2022.09.27

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コットンと綿の違いは何?生地の特徴とメリット・デメリットを解説

Tシャツやタオル、シーツなどによく使われるコットンですが「コットンと綿には、それぞれどんな違いがあるの?」と疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では、コットンと綿の違いからそれぞれの生地の特徴、メリット・デメリットを詳しく解説します。

一年を通していろいろなアイテムに使用されるコットンと綿の素材について、詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

■コットンとは

コットン(綿)とは、アオイ目アオイ科ワタ属に属する多年草「ワタ(綿)」の「種子毛」からとれる繊維や、その繊維から作られる糸や布のことをいいます。

ワタの種子毛は、白くてふわふわした特徴があり、その見た目が花のように美しいことから「綿花」とも呼ばれています。

まずは、コットンと綿には違いがあるのか、また原料や種類について、詳しく解説します。

●コットンと綿の違い

コットンは「綿」の英語表現である「COTTON」のカタカナ表記になっているだけで、実はまったく同じものです。

消費者庁の家庭用品品質表示法「繊維製品品質表示規程」によると、綿の繊維を示すときの用語は「綿」「コットン」「COTTON」と、この3つのいずれかで表示することが定められています。どの表記でも正しい表示として認められているということですね。

●コットンの原料

コットン(綿)の原料は、アオイ目アオイ科ワタ属に属する植物「ワタ」の種子からとれるものです。

「ワタ」の種子より収穫された繊維は、長い繊維と短い繊維に分けられ、長い繊維のみ糸にしていきます。
糸にする際、強く撚(よ)るとシャリ感の強いしっかりした生地になりますが、弱く撚ると柔らかい質感になります。

糸を編んだり織ったりすることで、私たちが普段身につけている布になるのです。

ワタからとれるコットン(綿)は吸水性や吸湿性があり、通気性もよく丈夫なため、植物性繊維の中でも特に優れていると世界中で親しまれています。

その中でも、オーガニックコットンは、厳しい基準をクリアした「有機栽培」によって生産されたコットン(綿)です。

化学薬品を最小限に抑えて栽培し、収穫時にも化学薬品を使わずに自然に葉が落ちるのを待ってから、手摘みで収穫します。

環境に負担をかけず、労働者の健康や安全にも配慮したもので、SDGsの観点からも注目されています。

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■コットンの種類はさまざま

コットンの種類はさまざま

コットン(綿)には、「短繊維種」「中繊維種」「長繊維種」3つの種類があります。ここからは、それぞれが持つ特徴について詳しく解説します。

●短繊維種のコットン

短繊維種のコットン(綿)とは、一般的に10~20ミリ前後の毛足の短いコットンのことをいいます。

短繊維種のコットン(綿)は、他の種類のコットンと比較すると繊維が短く、しなやかさに欠けていますが、安価で繊維が太く、丈夫という特徴があります。

繊維が短くて紡績向きではないため、糸としては使用せず、主にクッションや布団の中綿として使用されています。

●中繊維種のコットン

中繊維種のコットン(綿)とは、短繊維種と長繊維種の中間くらいで、21~28ミリ前後の長さのコットン(綿)のことをいいます。

綿花栽培の中心となっているのが中繊維種で、Tシャツやジーンズ、タオルやシーツなど、生活の中で使用するコットン(綿)製品の大半に、中繊維種が使われています。

長繊維種と比較すると肌触りは劣りますが、可もなく不可もない、日常使いにピッタリの一般的な品質のコットン(綿)です。

中繊維種の中でも生産量が多いのが「アップランドコットン」で、アメリカなどの主要生産国で栽培されている、中繊維種の代表格といわれています。

●長繊維種のコットン

長繊維種のコットン(綿)は、コットンの中でも一番長く、30ミリ以上のものがほとんどです。

コットン(綿)の品質は繊維が長いほど希少性が高いため、長繊維種のコットンは短繊維種や中繊維種に比べると価格も高くなります。

長繊維種は肌触りが滑らかで、シルクのような上品な光沢感が特徴です。

長くて柔らかい繊維で細い糸が作られ、高品質なテキスタイル製品に用いられています。

また、長繊維種の中でも、繊維長が35~40mmの「超長綿」に該当するコットン(綿)は特に高品質なものとなります。

アメリカ南西部のアリゾナ州などで生産される「スーピマ綿」、エジプトのギザ地方で生産される「ギザ綿」、中国のウイグル自治区で生産される「新疆綿」が世界三大綿として知られています。

■コットン生地の特徴とメリット

コットン生地の特徴とメリット

普段の生活の中でコットン(綿)を使用することには、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?

ここでは、コットン独自の特徴やメリットについて解説します。

●冬は暖かく夏は涼しい

コットン(綿)は、冬は保温性があって暖かく、夏は通気性や吸水性に優れたサラサラの着心地で、涼しく快適に使用できます。

夏でも涼しく感じるのは、コットン(綿)の中心部分が空洞になっているためです。

空洞になっていることで風の通り道ができ、コットン(綿)が汗を吸収して放出する際に、気化熱が発生して温度を下げることで、涼しく感じられます。

また、寒い冬の時期では、ジャケットやコートを羽織ることで熱が放出されにくくなります。

体温を外に逃がさず空気の層となってとどまることで、暖かさを保ってくれるのです。

●耐久性が高い

コットン(綿)は他の天然繊維と比較すると、水に強くて耐久性が高いという特徴があります。

強度があり、毎日の洗濯でも生地が傷みにくいため、下着はもちろん、汗をかいて洗濯する頻度が高い夏の衣類にはピッタリの素材です。

また、コットン(綿)は耐熱性にも優れ、問題なくアイロンがけができるので、シワができたときの対処も手軽にできます。

さらに、天然繊維の中でも比較的虫に食われにくく、衛生的に長く愛用できるというメリットもあります。

●通気性や吸水性が良い

コットン(綿)は、先にも紹介したように、中心部分が空洞になっていて風の通り道があるため、通気性がいいという特徴があります。

また、コットン(綿)は吸水性が良く、汗などの水分もすぐに吸い取り、外へ発散してくれるというメリットもあります。

よく汗をかく夏の時期でも蒸れにくく、サラサラした着心地で快適に過ごせるので、下着などのインナー素材によく使用されています。

●肌触りが柔らかい

コットン(綿)素材は、ふんわり柔らかなやさしい肌触りです。コットン繊維自体、繊維端が尖っていないため、紡績後肌に触れてもチクチクしにくいことに由来しています。

肌に直接触れる下着にはピッタリの素材で、敏感肌の方でも心地よく快適に過ごせます。

●染めやすい

コットン(綿)は染色時に気温や圧力に左右されにくく、染まりやすいため、さまざまな色や柄を楽しめるというメリットがあります。

繊維(糸)の状態で染める「先染め」、布になった状態で染める「後染め」、化学繊維では難易度の高い、製品化して染める「製品染め」もコットン(綿)なら可能です。

●静電気が起きづらい

コットン(綿)や麻などの天然素材は吸水性や吸湿性が高く、ポリエステルやナイロン素材と比較すると約3~17倍の水分率があります。

保湿性が高いことで電流を逃がしやすくなり、静電気が起きづらいという特徴があります。

パジャマや寝具の布団カバー、シーツにとり入れると、睡眠時も快適な着心地で、静電気対策ができるため、寝具にはおすすめの素材です。

●おすすめのコットンインナー

おすすめのコットンインナー

一日の長い時間を共に過ごす下着だからこそ、綿のやさしさと心地よさにこだわり、「毎日着たくなる」コットンインナーとして「the GUNZE」は誕生しました。

こだわりの綿を感じられるMade in Japanの「the GUNZE」は、グンゼオリジナル技術により、綿の性質を改良することで、汚れが落ちやすく、高い消臭効果が得られる商品です。さわやかな着心地を体感できます。

■コットン生地のデメリットと注意点

コットン生地のデメリットと注意点

メリットがたくさんのコットン(綿)生地ですが、知っておきたいデメリットもあります。

●洗濯すると縮みやすくシワになりやすい

コットン(綿)は吸水性が高く、水やアルカリに強いという特徴がある半面、洗濯すると縮みやすく、シワになりやすいというデメリットがあります。

これは、洗濯するときに吸った水分で膨張してしまった糸が、乾燥によって元の状態に戻ろうとして縮んでしまうことが原因です。

洗濯するときには、脱水後なるべく早く取り出して、縮んでしまった繊維を元の状態になるように、引っ張ってよく伸ばすように干すことで、縮みやシワを最小限に抑えられます。

●乾きづらい

吸水性が高いコットン(綿)は、吸った水分を蒸発するのに時間がかかり、比較的乾きにくいというデメリットがあります。

室内などで自然乾燥する場合は、乾くのに時間がかかり、雑菌やニオイの原因になることも。

干すときには生地が重ならないようにし、風通しがよく乾きやすい場所に干すのがおすすめです。

●色落ちや変色することがある

コットン(綿)は、染まりやすいというメリットがありますが、その半面、洗濯での色落ちや変色に気をつけなければなりません。

特に濃い色のものは、染料を多く使用しているため、洗濯中に他の衣類に色移りしてしまう可能性があります。

洗濯するときには、色物と分けて洗濯したり、洗濯ネットを使用したりするようにしましょう。

また、洗濯物をぬれた状態のまま長時間放置せずに、すぐ干すことで、衣類同士が接触して起きる色移りを防げます。

■お気に入りのコットンアイテムを見つけよう

お気に入りのコットンアイテムを見つけよう

コットン(綿)は下着や衣類、シーツなど、一年中快適にストレスなく身につけられる素材です。

ふんわりしたやさしい肌触りの耐久性が高い素材なので、長く愛用できるのもコットン(綿)の魅力。

洗濯も手軽にできるので、汗をかきやすい夏の時期でも小まめに洗濯して気持ちの良い状態を保てます。

この機会に、自分だけのお気に入りのコットンアイテムを見つけてみてはいかがでしょうか。

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