ブラジャーのサイズが合わないときの対処法は?測り方・選び方を解説
試着をして正しいサイズのブラジャーを購入したはずなのに、つけ心地に違和感があったり、徐々にサイズが合わなくなったりした経験はないでしょうか?
バストのサイズや形は、体型が変化したり、年齢を重ねたりするたびに少しずつ変わっていきます。
そのため、バストのサイズを定期的に計測し、常に自分のサイズや悩みに合ったブラジャーを着用することが大切です。
そこでこの記事では、ブラジャーが合っているかどうかのチェック方法と正しいサイズの測り方、合わないブラジャーをつけるデメリットを解説します。
チェックリストで分かる!ブラジャーのフィット具合
☑ブラジャーのカップが浮いている
☑ブラジャーからバストがはみ出している
☑ブラジャーのカップの内側に隙間ができる
☑ブラジャーの前中心が浮いている
☑肩紐、ワイヤー、アンダーバストが食い込んでいる
☑肩紐が肩からずれる、落ちる
☑アンダーバストがきつい、苦しい
☑着用中に背中のホック部分が上がっていく
☑バンザイするとブラジャーやアンダーバストがずり上がる
☑脇肉が気になる
ブラジャーのつけ心地になんとなく違和感がある方は、上記のチェックリストを活用してブラジャーが自分に合っているかどうかを確認しましょう。
一つでも当てはまる場合、ブラジャーのサイズが合っていない可能性が高いため、バストのサイズを測りなおしてみてください。
ここからは、チェックリストの具体的な内容について順番に解説します。
☑ブラジャーのカップが浮いている
うつむいたときや前かがみになったとき、あるいは左右に体をひねったときにブラジャーのカップが浮いてしまう場合、カップのサイズが合っていないか、アンダーバストや肩紐が緩い可能性があります。
バストと体の境目となる曲線ラインに、ワイヤーやカップ周りがフィットしていないことも原因として考えられるでしょう。
☑ブラジャーからバストがはみ出している
ブラジャーの上にバストがはみ出していたり、ブラジャー上部に胸が食い込んでいたりするときも、ブラジャーが合っていない可能性があります。
カップのサイズやアンダーバストが小さいこと、肩紐がきついことが原因として挙げられます
☑ブラジャーのカップの内側に隙間ができる
ブラジャーのカップの内側に隙間ができる場合や、ブラジャーのカップにしわができる場合は、バストに比べてカップのサイズやアンダーバストが大きすぎることが原因と考えられます。
また、バストと体の境目となる曲線ラインにワイヤーやカップ周りがフィットしていないと、カップの中でバストが安定せず、隙間やしわができやすくなります。
☑ブラジャーの前中心が浮いている
ブラジャーの前中心が浮いている場合は、バストに比べてカップが小さかったり、アンダーバストが大きかったりすることが原因です。
カップの幅がバストの曲線ラインより狭い場合も、ブラジャーの前中心が浮く原因となります。
☑肩紐、ワイヤー、アンダーバストが食い込んでいる
肩紐が食い込んでいる場合は、バストのボリュームに対して肩紐が細いか、肩紐の調節がきつすぎる可能性があります。
ワイヤーが食い込んでいる場合は、カップのサイズが小さい、もしくはバストに対してワイヤーの幅が狭い、バストの円隔ラインよりもワイヤーの幅が広くて高い、といったことが原因として挙げられます。
また、アンダーバストが食い込んでいる場合は、アンダーバストが小さいことや、肌のやわらかさよりもアンダーバストの締めつけが強いことが原因として考えられます。
☑肩紐が肩からずれる、落ちる
肩紐が肩からずれたり落ちたりする場合、アンダーバストが大きいことや、カップのサイズが小さく脇に引っ張られていること、肩紐が緩いことが原因として考えられます。
バストのサイズに左右差がある方は、小さいバスト側の肩紐がずれたり落ちたりしやすくなります。
☑アンダーバストがきつい、苦しい
アンダーバストがきつかったり、苦しかったりする場合、アンダーバストのサイズが合っていないケースが多いです。
カップサイズが小さいこと、バストの円隔のラインよりもワイヤーやカップ周りの幅が狭いことで、アンダーバストに圧迫感がでることもあります。
☑着用中に背中のホック部分が上がっていく
ブラジャーをつけている最中に、背中のホック部分が上がってしまう場合は、アンダーバストが大きいか、カップサイズが小さすぎる可能性が高いでしょう。
カップサイズが小さいと、バストの重みで前部分が下がるため、背中のホック部分が上がりやすくなってしまいます。
☑バンザイするとブラジャーやアンダーバストがずり上がる
腕を上げ、バンザイをしたときにブラジャーやアンダーバストがずり上がってしまう場合は、アンダーバストが大きいことや、肩紐がきついことが原因として挙げられます。
肌のやわらかさやバストのサイズに対して、アンダーバストの締めつけが弱いことも原因として考えられるでしょう。
☑脇肉が気になる
ブラジャーから脇肉がはみ出ている場合は、カップが小さいこと、アンダーのサイズが合っていないことなどが考えられます。
脇の高さが低めに作られているブラジャーを着用すると、脇肉のはみ出しが気になることもあるでしょう。
ほかにも、出産や加齢などによって体重が増加し、体型変化があった場合も、脇肉がはみ出やすくなる原因となります。
ブラジャーサイズの測り方
ブラジャーのサイズを測るときは、トップバストとアンダーバストのサイズを正確に測ることが大切です。
トップバストとは、バストの一番高い乳頭のある位置の胸囲を指します。トップバストを測るときに、バストが大きかったり乳頭が下がってしまったりする場合は、上に持ち上げるようにしましょう。
また、アンダーバストとは、バストの膨らんでいる部分のすぐ下の胸囲です。背筋をまっすぐに伸ばした状態で測りましょう。
正確に測ったら、トップバストのサイズからアンダーバストのサイズを引くことで、正しいブラジャーのカップサイズが分かります。
具体的な測り方の手順については、以下の記事をご覧ください。
サイズが合わないブラジャーが起こす6つのデメリット
バストのサイズや形は、年齢を重ねるごとに変化していくものです。
しかし、バストのサイズに合わないブラジャーを長くつけていると、さまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。
ここでは、サイズが合わないブラジャーをつける6つのデメリットについて、みていきましょう。
バストが小さくなる
バストのサイズに合わないブラジャーをつけていると、バストが垂れやすくなったり、お肉が脇や背中に流れたりして、バストが小さくなるおそれがあります。
特に、バストが成長する時期にサイズの合わないブラジャーをつけていると、育乳を妨げる原因となるため注意が必要です。
バストやボディラインが崩れる
サイズの合わないブラジャーは、バストを適切に保護できないため形が崩れやすくなります。
ブラジャーでバストを支えきれないと、肩こりや姿勢の悪化につながり、ボディラインにも悪影響を与えるおそれがあるでしょう。
つけ心地の不快感がストレスになる
胸のサイズにブラジャーが合っていないと、苦しくなったり、ブラジャーが上下にずれてしまったりするなど、つけ心地の悪さからストレスを感じやすくなります。
肩紐が落ちて何度もなおしたり、食い込んで痛い思いをしたりすることも、不快感につながる原因です。
見た目年齢が老ける
きついブラジャーをつけていると、バストトップの位置が下がったり、デコルテやバストの上部がそげて見えたりして、実年齢よりも老けて見えてしまうことがあります。
特に、年齢があがってくるとバストケアに手を抜いてしまいがちです。年齢より老けて見えないためには、サイズの合ったブラジャーをつけてスタイルを整えましょう。
背中や脇に段差ができる
サイズが合わないブラジャーをつけていると、背中や脇に段差ができやすくなることもデメリットの一つといえます。
きついブラジャーをつけていることによって、ブラジャー全体が前によってしまうのと同時に、背中や脇にある肉が締めつけられるためです。
段差によってボディラインも悪く見えるおそれがあるため、注意しましょう。
肩が痛くなる
サイズが合わないブラジャーをつけていると、肩が痛くなることがあります。
特に、ブラジャーのカップが小さいと、バストが支えきれずに肩紐で支えることになるため、肩こりや痛みにつながってしまう可能性があります。
肩紐が短すぎたり細すぎたりする場合や、素材自体が肌に合っていない場合も注意が必要です。
しっくりこないときは姉妹サイズを試してみる
ブラジャーのサイズが「しっくりこない」というときは、姉妹サイズを試してみるのもおすすめです。
姉妹サイズとは、いつもつけているブラジャーのサイズに近いサイズを指します。
姉妹サイズを選ぶときは、「カップサイズを下げる場合、アンダーバストのサイズを上げる」ことが大切です。
反対に「カップサイズを上げる場合は、アンダーバストのサイズを下げる」ようにしてください。
例えば、普段「C70」のブラジャーをつけている場合、姉妹サイズは「B75」もしくは「D65」を選びましょう。
普段のサイズ→ ↓ |
65 | 70 | 75 | 80 |
A | - | B65 | B70 | B75 |
B | A70 | A75/C65 | A80/C70 | A85/C75 |
C | B70 | B75/D65 | B80/D70 | B85/D75 |
D | C70 | C75/E65 | C80/E70 | C85/E75 |
E | D70 | D75/F65 | D80/F70 | D85/F75 |
サイズに迷ってしまう場合は、自分のアンダーバストにより近いほうの姉妹サイズを試してみると、しっくりくる可能性が高いです。
ただし、ブラジャーは同じサイズでも、メーカーやデザインによってサイズ感が多少異なるため、できるだけ試着をして、フィットするかどうかを確認しましょう。
サイズ以外にも重要!ジャンル別ブラジャーの紹介
ブラジャー選びで重要なポイントは、サイズだけではありません。
下着は肌に直接触れるものなので、つけ心地や素材などに加え、どのようなシーンでつけるかによっても選び方は変わってきます。
ここでは、「ワイヤーブラジャー」「ワイヤレスブラジャー」「ナイトブラジャー」の順に、おすすめのブラジャーを紹介します。
Tuché(トゥシェ)【more more Sheer BRA(透明感ブラ)】ワイヤーブラジャー<JB3025H>
「more more Sheer BRA(透明感ブラ)」は、パルコネットブラというバストの下半分を覆う半円状のブラジャーです。
パルコネットブラは、持ち上げる効果が高いため、小さめのバストでも自然な形のシルエットに整えます。
また、more more Sheer BRA(透明感ブラ)は、バストに余計なボリュームがでないため、盛らない派の方にもおすすめです。
軽量かつ通気性に優れた高機能なポリエステルクッションと、Tuché史上最も細いワイヤーを使っており、軽やかなつけ心地でバストを支えます。
Tuché(トゥシェ)【mochibra(ふわ胸)】ノンワイヤーブラジャー<JB6033H>
もちもちとした触り心地が魅力の「mochibra(ふわ胸)」は、サイド部分まで低反発素材となっており、どのようなバストにもフィットしやすく、幅広いサイズに対応しています。
低反発カップがバストの形に合わせて適度に沈み込むため、カップの左右差にお悩みの方や、生理前後でバストの大きさが変化する方にお試しいただきたい一枚です。
アウターに響きにくいシンプルなデザインと、ニュートラルなカラー展開も魅力の一つで、薄着の時期や、ぴったりとした服を着るときにも重宝します。
KIREILABO(キレイラボ)【ブラファンデ】ノンワイヤーブラジャー<KB1655>
高い補整力で、脇がスッキリして見えることが特徴の「ブラファンデ」は、ノンワイヤーで縫い目や洗濯タグのない完全無縫製タイプのブラジャーです。
やわらかい素材のためつけ心地がよく、アウターにも響きにくいデザインとなっています。
また、生地端にゴムがない、カットオフのストレッチレースを使用しており、レース独特のチクチク感や凹凸がありません。肌への刺激が少ないので、敏感肌の方にもおすすめです。
Tuché(トゥシェ)【てらおかなつみコラボ】ナイトブラ<TC6955>
イラストレーターの「てらおかなつみ」さんとコラボしたこちらのナイトブラジャーは、内側にあるパワーネットが、寝ているときに横や上に流れてしまうバストをやさしくサポートします。
レーヨンを95%使用しているため、マシュマロタッチのやわらかい生地が特徴です。
挿入パッドが入っており、急な来客などがあったときにバストトップが気になりにくいこともポイントです。
ブラジャーのサイズは定期的に測定しましょう
ブラジャーのサイズは、年齢や体型などによって変化していきます。
何年も同じブラジャーをつけていたり、なんとなくでサイズを選んだりしている方は、この機会にサイズを測りなおしてみましょう。
バストのサイズに合ったブラジャーを身につけることで、体の不快感やストレスを軽減できるほか、実年齢より若く見える効果も期待できます。
美しいバストをキープするためにも、ブラジャーのサイズは定期的に測定しましょう。