【女性の脇汗対策】脇汗の原因&汗ジミ・ニオイを防ぐ方法とは?

多くの女性にとって、脇汗は悩みの種になりがちです。脇汗の汗ジミ・ニオイが特に気になる夏場は、「暑くても人前で上着を脱げない」「グレーやカーキのトップスを着たいのに、汗ジミが目立ちそう…」とストレスを抱える方も多いでしょう。
朝から暑い日は、出勤するだけで汗がたくさん出ます。クーラーが効いたオフィスに入ると汗はひくものの「服や身体がベタベタする…」「汗のニオイが漂っている気がする」と、汗にまつわる不安はつきないものです。
この記事では、脇汗の原因と汗ジミ・ニオイ対策、衣服の黄ばみの落とし方をご紹介します。
また、おすすめインナーについてもまとめていますので、脇汗にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
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1日にかく脇汗の量と脇汗の役割

脇汗が気になる方の中には、「自分は脇汗が多いのではないか」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。平均的な人の脇汗の量は、どのくらいなのでしょうか?
ここでは、1日にかく脇汗の量とその役割を解説します。
1日の脇汗量の平均は「10ml前後」
平均的な脇汗の量をご存知でしょうか。
人が一日にかく汗の量はおよそ500〜1,500ml。脇汗はそのうちの10ml前後(小さじ2杯程度)、割合にして約1%だと言われています。
実際は体質や運動量、気温によって前後するものの、脇汗対策をとることで生活に支障がなくなるならば「人よりも脇汗が多い」と気にする必要はありません。
少しの量にもかかわらず、多くの女性を悩ませる脇汗。
一見デメリットしかないように見える脇汗ですが、きちんと役割があるのです。
脇汗の役割は「体温調節」
脇汗は体温調節の役割を果たしています。夏などの気温が高いときや運動したとき、風邪をひいたときなどに発汗すると、汗の水分が皮膚の上で蒸発します。汗が気化することで高くなりすぎた体温を下げ、36.5℃前後に保ってくれるのです。
人間は体温を常に一定に保っておかないと、身体機能を維持できません。脇汗をかくことは、生命維持に必要不可欠なのです。
脇汗が増える主な4つの原因

脇汗が増えてしまう原因には、どのようなことが考えられるのでしょうか?
ここでは、脇汗が増えてしまう主な4つの原因を解説します。
気温や体温の上昇によるもの
私たちの身体は、気温の高さなどにより体温が上がると、適温を保つために手のひらや足裏を除く全身から汗を分泌します。この温熱性発汗は、全身から汗によって気化熱を放出することで体温を下げる仕組みです。
温熱性発汗で出る汗の量は、気温や状況によって変わります。非常に暑い日や、激しい運動を行ったときなどは、思った以上に多くの汗をかいていることがあります。
緊張・ストレスなど精神的な負荷によるもの
驚いたときや緊張・ストレスを感じたときなど、精神的な刺激が原因で汗をかくことを「精神性発汗」といいます。
「手に汗握る」という言葉にもあるように、精神性発汗では手のひら、足の裏、脇の下などの限定された場所から、ベタつきのある汗をかきます。
辛さなどによる味覚の刺激によるもの
辛いものを食べたときなどに出る汗を「味覚性発汗」といいます。味覚の刺激から反射的に分泌される汗は、鼻や額などにあらわれ、食べ終わればひいていきます。味覚の刺激が強いほど、汗の出る範囲は広くなります。
また、味覚性発汗は、温熱性発汗とともに生じるのが一般的です。カプサイシンなどの辛味成分が交感神経を刺激して体温を上昇させるため、脇からも発汗しやすくなります。
多汗症やわきがなど病気に由来するもの
脇汗が大量に出たり、特異な刺激臭があったりする場合は、多汗症やわきが(腋臭症)の可能性があります。
多汗症とは、特に暑くもない快適な状況であっても大量の汗が出てしまう疾患です。頭部や顔、手のひら、脇、足裏など局所的な部位に、大量の発汗がみられます。
また、わきがは脇や外耳道、まぶたの縁、鼻、乳輪、外陰部など、アポクリン汗腺をもつ部位から分泌される汗に含まれるタンパク質・脂質などの有機物を、皮膚表面の常在菌が分解することで特異な刺激臭を発する疾患です。わきがは、脇汗が多くニオイが強いだけでなく、耳垢が湿る、脇の部分が黄ばむといった特徴もみられます。
【簡単にできるおすすめ脇汗対策6選】汗ジミもニオイも上手にカバー

脇汗が気になると、人に近づいたときにも「汗ジミやニオイは大丈夫かな?」と不安になりますよね。
多くの女性が困る脇汗は、簡単な方法で対策できます。ここでは、おすすめの脇汗対策を6つご紹介します。
使い捨ての脇汗パッドを使う
袖の内側に貼る脇汗パッドを使用すると、汗を吸収してくれるため服に汗ジミを作らずに済みます。使い捨てタイプは毎日取り替えられるので、服も身体も清潔に保てるでしょう。
しかし、服の布地によっては脇汗パッドが透けてしまい、着ているときに目立ってしまう可能性もあります。特に、布地の薄いシアーシャツやブラウス、身体のラインに沿ったシルエットのトップスは要注意です。また、市販の脇汗パッドでも毎日使うとなると、コストも気になるところです。
汗取りパッド付きインナーを着用する
布地が薄いシャツやブラウスのように、使い捨て脇汗パッドが透けてしまいそうなトップスには、汗取りパッド付きインナーがおすすめです。汗取りパッドがトップスに響きにくいうえ、数枚準備しておけば洗い替えで着回せます。色やデザイン違いで揃えておけば、着替える際に選ぶ楽しみもあるでしょう。
さらに、汗取りパッド付きインナーなら着用するだけで脇汗対策が完了します。使い捨て脇汗パッドを袖の内側に貼ったり、服を脱ぐ際に外したりする手間がかからない点もメリットです。
通気性・速乾性に優れた肌着やトップスを着用する
脇汗による汗ジミやニオイを防ぐには、汗取りパッド付きインナーとともにトップス選びも重要です。
暑い時期や脇汗をかきやすい方は、通気性や速乾性に優れたトップスを選ぶと汗がこもりにくくなります。繊維に細かな穴が空いているリネンや、吸湿速乾機能がついたポリエステル地など、汗が乾きやすい服を選びましょう。
制汗剤で脇汗を止める・抑制する
絶対に脇汗をかきたくない日は、汗取りパッド付きインナーなどの対策と併用して制汗剤を使うとよいでしょう。
脇汗には確かに体温を調節する役割がありますが、その量は全身にかく汗のうちわずか1%にすぎません。制汗剤で脇汗を抑制しても、体温調節は他の部位からの発汗で十分可能です。
汗拭きシートやガーゼでこまめに汗を拭く
脇のニオイの原因となる雑菌は、時間が経つにつれ繁殖しやすくなります。菌を繁殖させないようにこまめに脇汗を拭いておくと、ニオイの発生を抑えられます。
脇汗を拭く際は、ガーゼのように肌にやさしい布地や専用の汗拭きシートを使うのがおすすめです。肌に必要な潤いを残すため、ハンカチを使う場合は少し湿らせておくとよいでしょう。
デオドラント剤で脇汗のニオイ対策をする
脇汗のニオイが気になる場合は、他の脇汗対策と合わせて消臭成分と殺菌成分を含んだデオドラント剤を使用しましょう。脇汗をほとんど気にすることなく過ごせます。
デオドラント剤は、脇に直接塗るロールオンタイプやスティックタイプ、気になる部位に吹き付けるスプレータイプなど種類も豊富です。使いやすいものを選んでみてください。
【脇汗パッドは意味ない?】汗ジミの範囲から脇汗対策のコツを検証

脇から出る汗を全て吸収できれば、汗ジミを気にすることなく過ごせます。しかし、そもそも汗取りパッドが汗をキャッチできる場所に付いていなければ何の役目も果たせません。
そこで、汗ジミの出る箇所や範囲などを徹底検証しました。
検証結果

この結果から、下記の2点がわかります。
1.脇の位置:脇は身体の前側に存在している。
2.汗の量:量が多いのは腕側ではなく身体側。そのため、身体側に汗ジミが出やすい。
【結論】脇汗パッドは位置が重要
脇汗による服の汗ジミを防ぐには、身体の前側の脇をカバーできる位置に脇汗パッドをつける必要があります。腕の方ではなく、身体側からの汗をより吸収できるような形・デザインの脇汗パッドを使うのがおすすめです。
また、脇汗パッドと合わせて汗が染み出しやすい位置に厚みがある脇汗パッド付きインナーを使うと、より安心しておしゃれを楽しめるでしょう。
【繰り返し使える脇汗パッド】汗取りパッド付きインナー・下着のおすすめアイテム
「使い捨て脇汗パッドを毎日取り替えるのは面倒だし、コストもかかる…」という方におすすめなのが、汗取りパッド付きインナーです。
あらかじめ汗取りパッドがついているため、脇汗対策は着るだけで完了します。使い捨ての脇汗パッドを繰り返し購入する手間もお金もかかりません。
ここではおすすめの汗取りパッド付きインナーをご紹介します。
シリーズ累計100万枚突破の「アセドロン」シリーズから、大きな汗取りパッド付きインナーが登場しました。
従来品より大きな脇汗パッドは、より多くの汗を吸収可能。肌表面から発散する湿気も素早く吸収するため、脇のムレやベタつきを軽減します。抗菌防臭加工を施しているため雑菌が繁殖しづらく、脇のニオイが気になる方にもおすすめです。
吸収した湿気をすぐに放出できる独自構造で、表面はいつでもサラサラ。インナーが肌に貼りつく不快感も軽減できるうえ、洗濯後も素早く乾きます。毎日清潔&快適に着られるインナーです。
アセドロン【アセドロン】汗取り付き2分袖インナー〈MC0051P〉
※汗取りパッド普通サイズ

アセドロン【アセドロン】汗取り付きキャミソール〈MC6057〉
※汗取りパッド普通サイズ

脇に大きめの汗取りパッドがついた、フレンチ袖のインナーです。汗を素早く吸い取って空気中に放出し、肌のベタつき・汗ジミの発生を軽減します。サラサラした状態を保てるので、生地が肌にまとわりつきにくいのもポイントです。
生地には抗菌防臭加工が施されているため、汗のニオイも軽減できます。UVカット率も90%以上、真夏のお腹・背中の日焼け対策もバッチリ。ネックラインや裾がトップスに響きにくいカットオフ仕様なので、おしゃれも存分に楽しめます。
天然素材・天然由来の日本製にこだわる「the GUNZE」の汗取り付きキャミソールは、シャリッとした肌触りが大きなポイント。シルケット加工を施した「強撚綿」を使うことで、汗で下着が肌に貼りつく不快感を軽減しました。
脇の汗取りパッドは、気になる汗ジミを軽減。生地には天然由来成分による保湿・抗菌加工も施されているため優しい着ごこちです。
「アセドロン」シリーズの汗取りパッド付きハーフトップブラは、脇汗だけでなく背中の汗にも効果的。背中側のネックラインを通常よりも少し高めに設計しているため、背中の汗をより広範囲にわたってカバーできます。
独自構造で汗を素早く吸収、空気中に放出するため嫌なムレ・ベタつきもシャットアウト。サラサラの快適な着ごこちで過ごせます。洗濯後の乾きも早いため、数枚準備しておけば毎日着まわせるでしょう。
他にも、タンクトップや半袖、縫い目のない商品など、バリエーション豊かな品揃えがあります。
【脇汗ジミの黄ばみ対策】黄ばみが気になる時の洗濯方法

お気に入りの衣服が脇汗で黄ばんでしまうと、残念ですよね。
黄ばみは、衣服についた汗や皮脂汚れが酸素と結びつき、酸化することで起こります。そのため、一度着た衣類は放置せず、早めに洗濯して黄ばみを予防しましょう。
発生した黄ばみは、時間の経過とともに繊維の奥深くまで入り込み、普通の洗濯ではなかなか落とせなくなってしまいます。
ここでは、しつこい黄ばみができてしまったときの洗濯方法を2つ紹介します。
重曹を使う洗濯方法
重曹にはタンパク質を分解させる働きがあるため、黄ばみの除去に効果的です。お湯に溶かして浸け置きする以外に、ペースト状にして使う方法があります。
●浸け置き洗いの方法
- 1.40℃くらいのお湯500mlに、重曹を大さじ1入れて溶かし、衣服を1時間程度浸けておきます。しつこい黄ばみを軽く揉み洗いしましょう。
- 2.いつもどおり洗濯をします。
●重曹ペーストを使う方法
- 1.水と重曹を1:2の割合で混ぜ、重曹ペーストを作ります。
- 2.重曹ペーストを直接黄ばみに塗り込み、30分ほど置きます。繊維に馴染むよう、しっかりと揉むことがポイントです。
- 3.ペーストをすすいで落としてから洗濯機で洗濯しましょう。
酸素系漂白剤を使う洗濯方法
もう1つの方法は、酸素系漂白剤を使用することです。
酸素系漂白剤はほとんどの色柄ものに使えますが、デリケートな生地を洗う前は必ず洗濯タグを確認しましょう。
●酸素系漂白剤を使う方法
- 1.酸素系漂白剤を使う前に、40℃くらいのお湯で予洗い(よあらい)します。皮脂汚れは冷えると固まってしまうので、予洗いには必ずお湯を使用してください。
- 2.予洗いが終わったら、洗濯用洗剤で黄ばみを揉み洗いして、すすぎます。
- 3.40℃くらいのお湯に規定量の酸素系漂白剤を投入し、衣服を30~60分ほど浸け置きします。
- 4.漂白剤をすすいだら洗濯機で洗濯します。
効果的な脇汗対策で、汗ジミ・ニオイを軽減!

今回の記事では、脇汗の原因や、効果的な汗ジミ・ニオイ対策についてご紹介しました。
脇汗を気にするあまり、おしゃれやアウトドアを楽しめないのはもったいないですよね。
今回ご紹介した汗取りパッド付きインナーなど、ご自身に合った脇汗対策を実践して、ストレスフリーな夏を過ごしませんか?
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