2025.05.28

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【検証】オンスの違いごとのTシャツの透け感を比較!ヘビーウェイトや透けにくいTシャツも紹介

Tシャツを選ぶ際に見かける「オンス」と呼ばれる単位。これが具体的に何を表すのかご存知でしょうか?

今回は「透けないTシャツは何オンス以上なのか?」を解決する、比較・検証を踏まえた内容をご紹介します。

Tシャツを購入する際に厚さなどをあらかじめイメージしたいときに知っておくと便利なので、ぜひ参考にしてください。

 

■「オンス」とは重量を表す単位

「オンス」とは重量を表す単位

「オンス」は重さを表現する単位のことで、Tシャツの厚さ目安として使用されています。アメリカ合衆国やイギリスを中心に使用されている「ヤード・ポンド法」の単位系の1つです。

1オンスは約28.35gを指します。オンスを厚みの目安として考えられるため、何オンスがどれくらいの厚みなのか理解しておくと、シーズンや目的に合わせてピッタリのTシャツを選べるようになりますよ。

まず「オンス」について詳しく解説していきますので、理解を深めていきましょう。

・Tシャツではオンスが高いほど重くて厚い生地になる

1オンスが約28.35gというのは前述のとおりです。単純にオンスが高くなればなるほど重くなり、厚い生地になります。

Tシャツにおけるオンスは、1ヤード四方(約90cm四方)に対する生地の重さです。

例えば「5オンスのTシャツ」は、90cm四方の布が5オンス(約142g)の重さ。「7オンスのTシャツ」なら、同じく90cm四方の布が7オンス(約198g)の重さとなります。

数字が大きくなるほど、生地が厚くてしっかりしているということです。

   

■【検証】Tシャツのオンス数と生地感・透け感を比較!透けにくいのは何オンスから?

【検証】Tシャツのオンス数と生地感・透け感を比較!透けにくいのは何オンスから?

では、グンゼの実際のTシャツを使って、理論上で算出したオンスにおけるTシャツの生地感や質感を比較してみましょう。

手のひらや物を使ったり、色柄のインナーを中に着て、Tシャツがどれぐらい透けにくいのかを写真で見ていきます。

透けにくいのは何オンスからなのか、具体的な数字を交えますので、Tシャツを選ぶ際の参考にしてください。

・①約3.89オンス:the GUNZE(ザグンゼ)クルーネックTシャツ

①約3.89オンス:the GUNZE(ザグンゼ)クルーネックTシャツ

一般的な綿肌着です。手を差し込むと透け感があり、パッケージなどを中に入れるとハッキリと見えるほどの薄さです。

かなり薄手のため、インナーとしての着用が基本となります。Tシャツとして1枚で着るには、少し心もとないくらいの薄さです。もしTシャツとして着る場合には、濃い色を選ぶか、色やラインが出にくいインナーを合わせると安心です。

「3オンス台はインナーレベルの薄さ」とイメージしておきましょう。

・②約4.13オンス:POLO BCS(ポロ・ビーシーエス)クルーネックTシャツ

②約4.13オンス:POLO BCS(ポロ・ビーシーエス)クルーネックTシャツ

薄手のTシャツです。インナーとしてもTシャツとしても使える厚みですが、手を差し込むと若干の透け感があります。白Tシャツだと透け感が際立つので、インナーの色にも気を遣う必要があります。

透けるのが心配な場合は、濃い色のTシャツを選ぶのがよいでしょう。

・③約4.89オンス:SEEK(シーク)VネックTシャツ

③約4.89オンス:SEEK(シーク)VネックTシャツ

画像からもわかるように、手を差し込んでも透けにくく、インナーというよりはTシャツそのものとして一般的に使われる厚みです。

一般的なカジュアルウェアとして活躍しやすく、1枚でも着用できます。白色のTシャツでもインナーが透けにくいので、普段使いに便利です。

ジャケットのインナーとしては、ゴワつかず使いやすい厚さで、きちんと感も保てます。

・④約5.26オンス:BODY WILD(ボディワイルド)クルーネックTシャツ

④約5.26オンス:BODY WILD(ボディワイルド)クルーネックTシャツ

Tシャツとして単体で着用できるほど、しっかりとした厚みです。手を差し込んだ際に触れている部分も、さらに「肌色」を感じさせにくくなってきました。

5オンス台になると、生地に適度なコシがあり、1枚で着ても安心感があります。インナーの色やラインも透けにくいため、普段着はもちろんのこと、ビジネスカジュアルなど幅広い場面で活用できます。

重ね着を意識しなくても1枚で着用できる、バランスの取れた厚さです。

・⑤約6.33オンス:BODY WILD(ボディワイルド)接触冷感クルーネックTシャツ(丸首)

⑤約6.33オンス:BODY WILD(ボディワイルド)接触冷感クルーネックTシャツ(丸首)

しっかりとした厚みがあり、丈夫な印象のTシャツになります。中にパッケージを差し込んでも、手を差し込んでも、色やラインがほとんど透けないほどです。

6オンス以上の厚みとなると耐久性も比較的高く、洗濯を繰り返しても型崩れしにくいのが特徴です。耐久性の必要なスポーツウェアや、より安定感のある普段着、カジュアルだけどフォーマルも意識したいビジネスシーンなど幅広い場面に適しています。

・検証結果

検証結果

透けにくさを考慮するのであれば、5オンス以上がおすすめです。3オンスはインナーの厚さとして認識していただき、4・5オンスはTシャツとして利用できるものの、インナーには気を遣いましょう。

同じオンスでも白だと透けやすい場合もあるため、白Tシャツなら5オンス以上を選ぶと安心です。また、薄めの白Tシャツを着たい場合は、色やラインが透けにくいインナーをあわせるのも対策のひとつになります。 ※高オンスのTシャツや透けにくい肌着については、記事の後半でご紹介します。

6オンス以上になると、厚み、丈夫さがしっかり出てくるため、1枚でも着ても安心です。耐久性が気になる場合や、キッチリした印象を与えたい場面では、6オンス以上を選びましょう。

   

■オンス数で選ぶTシャツの適性・用途目安

ここで、オンス数別でTシャツの適正や用途の目安を比較していきます。1枚で着られる厚さ、インナーとしておすすめの厚さなどを表にまとめているので、選ぶ際の検討材料にしてください。

4オンス未満 ・生地が薄くて軽く、肌着として最適
・ポリエステル素材のTシャツであれば、清涼感があるため、夏場に最適
・白色の場合は透けやすいので、注意が必要
4オンス台 ・薄めの生地のため、着こなしやすい
・4.6オンスを超えてくると、イベント用のTシャツなどにも使いやすい
5オンス台 ・洗濯によって痛むことが少なくなってくる
・白色の場合は透け感があるが、1枚でも十分着こなしやすい厚み
6オンス台 ・しっかりとした厚みがある
・耐久性に優れているため、スポーツのユニフォームにも最適
7オンス以上 ・分厚さが出てくるので、夏場は暑く感じる可能性が大きい
・9オンス以上はスウェットやトレーナーに適した厚さ

上記のように、4オンス未満になると、肌着として最適な生地の薄さになります。生地が軽いため、リラックスして着用することも可能です。

「肌着が透けにくいTシャツを選びたい!」という場合は、5オンス以上のTシャツを選んでおくと安心でしょう。

   

■厚手のヘビーウェイトTシャツ2選

続いて「ヘビーウェイト」と呼ばれる高オンスのTシャツを紹介していきます。

これまでの検証結果や比較を踏まえて、ぜひご覧ください。

約6.48オンスの厚手のTシャツです。着込むことで風合いが出る、厚地のコットンを使用しています。肌に張りつきにくいサラッとした裏面仕上げで、厚めでありながらも透けを抑えられる優れものです。

耐久性に優れているので、長きにわたって愛用できます。繰り返し洗濯しても型崩れしにくく、首元やシルエットがだらしなくなる心配も減らせます。

ゆったりとしたボックスシルエットが、カジュアルさを演出する1枚です。

   

・ユーザーレビュー

このようなボックスタイプのTシャツを探していました。 ジャケットとしても、アウターの下としてもピッタリな、お気に入りのTシャツです。 生地の厚さがあるため、体のラインが出ず、1枚で着ても問題ありません。

   

1枚でもレイヤーでも、着まわしがしやすいヘビーウェイトTシャツです。着込むことで風合いが出る高オンスの厚地コットンを使用しており、ざっくりとした着用感があります。

肩を落としたボックスシルエットで体を締めつけず、余裕のある着こなしをサポート。Tシャツ1枚で決めたい日にこそ手に取りたくなる、タフさと抜け感を兼ね備えた大人の定番です。

   

・ユーザーレビュー

家族のためにネイビーブルーを購入したところ、とても厚手で白色でも透けなさそうだったので、追加で購入しました。 耐久性がありそうな素材感で、首のリブもしっかり作られている印象です。色合いも良い感じで気に入っています。 この夏、活躍しそうです。

Tシャツの特集ページはこちら↓
毎日の着こなしを楽しめるおすすめTシャツ3選

   

■1枚着でも透けにくい優秀Tシャツ3選

1枚着でも透けにくい優秀Tシャツ3選

「ヘビーウェイト」よりも薄手ではありますが、1枚着でも着こなしやすく、中が透けにくいTシャツをご紹介します。

オンスが低くなることにより、軽さや清涼感が増します。軽やかに、爽やかに着こなしたいときは、ここで紹介するアイテムを参考にすると、ピッタリな1枚に出会えるかもしれません。

後ろ襟が高めでジャケットの襟裏を汚しにくく、速乾機能にも優れた1枚です。

表側が綿、肌側がポリエステルの二重構造になっているため、快適な着ごこちを実現しつつ、見た目の良さも兼ね備えています。

表側にコットン素材を使用することにより、自然で味わい深い風合いとなっています。見た目と機能性の良さを両立させた1枚を、ぜひ取り入れてみてください。

   

・ユーザーレビュー

「ヘビーウェイト」のTシャツより生地は薄めですが、1枚でも問題なく着用できます。
アウターの下に着るTシャツとして重宝しており、お気に入りの1枚です。

   

綿の素朴な風合いはそのままに、肌に触れた瞬間ひんやりする接触冷感性をプラスしています。

やや高めに設計された後ろ襟がジャケットの襟裏を汗や皮脂から守ってくれるので、ビジネスシーンでも活躍。スポーティさを抑えたシンプルかつ上品な見た目で、ジャケットを脱いでこのTシャツ1枚で過ごすことも可能です。

洗濯を繰り返しても生地の質感が失われにくいので、日常使いしやすいのもうれしいですね。

   

ラフ過ぎず、ルーズにも見えない、ベーシックな「ちょうどいい」クルーネックTシャツです。

綿の風合いはそのままに、着用・洗濯を繰り返しても、汗のニオイを持続的に消臭(※)する機能を兼ね備えているため、暑い時期でも安心して着ることができます。
※当社従来綿インナーとの比較

ジャケット・イン・スタイルにも最適なのはもちろんのこと、1枚着としてもスタイリッシュに着こなせるアイテムです。

   

・ユーザーレビュー

色味が良くて、気に入っています。生地は薄く、軽めなので着ごこちも良いです。

   

■Tシャツを着る際は、「Tシャツ専用」のインナーを

CUT OFF仕上げで襟・袖・裾に縫い目がなく、Tシャツのシルエットにひびきにくいので、コーディネートの邪魔をしません。

脇ぐりの生地を2重にした汗取りパッドが、脇汗をしっかりキャッチしてくれるので、汗ジミを軽減できます。特に汗をかきやすい夏の暑い日でも安心です。

汗をよく吸うだけではなく、素早く乾く素材を使用しているため、汗ジミだけでなくクーラー冷え対策にもなります。

   

・ユーザーレビュー

下着としては珍しいスモークオレンジという色で、白色のTシャツの下に着ても目立たないのが良いです。 仕事で屋外にいるときも多く、夏場はよく汗をかくので汗パッドがあるTシャツを初めて試してみました。着ごこちが良く体にピッタリでした。 シャツを着ても目立たなく、汗も吸い取ってくれるのでニオイも軽減された気がします。

「in.T」の特集ページはこちら↓
Tシャツ専用インナー(in.T)

   

■Tシャツは「オンス」によって厚さや透けにくさが変わる!

Tシャツは「オンス」によって厚さや透けにくさが変わる!

「オンス」によってTシャツの厚さや透けやすさが変わるため、目的やシーンに合わせて選んでいくことが大切です。特に暑い時期は、着ごこちや清涼感も重視していきたいところですよね。

5オンス程度のものであれば、1枚で着ても肌着の色やラインが透けにくいため、ストレスフリーに着こなしたい方にはおすすめです。

ぜひ、この記事で紹介した「オンス」の目安を参考にしながら、あなたにぴったりの1枚を見つけてくださいね。

   
【検証】オンスの違いごとのTシャツの透け感を比較!ヘビーウェイトや透けにくいTシャツも紹介

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