2024.03.27

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身だしなみ 季節

意外と盲点!?下半身(お尻・太もも)の汗対策

暑くなってくると、お尻や太ももの内側や裏側に汗をかきやすくなります。気づいたらお尻や太ももに汗ジミができていて、ヒヤッとした経験がある方も多いのではないでしょうか。ミーティングやランチなどの後、椅子から立つのが怖い…なんてこともありますよね。そこで今回は、暑くなる季節を前に知っておきたい下半身の汗対策をご紹介します。

【監修者】いのうえ皮フ科クリニック 院長 井上和之

【監修者】いのうえ皮フ科クリニック 院長 井上和之
京都府立医科大学卒業後、国立病院機構舞鶴医療センターを経て、現職に。日本皮膚科学会認定専門医、日本皮膚科学会正会員、日本皮膚外科学会正会員。

■ 【アンケート】 お尻や太ももの汗、気になったことある?

【アンケート】 お尻や太ももの汗、気になったことある?

汗が気になる部位として最も多かったのは「脇」でした。たしかに脇は汗をかきやすく、服にも汗じみになりや
すいので気になりますよね。
続いて多かったのは、「お尻や太もも」でした。意外と気になっている方が多いことがわかります。
長時間デスクワークで座っているとき・電車で座っているとき・自転車を漕いでいるときなどに、お尻や太ももには汗をたくさんかいてしまいますし、すぐに拭ける場所でもないので不快感も強くなりますね。

■ 汗をかきやすい部位とは?太ももやお尻に汗をかくのはなぜ?

汗をかきやすい部位とは?太ももやお尻に汗をかくのはなぜ?

汗をかきやすい部位とは

体の中にも汗をかきやすい部位とそうでない部位がありますよね。汗は、汗腺と呼ばれる皮下組織内にある皮脂腺から分泌されます。汗腺は全身に分布していますが、中でも顔や背中・胸・足の裏・手のひらなどに多く存在します。そのため、これらの部位は汗をかきやすいのです。

汗腺の量としては、太ももやお尻は決して多い部位ではありません。それにも関わらずこれらの部位に汗をかきやすいのには、行動や生活習慣などの理由も関連していると言えるでしょう。

太ももやお尻に汗をかく理由

太ももやお尻に汗をかいてしまう場面として、このようなシチュエーションが思い浮かびます。

・椅子に長時間座っているとき
・自転車を漕いでいるとき
・緊張したとき

中でも一般的にイメージがつきやすいのは「座っているとき」ではないでしょうか。座っているときは、体と椅子の密着度が高く、通気性が悪いため、汗をかきやすく&蒸れやすくなるのです。

■ 汗をかきすぎるのって病気?

汗をかきすぎるのって病気?

汗をかくことは体温維持・体の機能維持に必要ではあるものの……

そもそも汗をかく理由は、汗が蒸発するときに体の表面の熱を奪うことで体温が上がりすぎた体を冷やすためです。汗には、体温を一定に保ち体の機能を正常に働かせる役割があるのです。

ですが、「快適な温度環境にある中でも急に汗が噴き出る」「周りの人は汗をかいていないのに、自分だけ大量に汗をかいている」「座っていると、びしょびしょになってしまうほど汗が出る」といった場合、多汗症やホルモンの代謝異常・自律神経の異常など何らかの病気が関連している可能性があります。

【医師からの一言コメント】
多汗症は、全身性多汗症と局所性多汗症に分類されます。全身性多汗症は、体全身に多量の汗をかくものです。全身性多汗症のなかでも明らかな原因が特定できるものを続発性全身性多汗症と呼びます。原因には、甲状腺機能亢進症や低血糖、更年期、薬剤による影響などが挙げられます。局所性多汗症は、主に手のひら、額、わきの下、足の裏などに多量の汗がでるものを指します。多汗症からいろいろな病気の発見につながることもありますので、症状に気が付けば皮膚科を受診してください。

過剰な汗と自律神経の関係

過剰な汗には、自律神経の乱れが関係していることがあります。
自律神経とは、臓器や体温調節・消化活動など、人が生きていく上で欠かすことのできない機能を無意識にコントロールしている神経です。

自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあり、これらがバランスを取ることで上記のような機能を調整しています。

過剰な汗と自律神経の関係

・交感神経:緊張を司る(日中の活動中に優位になる)
・副交感神経:休息を司る(睡眠時やリラックス時に優位になる)

しかし、このバランスは精神的ストレスや慢性的な睡眠不足・環境の変化などさまざまな要因によって崩れてしまいます。すると、
体の機能調節がうまくいかなくなり、体のいろいろな部位にいろいろな異常が現れるのです。過剰な汗もその一つです。

自律神経のバランスを整えるためには、ストレスをためない・十分な睡眠をとる・生活リズムを整えるなどの対策が必要になります。自分なりのストレス解消方法を見つけて上手に発散できるようにしたり、安心して眠れるよう就寝環境を整えたり、早寝早起きなど日々の生活リズムの改善を意識しましょう。

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■ 太ももやお尻、下半身の汗対策

太ももやお尻、下半身の汗対策

最後に、男女別のお尻や太ももの汗対策についてご紹介します。

男性はこちら▼

女性はこちら▼

【男性向け】通気性の良いボクサーパンツやステテコを着用する

COOLMAGIC(クールマジック)【メッシュ】ボクサーパンツ <MC3280H>

【男性向け】通気性の良いボクサーパンツやステテコを着用する

凹凸感のある鹿の子素材を使用し、さらっとした穿き心地で汗のベタつきを軽減し、お尻周りの汗対策に役立ちます。吸収力に優れ、身体をドライに保ち、イヤなニオイの成分を分解、吸着し、汗のニオイを軽減してくれます。

なお、こちらの製品にはロング丈もあります。太ももの汗がズボンに染みるのが気になる方におすすめです。

COOLMAGIC(クールマジック) ロングボクサー <MC3285H>

COOLMAGIC(クールマジック) ロングボクサー <MC3285H>

・ BODY WILD(ボディワイルド)【腰ゴムなし】エアーズボクサーパンツ(メッシュタイプ)<BWY909F>

BODY WILD(ボディワイルド)【腰ゴムなし】エアーズボクサーパンツ(メッシュタイプ)<BWY909F>

ウエストゴムのないボクサーパンツです。レーヨン使用のストレッチメッシュ素材を使用しているから、通気性は抜群。下半身に汗をかきやすい方でも快適に着用できます。また、ウエストゴムがないので、締め付けの少ないラクな穿き心地です。さらに、ウエスト・裾が切りっぱなしになっているので、生地のかさばりや縫い目が少なく肌あたりのよい着用感になっています。

COOLMAGIC(クールマジック)【接触冷感】ニーレングス <MC1807H>

・ COOLMAGIC(クールマジック)【接触冷感】ニーレングス<MC1807H>

吸汗速乾仕様なので、体から出た汗やムレを吸収して素早く外に逃します。太ももの汗が染みにくく、ドライな着心地を叶えてくれます。さらに、接触冷感機能が、肌が生地に触れた瞬間、素早く身体の熱を逃すため、暑い日もひんやり感があります。また、消臭作用でイヤなニオイの成分を分解、吸着し、汗のニオイを軽減します。

【女性向け】通気性が良く汗を吸収しやすい素材のショーツやインナーボトムスを着用する

KIREILABO(キレイラボ)【完全無縫製】【ひんやり軽い】レギュラーショーツ <KL7270>

【女性向け】通気性が良く汗を吸収しやすい素材のショーツやインナーボトムスを着用する

接触冷感の素材で、肌が生地に触れた瞬間、ひんやり気持ちよく、さらっとした肌触りが暑い日にぴったりです。お尻周りに汗をかきやすい方でも、ドライな着心地で着用できます。また、縫い目がないので肌あたりがよく、洗濯タグも転写プリントにすることで肌への刺激を軽減します。ショーツのラインが目立ちにくく、シルエットがきれいに見えます。さらに、グンゼオリジナルのうるおいの保湿「スキンタッチ加工」で、肌にやさしい着心地と風合いを生み出しました。

なお、こちらの商品にはメッシュタイプもあります。柔らかいメッシュ素材で通気性が高く、吸汗速乾性に優れているので、暑い夏におすすめです。

KIREILABO(キレイラボ)【さわやかメッシュ】レギュラーショーツ <KL7570>

・ KIREILABO(キレイラボ)【完全無縫製】【ひんやり軽い】レギュラーショーツ<KL7270>

COOLMAGIC(クールマジック)【素肌さらり】 レギュラーショーツ (2分丈)<MC7163N>

COOLMAGIC(クールマジック)【素肌さらり】 レギュラーショーツ (2分丈)<MC7163N>

きりっぱなしが気持ちいい、汗でのベタつきがない素肌さらりインナーシリーズです。吸汗速乾で汗がすばやく乾き、ベタつきを軽減。お尻周りや太ももの汗対策に最適です。薄手ながらUVカット機能がついているのも嬉しいところです。

ADVANCE LABEL(アドバンスレーベル)ロングフレアパンツ <MA4267>

・ ADVANCE LABEL(アドバンスレーベル)ロングフレアパンツ<MA4267>

スカートやワイドパンツ・その他ボトムの下にはくフレアパンツです。下着や足の形が透けるのを予防するのはもちろん、薄くて軽いドライな素材なので下半身の汗ジミ・ムレ対策にもぴったり。一枚持っているととても便利なアイテムです。

Tuché(トゥシェ)【ペチレギ】7分丈レギンス <THF54R>

・ Tuché(トゥシェ)【ペチレギ】7分丈レギンス<THF54R>

汗によるベタつきやハリつきを抑える優秀アイテムです。ペチコートよりもフィット感があるので、細身のパンツの下にはいてもかさばることなくすっきり着用できます。淡色のボトム着用時に気になる下着の透け防止対策にもぴったり。短めの7分丈なので、足首が見えるボトムスの下にも着用できます。

なお、こちらの商品には9分丈もあります。「お尻や太ももには汗をかくものの、足首周りの冷えは気になる」といった方にはこちらがおすすめです。

Tuché(トゥシェ)【ペチレギ】9分丈レギンス <THF55R>

・ Tuché(トゥシェ)【ペチレギ】7分丈レギンス<THF54R>

その他の対策方法

インナーで汗対策をする他、以下のような対策も役立ちます。男女共通で使える方法なので、ぜひ試してみてください。

・汗ジミの目立ちにくい色の衣類を選ぶ

汗をかいてしまっても焦らずに済むよう、汗ジミの目立ちにくい色の衣類を選びましょう。汗ジミが目立ちにくいのは、黒や紺色などの濃い色です。反対にグレーなどは汗で濡れると色が濃くなって目立ってしまいます。汗が気になる方は暑い時期は避けたほうが良いかもしれませんね。

・制汗剤で対策をする

汗を抑える効果のある制汗剤を朝着替える前に太ももやお尻などにもつけておくと、汗対策になります。

まとめ

意外と盲点!?下半身(お尻・太もも)の汗対策

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