そけい部とは、左右の太ももの付け根に沿って伸びる線の部分を指します。下腹部と呼ばれる場所にあたり、股関節の前方に位置しています。そけい部には、男性では精索（精管・血管・神経・リンパ管を含んだ管）女性では子宮円索（卵管付着部の前方よりそけい部に沿って、左右に伸びる円紐状の靭帯）が通っています。

かゆみが起きる原因

ショーツによってそけい部の肌が擦れると、刺激を感じてかゆみが生じやすくなります。また、くりかえし擦れることでかぶれてしまうこともあります。

こういったかゆみやかぶれは、締め付けがきつい下着をはいていることが原因のほか、下着の素材によっても起きやすくなります。具体的には、ポリエステルなどの化学繊維の下着で起きやすいと言えます。特に肌が弱い方や敏感になっているときには化学繊維によるかゆみやかぶれを起こしやすいと考えられます。

痛みが生じる原因

ショーツは基本的に入浴時以外、ずっと身につけているものですよね。そのため、長時間にわたってショーツのゴムが肌に当たっていると、徐々に痛みを感じてくることがあります。もちろん、ゴムが肌に食い込むほどきついショーツでは、短時間でも痛くなってしまいます。

黒ずみが起きる原因

ショーツによってそけい部に黒ずみが起きる原因は、その部分の皮膚にメラニン色素が沈着してしまうからです。
肌に刺激を感じると、体は肌を守る防御機能としてメラニン色素を作ります。本来であれば、メラニン色素は肌の生まれ変わり（ターンオーバー）と一緒にはがれ落ちるため、しばらくすると元の状態の肌に戻ります。
しかし、ショーツのゴムによる刺激を受け続けると、ターンオーバーのスピードよりメラニン色素が作られるスピードのほうが速くなり、色素沈着が起こり黒ずみになってしまうのです。さらに、そのような状態が続くと、黒ずみ部分の皮膚がザラザラしてしまうこともあります。

ショーツ選びのポイント

・足ぐりにゴムを使っていないものを選ぼう
足ぐりにゴムが使用されているショーツは、締め付けを感じやすくなります。足ぐりにゴムを使用していないタイプや1分丈のショーツを選ぶのがおすすめです。

・縫い目がない無縫製タイプを選ぼう
縫い目がない無縫製ショーツなら、ショーツが肌に食い込みにくく、締め付け感を軽減してくれます。また、肌との段差もできにくいので、着こなしのシルエットにショーツラインが響きにくいというメリットもあります。

・肌にやさしい綿混素材のものを選ぼう
前述したように、肌が弱い方や敏感になっていると化学繊維によるかゆみやかぶれを起こしやすいので、天然素材の綿を使用したショーツを選ぶことをおすすめします。綿素材は肌あたりが良く、肌が敏感な方も安心して着用できます。

おすすめショーツ

・レギュラーショーツ（ひびきひくい綿85％） <HZ5162>

こちらは綿85％の1分丈ショーツです。肌触りのやさしさとフィット感で、穿き心地は快適です。裾部分は切りっぱなしで縫い目がないので、そけい部をしめつけにくいのが特徴です。細身のパンツやタイトなスカート・とろみ素材のスカートなどでもショーツのラインが出にくく、シルエットに響きません。

・KIREILABO(キレイラボ)　完全無縫製　レギュラーショーツ <KL2070R>

縫い目がないので、そけい部やウエスト部分への締め付けストレスを軽減します。また、取り扱い表示記号(洗濯表示)が転写プリントなので、肌あたりの良さも抜群です。

▶▶その他の完全無縫製ショーツはこちら

▶▶ショーツ特集「そけい部らくちんショーツ」のご紹介はこちら

ショーツによる締め付けでそけい部のかゆみ・痛み・黒ずみを感じている方は、無縫製タイプや綿素材タイプなどのショーツを試してみてくださいね。