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Column コラム

Column04 コートと肌着

男にとって、コートは、一番“気持の入る服”ではないでしょうか。

「スーツは仕事に対する考え方が映り、コートは人生に対する考え方が映る」、そんな雰囲気があります。映画でも登場人物の性格付けに使われるように、着こなし次第で着る人の内面や精神性を映す服といえます。

タフで哀愁感の漂うトレンチコート。ちょっとスノッブなチェスターコート。センチメンタルに孤独感の入り交じったPコート。ラフさの中に少年ぽさが残るダッフルコートなど、それぞれのコートに映画のワンシーンが重なります。

服を“着こなす”感性は、究極のところ二通りだと思います。「服に自分を合せるか」と「自分に服を合わせるか」です。

服には、それぞれ意味や印象があります。例えば、伝統的な服であればTPOのような規範的な印象があり、モードの服であればデザイナーの付与する意味性があります。

この服を着るとどんな印象か、この服にはどういうイメージのコーディネートがいいか、誰でも考えたり思い描いたりしたことがあると思います。コーディネートや着こなしという行為は、自分の描いたイメージを具現化することでもあるのです。服の印象に自分を合せると、立ち振る舞いまでそうなります。なりたい人物像で服を選ぶと、気分や気持までその人物のようになります。

そのどちらにせよ、イマジネーションが大切です。イマジネーションをはっきりと描けたとき、「雰囲気のある着こなし」ができるのです。「コートのイメージに自分を合せる着こなし」か「自分の描いたイメージに合うコートを選ぶか」というわけです。

そういう意味でも、コートは、イマジネーションを拡げてくれるアイテムの一つです。このシーズン、自分の行動や考えに折々の気分を足して、一着のコートからセルフイメージを描いてはいかがでしょう。

コートの着こなしのイメージを描くとき、忘れてならないのが肌着です。例えば、Vのニットにマフラーを決めてコートを羽織るコーディネートでは、ニットの胸元から肌着が見えないよう注意しましょう。〈SEEK〉でいえば、「深めのUネックのロングスリーブ」がおすすめです。もちろん、ホットマジック(吸湿発熱)なので温かくさわやかな肌触りです。

また、ハーフコートをラフに着こなして、冬の街をランブリング(そぞろ歩き)するときは、ボトムス対策を怠らないようにしましょう。〈SEEK〉なら、「発熱カットオフ®のタイツ」が最適です。ソフトウエストなので腰回りの締め付け感がありません。発熱カットオフ®は、温かさと同時に“まつわりつき感”のない着心地を実感できるはずです。

コートというと、一つの着方や同じ着こなししかないように思えますが、組合せと着こなし次第でその印象は変わります。つまり、いろいろなイマジネーションに合わせて多彩に変化します。

例えば、よく映画で、主人公が朝早く、部屋着の上にコートを羽織って、ルームシューズのまま近所にコーヒーを買いに行くシーンが出てきますが、あれもコートの着こなしだと思うのです。コートを羽織っただけの無造作感が“絵”になっています。

とはいえ、〈SEEK〉のタイツに、そのままコートを羽織ってコンビニに行くようなことは、くれぐれもなさらぬように… 無造作が、ただ“滑稽”になってしまいます。

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