけでなく、低刺激・動きやすさ・締め付けにくい設計など肌を健やかに守ることにとことんこだわったノンワイヤーのブラジャーやブラトップは、24時間ずっとつけていたくなる着ごこちの良さが人気です。

女性の体は、ホルモンバランスや体調によって大きく変化するもの。毎日身につけるものだからこそ、肌を労わりやさしく包み込むスキンウェアで、大切な体を辛いブラジャーの「痛み」から解放しませんか?

ご紹介したシリーズは、全国量販店、小売店、グンゼストア(グンゼ公式通販)他にてお買い求めいただけます。気になる商品があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

   
ブラのワイヤーや肩紐が痛い…。痛くならない選び方とおすすめブラジャー

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