【初潮の基礎知識】娘のはじめての生理、年齢や準備するべきこと

女の子は10歳ごろから、体と心に変化が現れはじめます。
女性ホルモンの影響により、体は大人になるための準備が進み出し、見た目が少しずつ丸みをおびるようになります。異性に興味を持ち、おしゃれに興味をもったり、異性を避けたりするようになるのはこの時期です。
特に小学校高学年から中学生の時期は感受性が高く、「自分の初潮(生理)」についてとても大きな関心を寄せるとともに、たくさんの不安や悩みを抱えています。
今回は思春期の女の子が抱える初潮に関するお悩みや、これから初潮を迎えるお嬢さんに親ができることについてご紹介いたします。
■女の子の生理に関する悩み、親ができるアドバイス・ケア

●初めての生理、悩みはいろいろ、人それぞれ
思春期の女の子は、自分の体についてたくさんの悩みを抱えます。そのうちの一つに「初潮(生理)」があります。
友だちからの生理に関するいろいろな体験談を耳にして、「朝起きて生理が始まっていたらどうしよう」「少しお腹が痛いけど生理痛?」とドキドキしたりそわそわしたり、一瞬一瞬とてもデリケートになっています。
一方で、「生理が始まったらどうしよう」という思いに反し、「生理がまだこない」という悩みを抱えている女の子もいるものです。ここでは「生理がまだこない」と「突然生理が始まったらどうしよう」という女の子の悩みについて取り上げ、その悩みへのアドバイスを紹介いたします。
●思春期の女の子に多い「生理がまだこない」という悩み
【子どもの悩み】
初めての生理を「初潮(しょちょう)」といい、早い人は小学校4年生くらいから始まります。
生理は「身長が何センチになったから」「中学生になったから」という外的要因で始まるものではありません。初潮には個人差がありますので、友だちと比べて「生理がまだこない」と落ち込まなくても大丈夫です。
【親ができるアドバイスとケア】
多少の早い遅いは心配する必要はありません。
個人差が多いゆえに子どもは悩んでしまいがちですが、「一人ひとり顔が違うように成長のスピードも違うので、個人差があって当然だよ」とアドバイスをしてあげてください。安心につながるでしょう。
ただし、15歳を過ぎても初潮が無い場合は、婦人科や小児科に相談してもよいかもしれません。
思春期の子どもにとって病気でもないのに病院に行くのは抵抗があるかもしれませんが、子宮や卵巣の働きがどのようになっているのか診てもらうと安心出来る場合もあります。また、大切な自分の体との付き合い方を考えていく機会にもなります。自発的に病院に行くというのはなかなか難しいので、周囲の大人がサポートしましょう。
●生理が突然始まることへの不安
【子どもの悩み】
生理が安定した大人の場合、何となく「そろそろかな」という予感がありますが、思春期の場合そういった感覚が分からず「突然生理が始まったらどうしよう」という不安があります。また、生理に関する知識が無い場合、突然の事に何が起こっているのかわからないといった悩みもあります。
いつもと違うお腹の痛みを感じたとき「何か病気なのかな?」と気になり始め、いざとなるとどのように対処して良いのか分からず、心労につながってしまう可能性もあります。
【親ができるアドバイス・ケア】
学校や塾で突然生理が来たときに備えて、日頃からジュニア用のサニタリーショーツやナプキン、ナプキンポーチを準備しておくと安心です。生理に関する知識についても、隠さず話しておくことで、「体に変わった事があったけど親には言えない」という悩みを避ける事ができるかもしれません。
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また修学旅行前に突然生理が始まることも考えられます。お風呂の入り方や、女性の先生に生理が始まったことを伝えるようアドバイスしましょう。
初めは戸惑うことの多い生理ですが、事前に正しい対応の仕方について親子で話し合いながら準備をしておけば慌てずに行動できますよ!
■大人として親が子どもにできること

初潮は体が子どもから大人の女性になった証です。
初めは、これまでにない感覚になり不安が募るかもしれません。「体が重い」「お腹が痛い」「ナプキンの使い方がわからない」「トイレを汚してしまった」など、一人で悩んでしまうこともあるでしょう。それらの悩みはあって当然だと伝え、寄り添ってあげることが大切です。
●生理について子どもと話をしてみませんか?
・初潮がまだなら
初潮を迎える前に、小学3~4年生くらいになったら男女関係なく子どもと生理の話をしておくのも良いでしょう。学校でも話題になり、「生理ってなぁに?」と聞かれたらチャンスです。生理とは何なのかを話すことで、男の子も女の子も互いを理解するきっかけになるでしょう。また、話をしておけば、生理になったときも親に報告しやすくなるはずです。
女の子には、ナプキンの使い方やトイレを汚してしまったときの対処法も一緒に話しておくと安心です。
男親の場合、関係性によっては難しいケースもあるかもしれません。そういった際は、子ども自身にとって身近な大人の女性に話をしてもらっても良いでしょう。
・初潮が始まったなら
子どもの中では、「喜び」と同時に「生理に対する否定」や「不安」が入り混じり、複雑な感情になっているかもしれません。気持ちがネガティブに傾いているときに、親から「おめでとう」「お祝いしなきゃ」と声をかけられてもなかなか素直に受け取ることができず、少し反抗的な態度をとってしまう子もいるでしょう。
そんなときは子どもの気持ちに寄り添いながら、「初潮を迎えるとはどういうことなのか」をわかりやすく教えましょう。初潮を迎えたばかりの時期は、まだ女性ホルモンの状態が安定していないため、生理の量や日数が不安定になりやすいものです。そういったことを教えてあげると、安心につながります。
また、ホルモンバランスの関係で心も不安定になりやすいので、イライラしたり悩んだりしている様子があるときは「心配しなくても大丈夫」と寄り添うことも大切です。
■初潮を迎える女の子のサニタリーショーツの選び方

サニタリーショーツとは「生理の日専用ショーツ」のことです。普通のショーツと違い、「ナプキンがつけやすい」「汚れが落としやすい」「経血が漏れにくい」といったたくさんのメリットがあります。
初潮を迎えたばかりの頃は、ナプキンの扱いに不慣れです。ナプキンの替え忘れ・ヨレ・ズレなどから、経血がショーツについてしまうことも多々あります。サニタリーショーツを穿くことを勧めてあげるとともに、経血でショーツを汚してしまった場合の対処法についてもしっかり教えあげましょう。
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サニタリーショーツはジュニア用のデザインのものがたくさん販売されていますよ。では初めてジュニア用サニタリーショーツを買うという人に、おすすめのサニタリーショーツをご紹介いたします。
●一番人気のジュニア用サニタリーショーツ
・ポーチを持ち歩く習慣が無い方へ”ナプキンが入れられるポケット付きタイプ”
pied clair(ピエクレール)サニタリーショーツ(ポケット付きタイプ)<PCP210EC>

ショーツにナプキンポケットがついているから「ポーチを持ち歩けない!」というときでも安心です。またナプキンをはがすときの音が通常のショーツより小さくなるように工夫してあります。
●シーン別:おすすめサニタリーショーツ
・寝る時の漏れが不安な方へ”撥水加工のマチがお尻まで覆うナイトタイプ”
pied clair(ピエクレール)サニタリーショーツ(ナイトタイプ)<PCP200EC>

マチ部分(ナプキンをつける中央部)が長く腰まで包んでくれるから、寝ている間のモレを予防します。ムレにくい素材で、朝まで安心してぐっすり眠れます。
・経血量が安定していない場合は”吸水型サニタリーショーツ”もおすすめ
pied clair(ピエクレール)吸水型サニタリーショーツ<PCP140EC>


話題の吸水型サニタリーショーツにも子ども向けがあります!
マチ部分に吸水体4層が内蔵されており、約15mlの液体を吸水することが可能なショーツです。

生理中に漏れが心配な時などにナプキンと併用して使用すると、スカートまで経血が染み出すのを軽減する事ができます。一枚用意しておくと生理の量にあわせてナプキンの種類を選ぶようにショーツも選択肢が増え安心感が得られます。
・スポーツする方には”体にフィットしやすいスポーツタイプ”
pied clair(ピエクレール)サニタリーショーツ(スポーツタイプ)<PCP220EC>

よく伸びる生地と、おしり部分のギャザーでどんな動きでも体にフィットします。ナプキンがずれにくく、ワイド撥水加工マチで、部活で動きまわることが多い子どもでも安心して練習に集中できます。
・縫い目の痛みなどが気になる方には”きりっぱなしタイプ”
pied clair(ピエクレール)サニタリーショーツ(きりっぱなしタイプ)<PCP230EC>

裾に縫い目がないカットオフ仕様で、そけい部を締め付けにくく、生理中の敏感な肌にもやさしくフィット。かゆくなりがちな太ももの付け根にやさしい仕様です。ナプキンは後ろに入ったギャザーでしっかり固定されます。
■ナプキンの持ち運びはどうする?持ち運び安くするアイデア3 選

小中学生は大人のようにポーチを持ってトイレに行く習慣がないので、急にポーチを持ち歩く習慣をつけるのは難しいかもしれません。小中学生はどのようにナプキンを持ち歩くのが良いのでしょうか。
1 ポケット付きサニタリーショーツにナプキンを入れておく
上記にご紹介したようなポケット付きサニタリーショーツにあらかじめナプキンを入れておくと、ナプキンの持ち歩きに困らずに済みます。急に取り替えたいときも慌てずに済むのでとてもおすすめです。
2 ハンカチ風ナプキンポーチを制服のポケットに入れる
「いかにもナプキンポーチに見えるポーチは恥ずかしい」と感じる場合は、一見ハンカチに見えるようなタイプのポーチを選んであげましょう。市販でもたくさんのアイテムがありますので、雑貨屋さんや通販サイトなどをチェックしてみてくださいね。
3 制服の内側にナプキン専用のポケットをつける
制服のスカートの内側に、ナプキンを入れられるポケットをつけるという方法もあります。生理中は、突然の出血でナプキンを替えざるを得なくなることありますよね。スカートにナプキンを収納していれば、「肝心なときにナプキンが手元にない!」ということにならずに済みます。
高学年の女の子のお母さんにどのようなポケットを付けているか見せてもらいました。

「ミシンを使わず、手縫いで作りました!生理が憂鬱にならない様に少しお花柄で明るくしています。」
親子で少しでも生理の時に楽になるように、一緒に布を選んだり、裁縫を楽しんだりしてみても良いかもしれませんね!
いずれの方法もたくさんのナプキンは持ち運べません。
なるべくコンパクトなナプキンを用意したり、漏れに備えてサニタリーショーツを身に付けるようにしましょう。
そんな時も吸水型サニタリーショーツは便利です。ナプキンと併用して漏れの不安を軽減することができます。
■まとめ
今回は思春期の女の子が抱える「初潮(生理)」についてご紹介いたしました。いつ初潮がくるのかと悩むばかりではなく、親子で「初潮までに一緒に準備しておこう」と前向きな姿勢でいることで、初めての生理がきたときも慌てずに行動できます。
15歳を過ぎても初潮がない場合は、婦人科や小児科に相談してみましょう。自分の大切な体との付き合い方を考える一歩になるかもしれません。
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