下着の黄ばみの原因は?黄ばんだ肌着を白くする方法

「白かったはずの下着が黄ばんできてしまった」そんな経験がある方は多いかと思います。特に黄ばみがひどくなりやすいのが、“衣替え”で長期間衣類をしまう時です。きちんと洗濯してからしまっているはずなのにどうしてなのでしょうか。今回は、肌着が黄ばむ原因や黄ばみの落とし方・黄ばみの予防方法などをご紹介します。
洗濯しても黄ばんでしまう原因とは?

洗濯をきちんとしているつもりでも肌着に黄ばみが発生してしまうのは、洗濯で落としきれなかった汗や皮脂汚れが酸化するのが主な原因です。着用と洗濯を繰り返す中で、汗や皮脂の汚れが徐々に蓄積していき、それが次第に酸化して黄ばみとなります。
また、このような酸化は、湿気や水分によってひどくなると言われています。特に肌着の黄ばみが特に起きやすいのは、衣替えの時期です。洗濯時に落としきれなかった汗や皮脂がついたまま、保管時の湿気や水分によって酸化し、黄ばみになってしまいます。
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黄ばんでしまった肌着の白さを取り戻す方法

黄ばみを落とすには漂白剤を使いましょう。ただし、衣類の素材によって漂白剤が使えないものもあります。あらかじめ洗濯絵表示を確認するのを忘れないようにしてください。
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方法その1
【用意するもの】
- ・台所用洗剤
- ・酸素系漂白剤
- ・歯ブラシ
【やり方】
- ①台所用洗剤を黄ばみ部分に薄くかけ、歯ブラシで優しくこする
- ②洗濯桶に40℃程度のお湯をいれ、漂白剤を入れ泡立つまでかき混ぜる
- ③②の中に衣類をいれ30分ほどつけ置き
- ④衣類を取り出し洗濯機で水洗い
方法その2
【用意するもの】
- ・セスキ炭酸ソーダ
- ・水500ml
- ・霧吹きボトル
【やり方】
- ①霧吹きボトルに水をいれ、セスキ炭酸ソーダを小さじ1杯入れて混ぜる
- ②黄ばみ部分に吹きかける
- ③20分ほど置いてから軽く黄ばみ部分を揉む
- ④普段通り洗濯する
◎こちらの方法は漂白剤を使っていないので、漂白剤が使えない衣類におすすめです。
方法その3(全体的に黄ばんでいる場合)
【用意するもの】
- ・衣類洗剤
- ・酸素系漂白剤
【やり方】
- ①洗濯桶に衣類がつかるくらいのぬるま湯(約40℃)をいれ、衣類用洗剤と酸素系漂白剤をいれる
- ②①に衣類を浸けて30分~2時間程度置く
- ③洗濯機に洗剤液ごといれ洗濯する
【洗濯時の注意事項】
洗剤や薬剤を使用する場合は、適量を守りましょう。適量以上使用すると、身体に害を及ぼすだけでなく、製品の劣化を促進させる場合もあります。
それでも黄ばみが落ちない場合は買い替えを
上記の方法でも黄ばみが落ちない場合は、買い替えの検討をおすすめします。
新品の衣類やお気に入りの衣類を黄ばませないために

こまめに洗濯する
黄ばみを防ぐには、汗や皮脂汚れを衣類に残さないことが重要です。そのためには、こまめな洗濯が必要です。見た目が汚れていない場合も、実は生地には汗や皮脂が付着しています。特に汗を多くかく季節は、一回着たら洗濯するようにしましょう。
汚れがつきやすい脇・襟・袖口などは洗濯する前に手洗いする
汗や皮脂が多く出る首まわりや脇・汚れが付着しやすい袖口などは、通常の洗濯だけではきれいにならないことがあります。洗濯機に入れる前に、手洗いで汚れを落とすようにしましょう。
収納時の高温多湿を避ける
汗や皮脂汚れが生地に残ったまま高温多湿な場所に収納すると、湿気や水分によって酸化が進んで黄ばみの原因となってしまいます。湿気が溜まりやすい段ボールなどは避け、プラスチックケースなどを利用しましょう。
衣替えをするなら晴れの日に
夏を前に衣替えをしようとしている方は多いかと思います。ここまで説明したように、衣類の黄ばみは湿気によって悪化します。衣替えは湿気の少ない晴れた日に行いましょう。
まとめ
皮脂や汗汚れによって染みつく下着やインナーの黄ばみは、そのままにせず、今回ご紹介した対策で黄ばみ落としをしてみましょう。それでも落ちない場合は買い替えも検討しましょう。衣替えの時期にあわせておうちの下着やインナーの黄ばみチェックをしてみてください。