2025.09.29

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【内科医監修】寒がりさん必見!下半身が寒いときのおすすめあったかグッズを紹介

「寒い季節になると、太ももや足元が冷えてつらい…」そんなお悩みはありませんか?

でも、ちょっとした工夫やグッズ選びで、緩和することができます。

この記事では、お腹・脚・おしり・足先など、部位別におすすめの「あったかグッズ」をご紹介。さらに、今日から手軽に取り入れられる冷え対策もあわせて解説しています。自分に合った方法で、ポカポカ快適な毎日を目指しましょう。

   

■下半身が寒い…太ももや足など下半身が冷える原因とは?

下半身が寒い…太ももや足など下半身が冷える原因とは?

アンケート結果のとおり、寒い季節に下半身が冷えて悩んでいる方は多くいらっしゃいます。ここでは、その原因について見ていきましょう。

・基礎代謝が低い・筋力が少ない
・下半身の血行不良
・ホルモンや自律神経の乱れ
・栄養バランスの乱れ

それぞれご説明します。

・基礎代謝が低い・筋力が少ない

下半身の冷えには、基礎代謝の低下や筋肉量の少なさが関係しています。基礎代謝が落ちると体内で熱を生み出しにくくなります。また、筋肉には熱を生み出す働きがあるため、筋肉が少なく脂肪が多い方は冷えを感じやすくなるのです。

年齢とともに筋肉量は自然に減っていくため、加齢とともに下半身の冷えを実感する方が増えていきます。

・下半身の血行不良

長時間同じ姿勢で過ごすデスクワークや立ち仕事などは、下半身の血行不良を引き起こす原因のひとつです。筋肉がこわばることで血流が滞り、体中にあたたかい血液が届きにくくなります。

さらに、運動不足になると筋肉が衰えてポンプ機能も低下しやすく、冷えを感じやすい傾向があります。日常的に体を動かす習慣がない方ほど、下半身が冷えやすいといえるでしょう。

・ホルモンや自律神経の乱れ

ストレスや不規則な生活が続くと、自律神経の働きが乱れ、体温や血流をコントロールしにくくなります。そうなるとホルモンバランスも崩れやすくなり、血行不良を引き起こして下半身の冷えを感じやすくなるのです。

とくに女性はホルモンの影響を受けやすいため、冷え対策には、心と体のバランスを整える意識も大切です。

・栄養バランスの乱れ

偏った食生活も、下半身の冷えを引き起こす原因のひとつです。血流を促すためには、ビタミンEやDHA・EPAといった栄養素が必要不可欠。筋肉量を保つためには、たんぱく質やビタミンB群の摂取も欠かせません。

栄養が不足すると、冷えを根本から改善する力が弱まってしまいます。冷えを感じやすい方は、日々の食事を見直すことも大切な対策のひとつです。

   

医師からの一言コメント
下半身の冷えは、加齢と共に増えることもあり、冷え性で悩む方の半数以上が自覚する、もっとも多い症状のひとつです。原因はさまざまですが、対策としては、下半身の筋肉をほぐし、温めることなどがあげられます。ウォーキングやスクワットなどの運動やストレッチ、入浴はぬるめのお湯でゆっくりつかる方法が有効です。下半身を温めるためには、服装を工夫するほか、体を温める食材の接種、十分な睡眠とストレス解消も効果があります。

   

■【部位別】下半身の冷え対策をサポートするおすすめグッズ

【部位別】下半身の冷え対策をサポートするおすすめグッズ

「下半身が冷える」と感じたときは、冷える部位に合わせた対策をとることが大切です。ここでは、お腹・脚・おしり・足先など、冷えを感じやすい部位別に、おすすめのあったかグッズをご紹介します。

※ここでご紹介するグッズは、衣類による保温対策の一例です。
 血行不良や自律神経の乱れなど、冷えの原因の改善には、記事後半でご紹介する生活習慣の見直しと合わせて、必要に応じて専門医への相談をおすすめします。

・お腹周りの冷えから気になる方におすすめのグッズ

お腹まわりが冷えると、全身まで冷えを感じやすくなります。そんなときは、腹巻でお腹をじんわりあたためるのがおすすめです。ここでは、グンゼが展開する薄手で使いやすい綿100%タイプや、男女兼用で着用しやすいアイテムをご紹介します。

やさしい肌ざわりを求める方におすすめなのが、上質なエジプト綿を100%使用した薄手の腹巻です。薄手で着ぶくれしにくく、裾は縫い目のないシームレス仕上げでスッキリと着こなせるため、普段のコーディネートにも響きません。こっそりお腹をあたためたい方にぴったりの1枚です。

チクチク感やごわつきも抑えられ、快適な着けごこちが続きます。コンパクトに折りたためるため、持ち運びにも便利です。

   

縫い目のないシームレス仕様で、肌当たりがやさしく、快適な着けごこちを叶えてくれる腹巻です。薄手でフィット感があり、洋服に響きにくいため、外出時にも使いやすいのがポイント。年間を通して使える素材で、夏は冷房対策に、冬は冷え対策にと、季節を問わず活躍します。

体にほどよくフィットする伸縮性があり、締めつけ感も控えめとなっています。男女兼用で使えるシンプルなデザインなので、ご家族での共用やギフトにもおすすめです。

・脚全体を温めたい方におすすめのグッズ

脚の冷えがとくに気になる方には、足首を中心に保温するレッグウォーマーがおすすめです。足首からふくらはぎ、ひざ周りまでしっかり覆えるタイプは、脚全体をしっかり保温してくれます。

ここでは、肌ざわりや素材にこだわったグンゼのおすすめアイテムをご紹介します。

上質なシルクを肌側に、ウール混素材を外側に編み込んだ二重構造のレッグウォーマーです。シルク特有の吸放湿性と調湿性に優れた繊維構造が、蒸れを防ぎつつ保温し、肌寒い季節にはやさしく脚を包み込んでくれます。

表面のウール混素材は、肌側の湿気や汗を吸収して放湿する役割があり、ムレを軽減しながら保温します。45cmのほどよい長さで、ふくらはぎから足首までしっかりガードされる安心感も魅力です。

   

1×1リブ編みで仕立てた、厚みと軽さのバランスが心地よいレッグウォーマーです。やわらかな風合いの綿モダール素材を使用し、口ゴムの内側は綿100%に切り替えて、肌へのやさしさにもこだわりました。

ふんわりとした感触とゆったりとしたフィット感で、脚にすっと馴染み、締めつけ感が苦手な方でも安心。レッグウォーマーとしてはもちろん、肘、手首にも使える多用途アイテムです。

   

医師からの一言コメント
体を効率よく温めるためには、血管が多く存在する手首・足首・足裏・腹部を温めるのが有効です。また、肌触りのよいグッズを身に着けることで、リラックス効果も期待できるでしょう。人の体温は朝が一番低く、夕方に向けて上昇し、夜になるとまた低下し、眠りにつきます。夜に体温を上げすぎると寝つきが悪くなることもありますので、温めすぎないものをご自身で探してみてください。

・おしりや太ももの冷えが気になる方におすすめのグッズ

おしりや太ももの冷えが気になる方には、腰まわりから太ももまでしっかり覆えるレギンスやスパッツがおすすめです。ここでは、快適な穿きごこちと保温性を兼ね備えた、グンゼこだわりの冷え対策アイテムをご紹介します。

湿気を吸って熱に変える素材を使ったこちらのレギンスは、10分丈のためしっかり下半身全体を温めてくれます。中厚素材で重ね着もしやすく、スカートやワイドパンツの下にもすっきり収まるのが魅力です。

汗を吸っても濡れ戻りしにくい「アセドロン」ならではの構造で、濡れ戻りで肌がひんやりする不快感を軽減。外側からの冷気をやわらげながら内側のぬくもりを逃さず、快適なあたたかさを長くキープします。寒い季節の冷え対策とおしゃれを両立できるアイテムです。

   

こちらのインナーパンツは、からだ全体の快適なぬくもりを穏やかに維持してくれます。吸湿発熱繊維を編み込んだボーダー部分が、腰まわりなど冷えやすいポイントをじんわり温める設計です。薄手なので、重ね穿きしてもごわつきにくく、スカートやパンツの下にも自然になじみます。

裾は縫い目のないシームレス仕様で、アウターに響きにくく、見た目はすっきり。薄くてあたたかい、日常使いにぴったりの1枚です。

▶同じシリーズのフルレングス丈はこちら

   

天然素材にこだわったこちらのフルレングスインナーは、肌に寄り添う綿100%のやわらかな着ごこちが魅力です。厚手のコットンがしっかりと保温してくれます。さらに、肌側には毛足の短い微起毛を施し、着ぶくれしにくい「ちょうどいいあたたかさ」を実現。

洗濯タグも排除され、転写プリントで肌への刺激を抑えているので、肌あたりがやさしい設計になっています。あたたかさと肌ざわりを両立したこちらのインナーで、冬の冷え対策をされてみてはいかがでしょうか。

   

お腹から足元までしっかり温めたい方におすすめなのが、腹巻き付きのフルレングスインナーです。腹巻き部分は生地が2重になっており、お腹まわりの冷えを重点的にケアしてくれます。さらに、綿が持つ吸湿発熱性を高めた素材を使用しているため、天然素材ならではのやさしいぬくもりがじんわりと続きます。

裾は縫い目のないカットオフ仕様で、足首まわりがごろつかず重ね着も快適。冬の冷え対策を無理なく行いたい方にぴったりの1枚です。

   

発熱オーガニックコットンを使った9分丈のハイウエストレギンスは、肌側を起毛仕立てにすることで、下半身をやさしいぬくもりで包み込みます。お腹まですっぽり覆えるハイウエスト設計のため、冷えやすい腰まわりの対策にもぴったりです。

さらに、裾は切りっぱなしの仕立てで段差が出にくく、パンツと重ね着をしてもすっきり着こなせます。あたたかさと快適な肌ざわりを両立した、日常づかいに頼れる1枚です。

・足先など下半身の末端冷えが気になる人におすすめのグッズ

足首や足先といった末端の冷えに悩む方には、保温性に優れたソックスやレッグウォーマーがおすすめです。ここでは、素材や機能にこだわったグンゼのおすすめアイテムをいくつかご紹介します。

足先をあたたかく包んでくれる、ふんわりパイル編み仕立てのショート丈ソックスです。アクリルとレーヨンで編まれた厚手のローゲージが足にやさしくフィットし、吸放湿性と発熱性で1日中さらりとしたあたたかさをキープ。靴下の中で汗蒸れする不快感を抑え、冷えを感じにくくしてくれます。

さらに、ゆったり設計の履き口は締め付け感が少なく、長時間の着用でも快適。無地デザインでコーディネートにもなじみやすい、ちょうどいい1足です。

   

なめらかな光沢と肌なじみが魅力の、表面にシルクを100%使用した無地ソックスです。優れた吸放湿性により、季節を問わず快適に履ける仕様となっています。裏側にもシルクのストレッチ糸を使用し、やさしい肌あたりと程よいフィット感を実現。

綿ソックスや五本指ソックスとの重ね履き(冷えとりスタイル)にもぴったりで、足の温かさを段階的にキープできます。足元の冷えが気になる方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

▶同じシリーズのシルク100%、5本指ソックスver.で重ね履きにおすすめ ▶同シリーズのシルク100%、5本指つま先カバーver.で重ね履きにおすすめ

   

メリノウールのやさしいぬくもりで、足元からじんわりあたたかく。空気を含みやすい素材特性により、寒さの厳しい日も足先までしっかり保温してくれます。さらに、チクチクしにくい防縮加工が施されているため、肌あたりもやわらかいのが特徴です。

吸放湿性に優れているのでムレにくく、消臭機能も備わっており、長時間の着用でも快適。つま先とかかとはゆとりある設計で締め付け感が少なく、リブ柄のデザインはデイリーコーデにもなじみます。

   

冷えが気になる日にも、足元を快適に保ってくれるミドル丈ソックスです。湿気を吸収して発熱し、暖か。消臭加工も施されているため、気になるニオイを軽減してくれます。

しっかりとした厚みのあるローゲージ仕様で、足元をふんわり包み込み、冷えやすい足先をやさしくサポート。無地のシンプルなデザインに、ゆったりとした履き口で、締めつけ感が少ないのもポイントです。

   

■下半身の冷えを根本的に改善するためにできること

下半身の冷えを根本的に改善するためにできること

ちょっとした心がけや習慣の変化で、冷えの根本改善につながることも。ここでは、今日からすぐに取り入れられる冷え対策をご紹介します。

・運動をして代謝を上げる
・タンパク質や血流改善によいものを食事で摂取する
・湯船に浸かって体を温める習慣を作る
・マッサージやストレッチで筋肉を緩めて血流をよくする
・身体を冷やさない格好をする

それぞれ見ていきましょう。

・運動をして代謝を上げる

冷えの改善には、筋肉を動かして代謝を高めることが欠かせません。とくにスクワットなどの下半身を使う運動や、ウォーキングなどの有酸素運動は血流を促し、体を内側から温めてくれます。日常生活でも、なるべく階段を使ったり、意識して歩く時間を増やすのが効果的です。

また、深層部の筋肉「インナーマッスル」を鍛えると、基礎代謝が上がり冷えにくい体づくりにもつながります。無理なく続けられる運動を、習慣にしてみましょう。

・タンパク質や血流改善によいものを食事で摂取する

日々の食事も、冷えを改善するための重要なポイントです。

【筋肉量を増やして代謝を上げる食材】
・肉
・魚
・卵
・大豆製品など

【体を内側から温めてくれる食材】
・にんじん
・ごぼう
・れんこん
・玄米など

温かいスープやお茶など、体温を下げにくい飲み物を意識的に取り入れるのも効果的です。冷えに負けない体づくりは、毎日の食事から始まります。

・湯船に浸かって体を温める習慣を作る

冷えを和らげるには、毎日の入浴習慣も効果的です。40度前後のぬるめのお湯に全身浸かることで、体の芯から温まり、血流が促進されます。リラックス効果も高いため、自律神経を整えるうえでもおすすめです。

「忙しくて湯船になかなか浸かれない」という方は、足湯を取り入れるのもひとつの方法です。足先は血液が集まりやすい場所のため、温めることで血行が促され、結果として全身がじんわりと温まっていきます。忙しい日でも取り入れやすく、冷え対策として手軽に続けられるのも魅力です。

・マッサージやストレッチで筋肉を緩めて血流をよくする

筋肉が硬くなっていると血流が悪くなり、冷えの原因になってしまいます。そこで、日常的にマッサージやストレッチを取り入れて、筋肉を緩めることが大切です。とくにデスクワークなどで長時間同じ姿勢が続く方は、合間に軽く歩いたり、足首を動かすだけでも血行促進に効果があります。

お尻や太ももといった大きな筋肉をしっかりケアすることで、下半身の冷えを根本から改善しやすくなります。これらの部位は体の中でも熱を生み出す力が大きいため、しっかりと動かすことで効率的に体温が上がりやすくなるのです。

・身体を冷やさない格好をする

おへそや脚、足首を出したスタイルは熱が逃げやすく、冷えを招く原因になります。意識したいのは「首・手首・足首」の「3首」をしっかり温めることです。

お尻や太ももの冷えが気になる方は、腹巻きやレギンスなどで下半身全体を包み込むのがおすすめです。体温を守る服装を心がけることで、冷えにくく快適な毎日へとつながります。

   

■下半身が寒い時は対策をしてあたためよう!

下半身が寒い時は対策をしてあたためよう!

寒い季節に悩まされる「下半身の冷え」は、グッズ選びや生活習慣の見直しでしっかり対策することが可能です。冷える原因を知り、自分のライフスタイルに合ったアイテムや習慣を取り入れることで、体の内側からポカポカと温まる実感が得られます。

冷えに負けない、快適な冬を過ごしましょう!

【この記事の監修者】
井上 志穂 (いのうえ しほ)
井上 志穂 (いのうえ しほ)
保有資格:日本内科学会 認定医・日本がん治療認定医・日本医師会 認定産業医 国立大学医学部医学科卒業後、公立病院にて初期研修の2年を終了後、3年目からは癌治療を専門としながら幅広く内科疾患の診療に従事。治療が必要となる前の生活習慣の改善、また病気についての正しい知識が大事であることを実感し、病気についての執筆活動にもあたるほか、宮崎かわごえ産業医事務所の産業医としても活動中。

※この記事は、正しい情報発信を行うために、医師に監修を依頼しております。商品について医師が推薦を行うものではありません

   
【内科医監修】寒がりさん必見!下半身が寒いときのおすすめあったかグッズを紹介

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