パジャマで得られる睡眠効果【寝つきが悪い方必見!】
パジャマは眠る際の寝具として、なじみ深いものですが、実は近年、若者の間ではパジャマ離れが進行しており、ジャージやスウェットなどを就寝具にしている方も多いようです。
そこで、ジャージなどの部屋着と、パジャマを着用した際の睡眠効率はどちらが上なのか?パジャマで得られる睡眠効果にはどのようなものがあるのかを調べてみました。
スウェットやジャージでは安眠できない!?
日頃の部活動や仕事が忙しいと、つい部屋着のまま眠ってしまうという方は多いのではないでしょうか。特に夏場はスウェットやジャージの着用率が高いといわれています。しかし、これらの衣服ではむしろ寝苦しさを感じてしまうかもしれません。
スウェットの場合…スウェットは気軽に着用できる部屋着として、親しまれていますが、寝具としてはあまりおすすめできません。
スウェットなどの部屋着として作られている衣服は化学繊維の生地のものが多くあります。化学繊維は、吸湿性が優れていないものが多いので、汗をかく睡眠中の衣服としては適していません。また、袖口や裾口などは、ゴムがキツく、就寝時の長時間にわたって着用していると、寝苦しさを感じる原因にもなりかねません。
フードのついたパーカーの場合、フード部分が首元にまとわりつき、首などに負担(ストレス)をあたえ、寝返りの妨げになります。
ジャージの場合…ジャージやトレーニングウェアはスウェット同様に化学繊維の生地特有のごわごわとした肌触りが眠りづらく、就寝時に着用するのは、やめておいた方が良いでしょう。
パジャマはこうした就寝時に妨げとなる要素を排除した眠るための衣服なので、安心して眠ることができます。部屋着などの衣服より、パジャマを着用して眠ることで、睡眠効率が向上し、寝付くまでにかかる時間も早いといわれています。
部屋着で眠っていて寝つきが悪くなった経験がある方は、就寝前の衣服をパジャマにするだけで、深い睡眠の質が得られるようになるかもしれません。
パジャマが良い理由
パジャマは「就寝用」として様々な機能性を備えた衣服です。ここで、気になるパジャマの性能について迫っていきましょう。
・吸湿性
人間は季節関係なく、就寝中に汗をかきやすい性質を持っています。就寝後に汗をかくことによって、体温の低下や上昇を防いでくれるので、私たちは深い眠りにつくことができるのです。
汗をかくことは睡眠に必要なことですが、吸湿性の低い衣服を着た場合、特に夏場などは衣服と肌の間に汗が溜まり、肌がべた付いて寝づらさの原因になってしまいます。
パジャマには季節によって様々な種類があるので、夏場は、吸湿・吸水性に優れた綿や麻をチョイスしましょう。体内の熱がこもらず、ムレ感を軽減してくれます。綿や麻は感触もサラサラとして通気性も良いため、就寝中も涼やかで、快適な眠りをサポートしてくれます。
・保温性
冬場には、体温を外に逃がさない保温性も重要になります。パジャマは体温調整ができるよう計算された衣服なので、冬に合わせた、程よい厚みのものを選べば、保温効果も高くなり、寝冷えを防いでくれます。
素材で選ぶなら、最も保温・保湿効果が高いシルク素材のパジャマがオススメです。シルクの繊維にはたくさんの気泡があり、その断熱効果によって、冬でも温かく過ごせるといわれています。
保湿や保温など、季節や用途によって、自分に適した眠りを提供してくれるパジャマはまさに1年中着用できる就寝具といって良いでしょう。
・形、締め付け
パジャマは元から体を締め付けないように、ゆとりが生まれる作りになっていますが、夏に向けて選ぶなら、よりゆったりとしたデザインのパジャマを選びましょう。
首元や胸元がゆったりと開いている形のものを選べば、息苦しさなどの心配もなく、通気性が良いですし、腕や足まわりなどにもゆとりがあると、動きやすさも抜群です。
ウエスト部分のゴムがキツくないかも重要なポイントです。締め付け感が極力ないものを選べば、就寝中の寝苦しさも軽減されるので、パジャマを選ぶ際には確認したほうがいいでしょう。
装飾性が高く、厚みのあるものを選んでしまうと、布団やシーツに引っかかってしまう恐れもあるので、なるべく薄手でシンプルなものを選ぶのが一番です。
・寝返り
就寝時には1日20回前後寝返りを打つといわれています。長時間同じ体の部位を下にして寝ていると、血流が滞り、体がしびれたり、痛くなったりしてしまいます。寝返りを打つことによって、そういった体の負担を軽減します。しかし、ジャージやスウェットのような体にフィットした形のものや、分厚い素材のものを着用していると、寝返りが打ちにくく、痛みや寝苦しさを感じやすくなってしまいます。
パジャマは姿勢の変化や寝返りがしやすいよう、生地に伸縮性があるため、横向きに寝ても、あお向けに寝ても楽に寝返りを打てるようになっています。そのため、リラックスして安眠することができます。
・スリープセレモニー
パジャマの機能性について言及してきましたが、実はパジャマを着ること、そのものに、眠りを暗示させる効果があるとも言われています。一日の終わりにパジャマを着用し、脳のスイッチを睡眠モードに切り替えることで、リラックスして就寝できるようにしてくれるのです。
このように毎日眠る前に決まった行動を習慣化させることで、体と心を睡眠体制に導く行為をスリープセレモニー(入眠儀式)と呼び、実に8割以上の方が自然にやっているとされています。
スリープセレモニーに決まった行動はなく、音楽を聞くことなども効果的だといわれていますが、特にパジャマは心身ともに就寝の準備ができたと感じる方が多く、睡眠効果が高い暗示法だといわれています。寝つきが悪いことが気になっている方は試してみると良いでしょう。
まとめ
パジャマを選ぶ際は保湿性・吸水性に優れた綿や麻、シルク素材のものを選ぶといいでしょう。動きやすくゆったりしたデザインのものを選ぶことで寝返りも打ちやすくなり、快適に眠ることができます。
何より着るだけでも睡眠の質を高める効果が期待できる、パジャマは正に就寝に相応しい「寝具」といえます。
ジャージやスウェットに寝づらさを感じてきた方は、お気に入りのパジャマに着替えるだけで、リラックスした睡眠が得られるかもしれません。
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