2024.02.15

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ストッキング・タイツは洗濯機で回せるのか?伝線や毛玉を起こりにくくするお手入れ方法

女性は日頃からタイツやストッキングを使用している方が多いと思います。ですが、お手入れ方法はちゃんと知っていますか?正しいお手入れ方法を知らないと、すぐにタイツに毛玉ができてしまったり、ストッキングが伝線したりしてしまう可能性が高くなります。逆に言うと、正しいお手入れ方法に変えるだけでタイツやストッキングのもちが改善されることもあるんです。今回はストッキングやタイツの正しいお手入れの方法についてご紹介したいと思います

   

ストッキングやタイツの毛玉・伝線の原因は?

タイツの毛玉発生の原因は摩擦

タイツをはいていると、「毛玉」が出来てきませんか?黒いタイツをはいていると、特に白い毛玉が気になってしまいますが、毛玉のできる最大の原因は「摩擦」にあるといわれています。タイツは、靴のなかや履き口で擦れて、表面が毛玉になってしまうのです。
また、洗濯機での洗濯にも注意が必要です。毛玉ができてしまったタイツをそのまま洗濯すると、他の衣類の白い繊維も一緒にくっついてしまうので、余計に毛玉が増えてしまいます。

ストッキングが伝線する原因

ストッキングは、伝線に注意する必要があります。せっかくお気に入りのストッキングを購入しても破けてしまってはもったいないです。ここで、ストッキングが伝線する原因を状況別にご紹介します。

開封時
開封時に気をつけるべきなのが、ストッキングの中に入っている「台紙」です。ストッキングは傷つきやすいので、中台紙を無理に抜こうとすると、生地を傷めてしまいます。抜く際は、中台紙を軽く半分に折り、折り目をつけてから、ゆっくりと手で取り出しましょう。この時、爪を立てないように気をつけてください。

着用時
ストッキングをはく際、特に着圧タイプのものは、きつく作られているので、ついつい勢いよく引っ張ってしまいます。しかし、勢いよくはこうとすると、はいた時に力がかかりすぎてしまい伝線(破れる)の原因になります。

洗濯時
ストッキングはデリケートな素材でできているため、そのまま洗濯機に入れると伝線の原因になります。洗う際は、いくつかの工夫がありますので、これから生地を傷めない洗濯方法をご紹介いたします。

お洗濯の前に…
まず洗濯絵表示をチェックしましょう!
洗濯する前に、ストッキングやタイツに以下のような注意書きがないか、しっかり確認しておきましょう。商品によって、注意点は異なります。

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洗濯絵表示について一番左から解説いたします。
・液温30℃を限度とした、非常に弱い洗濯を推奨
・酸素系漂白剤のみが使える素材
・タンブル乾燥禁止
・日陰でのつり干し乾燥が良い
・アイロンがけ禁止

<洗濯表示:他に確認したい記号がある方はこちらをクリック!>

ストッキング・タイツは手洗いが一番!

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タイツやストッキングを長く使っていくには、洗い方が重要です。一番安全なのは手洗いすることです。他の洗濯物と混ざる心配がありませんし、力加減も自分で調節できるので、ダメージを受けにくいです。

手洗い方法ご紹介

手洗いする際に用意すべきものと、手順をご紹介します。用意するものとしては、水が溜められる桶、手袋、衣類用中性洗剤、大きめのタオルです。

①最初に常温の水を桶に溜め、中性洗剤を溶かします。
②タイツ・ストッキングを桶のなかに入れ、20回ほど押し洗いします。
③キレイな水に替えて。押し洗いを繰り返します。これを2回ほど繰り返してください。臭いがキツイ場合は3~5回ほど替えましょう。
④すすぎを行い、ストッキングから泡が出なくなるまで絞りましょう。軽く絞るのがポイントです。タオルで水分をふき取るのもいいでしょう。

以上の行程で、手洗い完了です。洗濯後はタイツが色落ちしてしまう可能性がありますので洗濯機の中でそのまま放置しないようにしてください。ストッキングは直射日光に弱いので、日干しすると変色してしまう可能性があります。干す際は、風通しの良い日陰に干すようにしましょう。

洗濯機で洗う時の方法ご紹介

手洗いが一番安全とはいえ、「毎回手で洗濯するのは、面倒」「仕事で忙しいので、時間短縮したい」と思う方もいるはずです。そんな時は洗濯機を使用するのが一番ですが、洗濯方法はきちんと踏まえておきましょう。

①タイツやストッキングは裏返してください。裏返すことによって、毛玉を起こりにくくします。
②ストッキングは非常に繊細なので、洗濯機で洗う時は洗濯ネットを使用しましょう。他の衣類とのからまりや引っ掛かりを防ぎ、伝線を起こりにくくします。ネットに複数本入れるのはNGです。また、大きい洗濯ネットも、伸びや摩擦の原因になるので、なるべくタイツが動かないサイズのネットを選びましょう。
③洗剤はデリケート素材、オシャレ着洗い専用の中性洗剤をおすすめします。
④自動洗濯機などでのコースは、やさしいドライコースか、手洗いコースがおすすめです。
⑤脱水が終わった後は、洗濯ネットのファスナーに引っかからないよう気をつけながら、すぐに取り出し、しわを伸ばしてください。洗濯後はタイツが色落ちしてしまう可能性がありますので洗濯機の中でそのまま放置しないようにしてくださいね。
⑤ストッキングの素材に使われているポリウレタンは熱や紫外線に弱い素材です。やさしくシワをのばしてから直射日光に当たらない、風通しの良い日陰に干しましょう。

次に、干し方のコツをご紹介します。

干し方のコツ:ウエスト部分を上に

干し方として、“ウエスト部分を上にして干す人”と、“つま先部分を上にして干す人”がいると思いますが、どちらが正しい干し方かご存じですか?
「えっ、正しい干し方なんてあるの?」と思う人もいるかもしれませんが、実は干し方によって、長持ちするかどうかが大きく変わってきます。

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ウエスト部分を下にしてしまうと、乾きが遅くなり、水分の重みで生地を傷めてしまいます。干す時は、ウエスト部分を上にしましょう。型崩れしにくく、伸びにくくなるので、長持ちしますよ!

干し方のコツ:密集して干さない

洗濯物が密集してしまうと、乾きが遅くなったり、生乾きの原因につながります。一定の間隔を開け、密集しないように気をつけましょう。

干し方のコツ:洗濯バサミに注意

洗濯バサミから外す際に、引っ張って外してしまうと、伝線や伸びの原因になり、素材を傷つけてしまいます。仕事などで、急いでいるとついやってしまいがちですが、引っ張らずに外すよう、気をつけましょう。

毛玉や伝線対策について

毛玉のできたタイツのお手入れについて

どれだけ予防しようと思っても、毛玉はできてしまうものです。そのため、お手入れの方法も大切になります。毛玉を取る際は、はさみや毛玉とり機で毛玉を引っぱらずに切るようにしましょう。

ストッキングを長持ちさせる方法

ストッキングを消耗品のように使ってしまうと、費用もかさんでしまいます。長持ちさせるためにも、必要な方法を試してみましょう。

フットケア
ツメや足裏のヒビなど、硬くなった部分にストッキングが引っかかってしまうと、すぐに破けてしまいます。日頃から爪切りやヤスリをかけるなどのフットケアをするようにしましょう。ひび割れを防ぐには、角質ケアやクリームも効果的です。

正しいはき方
朝、急いでいるからといって、ストッキングを一気に引っ張ってしまうと伝線する可能性が高いです。はく時はゆっくりとつま先からしっかり沿わせ膝の部分まで上げてから。少しずつ引き上げるように引っ張ってください。優しくはくことが長持ちの秘訣です。

タイツやストッキングのたたみ方

タイツ・ストッキングを収納する際に、コンパクトになるおすすめのたたみ方をご紹介します。

①まずタイツをキレイに伸ばした状態にしてください。

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②左右の足を重ねて、一本にする。

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③膝のあたりから二つ折りし、更に2回半分に折る。手のひらサイズの四角形になるようにしましょう。

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④残しておいたウエストゴム部を裏返して全体を包む。

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⑤丁寧に形を整えて完成。

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こちらは強度が高いウエスト部分を外側にすることで、取り出す時に脚の部分が引っかかりにくいので、穴が開きにくくなっています。更に、コンパクトにたたむことで持ち運びや、収納がしやすいというメリットもありますよ!

おすすめストッキング・タイツご紹介

ストッキングやタイツを使用するにあたって、注意すべき点はたくさんありますが、極力、伝線しにくいストッキングやタイツを選ぶと、お手入れも楽です。ここで、伝線や毛玉ができにくい商品をご紹介します。

SABRINA(サブリナ)

【定番・ナチュラル】ストッキング

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肌なじみのよさと優れた透明感・カバー力で脚を自然に美しく演出してくれます。
穴があいても伝線しにくい、きめ細かで美しいハイゲージ編みを採用しており、ストッキングにはき慣れていない方でも安心してはいていただけます。
ムレやしめつけ感が少なくてストレスを感じにくいのに、パンティ部をストレッチ立体設計にしたことでズレ落ちにくく快適に過ごせます。

SABRINA(サブリナ)【Warm・厚手】80デニールタイツ<SBW53>

SABRINA(サブリナ)【Warm・厚手】80デニールタイツ<SBW53>

丈夫さと肌側の触感にこだわった設計のタイツです。肌側はマイクロファイバーナイロンでなめらかな肌触りで、表側は丈夫なナイロンで破れにくく毛玉ができにくい素材を使用しています。

「SABRINA」ブランドページ

まとめ

いくらおしゃれをしても、毛玉の付いたタイツや伝線したストッキングでは台無しです。
ちゃんとタイツやストッキングのお手入れをして、美しい脚でおしゃれを楽しみましょう!

ストッキング・タイツは洗濯機で回せるのか?伝線や毛玉を起こりにくくするお手入れ方法

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