2024.03.14

レディース
身だしなみ 季節

浴衣のインナーって何を選べばいい?普段のインナーで代用可能?

素敵な浴衣をおしゃれに着こなしたい!と思う女性は多いのではないでしょうか。
しかし、浴衣を手に入れたのはいいものの、下着はどうすればいいのか分からないという方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は浴衣の下着についてご紹介いたします。和装用でなくても代用できるものがありますので、是非ご一読ください。

浴衣に下着は本当に必要?

まずは浴衣の下着に関する基本的な知識をご紹介いたします。

浴衣に下着って必要ないの?

浴衣を着る際に下着は必要ないと聞いた事がありませんか?

・浴衣に下着がいらないと言われている理由
浴衣はもともと寝間着(パジャマ)のような感覚で着られていました。浴衣で外出することはなかったので、昔は下着を着用する必要はありませんでした。
しかし、現代の浴衣は外出着として用いられるため、身体が透けることや汗ジミを防ぐために何かしら下着を着用しなければなりません。

また、浴衣は、はだけた時に肌の露出をしてしまうことがあるので、露出対策としても下着は必須です。

浴衣にはどんな下着がいいの?

浴衣や着物は直線のまま仕立てられているため、寸胴に着ると見栄えが良くなると言われています。
胸が大きいと凹凸が出ることで、余計なシワが増えたり、絵柄がすっきり見えなかったりすることから、着姿がすっきりせず、美しく見えないと言われています。また、着崩れしやすくなるので、胸のボリュームを抑えるインナーが必要になります。盛れるブラジャーはNGです。
キレイに浴衣が着られる浴衣専用インナーをおすすめします。

・浴衣専用インナーってどんなもの?
浴衣や着物専用として使用されているインナーを、肌襦袢といいます。
吸水性に優れたものが多く、浴衣や着物を汚さないようにする役割もあります。この肌襦袢は2つのタイプがあり、上下分かれたセパレートタイプと、すっぽりと全身を覆うことのできるワンピースタイプがあります。和装初心者の方にはワンピースタイプがおすすめです。

・和装専用ブラジャーと普段着用のブラジャーの違い
和装専用のブラジャーもあります。普段着用のブラジャーだと胸を大きく見せる機能が付いたものが多い一方で、和装専用ブラジャーは身体のラインを強調しないデザインになっています。

身体のメリハリをなくした方がよりキレイに見えるので、和装の際には専用のブラジャーを付けるのがおすすめです。

和装下着と普通の下着について

和装用下着がおすすめということはお分かりいただけたと思いますが、浴衣のためだけに和装下着を買うのはもったいない気がしますよね。
そこで、普段着用の下着を和装用下着として代用する際のポイントをご紹介いたします。

普段着用の下着で代用するにはどうしたらいいの?

普段着用の下着を和装時に使用する場合は6つの注意点があります。

<持っている下着で代用するときの注意点>

①浴衣から色や柄が透けていないか
②浴衣の袖や襟元から見えていないか
③下着のラインが見えていないか
④暑さ・汗対策できるものか
⑤締め付けが強くないか
⑥盛りブラではないか
⑦裾さばきがよいか

①浴衣から色や柄が透けていないか
浴衣の色がホワイトや淡い色だと下着の色が透けてしまう可能性があります。できればシンプルなデザインで、肌の色に近い色を選ぶと透けにくくなりますよ。

②浴衣の袖や襟元から見えていないか
浴衣は襟元が開いているので、ブラジャーの形にも気を付けなければいけません。バックスタイルがXタイプのものは首の近くに肩紐があるので、襟元から見えやすくなってしまいます。Xタイプやホルダーネックタイプは避けましょう。

③下着のラインが見えていないか
ショーツの場合も、座るときなど下着のラインが目立ってしまう場面があるので、極力身体にフィットしたものを選びましょう。
着物は体のラインが出やすいので、フリルやビジュー付きだと浴衣を着たときに凸凹が目立ってしまう可能性があります。飾りがないものを選ぶと、浴衣がすっきり着こなせます。

④暑さ・汗対策ができるものか
浴衣を着るときの下着はデザインだけではなく、機能性も重要です。
浴衣をきるときは暑さ対策ができる冷触感機能があると、人が多い場所に行っても体温調整がしやすくなります。同時に汗対策ができるものであれば、浴衣の汗ジミ対策もできるのでおすすめです。

⑤締め付けが強くないか
浴衣は帯で体にしっかり固定しますので、締め付け感が強い下着をつけると非常に窮屈に感じることがあります。体にフィットしつつ、締め付け感が強くないものを選びましょう。

⑥盛りブラではないか
盛りブラは和装に向かないため、できるだけ分厚いカップではないノンワイヤーやスポーツブラなどを使うのがおすすめです。

⑦裾さばきがよいか
ブラジャーやショーツの他に、下半身にも肌着を着用すると裾さばきがよく動きやすくなるのでおすすめです。脚の透け対策にも役立ちます。

普通の下着で代用する場合に下着を選ぶポイント

<ブラジャー選びのポイント>

【①形】
和装ブラジャーは体型補整の役割もしており、胸が大きい人は胸のボリュームを下げてくれる役割があります。浴衣を着るときは胸の大きさを目立たなくしてくれるブラジャーをつけると、シルエットがすっきりします。

【②機能】
ノンワイヤーやブラトップは盛りブラや通常のブラジャーとは異なり、締め付け感を感じにくくなっています。体の負担を減らすためにも、リラックスできるノンワイヤーやブラトップを選びましょう。

【③色】
浴衣は薄い生地で作られているので、色柄が派手なデザインは透けてしまうことがあります。肌の色に近いベージュ系の色は透けにくいのでおすすめです。

おすすめ代用ブラジャー

Tuché(トゥシェ) 縫い目ゼロ〈TB2555P〉

Tuché(トゥシェ) 縫い目ゼロ〈TB2555P〉

ノンワイヤーのため締め付け感を軽減してくれます。きりっぱなしなので凹凸がなく浴衣に響きにくいのが特徴です。
取り扱い表示記号(洗濯表示)もプリントされているので、肌への刺激が少ないので敏感肌の方におすすめです。

Tuché(トゥシェ) 【MUSE MAKER】胸を小さく見せるブラ 〈TC7055B〉

Tuché(トゥシェ) 【MUSE MAKER】胸を小さく見せるブラ 〈TC7055B〉

ボリュームと高さを抑え、メリハリが付きにくいので胸の大きい方におすすめです。
ノンワイヤーで、脇のアンダーが高めなので食い込みを軽減します。

ブラジャー一覧

<インナー選びのポイント>

【①形】
襟元から見えないよう襟ぐりが広いものを選びましょう。

【②機能】
汗取りパッド付きや吸汗速乾、冷感インナーなど暑さ・汗対策できるものをおすすめします。
ブラトップなどのカップ付きインナーであればブラもいらないため、さらに快適です。

【③色】
専用インナー同様、肌の色になるべく近いベージュをおすすめします。

おすすめ代用インナー

COOLMAGIC(クールマジック)汗取り付スリップ<MC6094>

COOLMAGIC(クールマジック)汗取り付スリップ

吸汗速乾素材でベタつきにくく、抗菌防臭加工付き。また、汗取りパッドが付いているので浴衣に汗ジミが付くのを防げます。

the GUNZE(ザグンゼ)【さらっと綿100%】汗取り付きタンクトップ<CK3753>

the GUNZE(ザグンゼ)【さらっと綿100%】汗取り付きタンクトップ<CK3753>

綿100%で肌にやさしく、吸湿性が高いインナーで、浴衣内をムレにくくコントロールします。
さらさらした肌触りも魅力です。

タンクトップ一覧

キャミソール一覧

ブラトップ(カップ付きインナー)一覧

<ショーツ選びのポイント>

【①形】
浴衣はヒップ辺りがぴったりとしているため、下着の形がわからないものを選びましょう。

【②機能】
浴衣を着た時に響かないよう、生地の折り返しや縫い目がないものを選びましょう。

【③色】
裾から見えてしまった際にわかりにくい、肌色に近いベージュがおすすめです。

おすすめ代用ショーツ

Tuché(トゥシェ) 縫い目ゼロ ハーフショーツ〈TV2370K〉

Tuché(トゥシェ) 縫い目ゼロ ハーフショーツ〈TV2370K〉

縫い目ゼロ・きりっぱなしなので浴衣に響きにくいのが特徴です。
肌にやさしく、ストレスフリーな穿き心地で、浴衣を着る際に最適なショーツといえるでしょう。肌の色に近いベージュを選べば、浴衣からショーツが透けてしまう心配もありません。

<下半身用インナー選びのポイント>

【①形】
浴衣に響かないように装飾の無いものを選びましょう。

【②機能】
吸水速乾素材など汗を吸うものを選びましょう。
また、裾さばきをよくするために、滑りやすい素材がおすすめです。

【③色】
専用インナー同様、肌の色になるべく近いベージュをおすすめします。

おすすめ代用インナー(ペチコート・ペチパンツ)

ADVANCE LABEL(アドバンスレーベル)ロングフレアパンツ〈MA4267〉

ADVANCE LABEL(アドバンスレーベル)ロングフレアパンツ〈MA4267〉

ウエストと裾はフラットなきりっぱなし仕様になっているので、ウエストがくい込みにくく、浴衣にも洋服にも合わせやすいペチパンツです。薄くて、軽いサラッとドライな素材で浴衣やスカートの下に一枚はくことで下半身のべたつきや貼りつきを軽減します。

ペチコート・ペチパンツ一覧

まとめ

浴衣を着るときには、インナー選びも重要です。暑さ・汗対策も叶う多機能インナーも多く展開されていますので、自分に合ったものを選べます。髪型やネイルだけではなく、インナーにも気を配って美しく浴衣を着こなし、素敵な夏の思い出を作ってください。

浴衣のインナーって何を選べばいい?普段のインナーで代用可能?

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